今回は「里芋」のおいしさを保つ保存方法をご紹介します。里芋は湿気と乾燥に弱く、冷えすぎると低温障害を起こしてしまうデリケートな食材です。常温保存、冷凍保存など、状況に合わせた保存方法を選び、里芋のおいしさを保ちましょう。記事後半では里芋の皮のむき方や切り方もご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
【里芋の保存方法】長持ちさせるコツは湿気と乾燥を防ぐこと!
- 目次
- 【常温】里芋の保存方法
- ①里芋を新聞紙で包む
- ②10~20℃くらいの風通しのよい場所で保存
- 【常温・紙袋を使う】里芋の保存方法
- 【冷凍・生のまま】里芋の保存方法
- 【冷凍・ゆで】里芋の保存方法
- 【大見出し】保存にも役立つ!里芋の皮のむき方と切り方
- 里芋の保存は温度管理をしっかりと
【常温】里芋の保存方法
里芋は、暑すぎず寒すぎない場所で保存することがポイントです。特に冷えすぎると低温障害を起こし、斑点などが出てしまうだけでなく、食味も落ちてしまいます。気温に合わせて、しっかりと保存場所を選びましょう。まずは常温保存の方法をご紹介します。
①里芋を新聞紙で包む
湿気から守るため、必ず新聞紙で包むようにしましょう。
②10~20℃くらいの風通しのよい場所で保存
💡ワンポイント豆知識💡
里芋を洗うと、表面に残った水によってカビが発生するおそれがあります。土つきのまま保存しましょう。
【常温・紙袋を使う】里芋の保存方法
里芋は湿気や乾燥に弱く、とてもデリケートな野菜です。購入したらすぐに洗わず、乾燥や傷みを防ぎながら保存することが大切!ここでは、紙袋を使った常温保存の方法をご紹介します。
①キッチンペーパーで里芋を包む
里芋は湿気や乾燥に弱い、とてもデリケートな野菜です。土のついた状態であっても洗わず、そのままキッチンペーパーで包み、乾燥を防ぎましょう。
②包んだ里芋を紙袋に入れる
③紙袋の口を閉じ、10~20℃くらいの風通しのよい場所で保存
【冷凍・生のまま】里芋の保存方法
里芋は冷凍保存も可能です。生のまま冷凍することで、長期間保存でき、使うときは凍ったまま調理できるので便利です。ここでは、冷凍でおいしく保存する方法をご紹介します。
①里芋をよく洗い、皮を剥く
②塩をふって水洗いし、水気をしっかりと切る
塩をふって洗うことで、表面のぬめりが取れやすくなります。
③冷凍用保存袋に里芋を入れ、冷凍庫で保存
使用する際は解凍せず、凍った状態のまま煮物などに加えて、必ず加熱調理をしてください。
【冷凍・ゆで】里芋の保存方法
里芋はあらかじめゆでてから冷凍すると、加熱時間を短縮でき、調理がスムーズになります。凍ったまま煮物や炒め物に加えられるので、作り置きや時短調理に便利です。
①沸騰したお湯で里芋をゆで、軽く火が通ったらザルにあげて流水にさらす
②手で皮を剥く
③冷凍用保存袋にゆでた里芋を入れ、広げた状態にして冷凍庫で保存
均一に冷凍するため、できるだけ広げて里芋が重ならないようにしましょう。 使用する際は解凍せず、凍った状態のまま煮物などに加えて、必ず加熱調理をしてください。
【大見出し】保存にも役立つ!里芋の皮のむき方と切り方
さてここからは、里芋の皮のむき方と切り方を動画と共にご紹介します。覚えておけば、調理するときはもちろん、保存するときにも役立ちますよ。ぜひマスターしてくださいね。
里芋の六方剥き
里芋をよく洗ってしっかりと水気を拭き取り、両端を薄く切り落としたら、まずは等間隔に上から下に向かって3面皮をむきます。3面の皮がむけたら残りの3面もむき、6面に仕上げましょう。里芋はぬめりのある食材のため、しっかりと水気を拭き取ってから皮をむくようにしてくださいね。また、指先にお酢をつけておくとかゆみが出にくくなるのでおすすめですよ。
里芋の切り方
六方剥きで皮を向いたら、料理に合わせてカットしましょう。筑前煮などの煮物に使う場合は四つ切り、グラタンなどに使う場合は輪切りにするのがおすすめです。ぬめりが残っているとすべって危険なので、六方剥きと同様にしっかりと水気を拭き取ってから切るようにしてくださいね。
里芋の保存は温度管理をしっかりと
湿気や乾燥に弱い里芋ですが、温度管理に気をつけることでおいしさを長持ちさせることができます。 また、冷凍保存することで違う食感を楽しめますよ。お好みの調理法に合わせて、保存方法を選んでみてくださいね。クラシルでは、里芋のレシピについてもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

