清涼感のあるスッキリとした香りの「ミント」。デザートやカクテルに添えてあると、見た目がかわいらしいだけでなく、爽やかな香りがアクセントになりますよね。この記事では、ミントの種類やおいしいミントの選び方についてご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね。
ミントの選び方|買い物で役立つ基本の「き」

- 目次
- ミントの種類
- 新鮮なミントの選び方
- ミントを使ったおすすめレシピ
- 爽やか チョコミントブラウニー
- ノンアルコールモヒート
- 鶏ささみとミントのエスニック風チャーハン
- おいしいミントを選んで味わおう!
ミントの種類
ミントはシソ科ハッカ属の多年草で、世界中に広く分布しているハーブの一種です。非常に繁殖力が強く交雑しやすいため、変種も含めると600種以上にもなると言われています。
大きく分けると「スペアミント」、「ペパーミント」、「和種ハッカ」の3つが代表的な品種です。ほかにも「アップルミント」などのフルーツ系のフレーバーミントも人気があります。
■スペアミント
ヨーロッパ中部から地中海が原産地で、数あるミントのなかでも特に歴史が古く、古代ギリシャでは生薬として使用されていました。葉の形が尖っていて槍(Spear)に似ていることが語源とされています。
スペアミントにはメントールは含まれず、香りの主成分はカルボンとリモネン。ペパーミントに比べると穏やかな香りで甘みが強いため、ハーブティーや料理、お菓子、カクテルとさまざまな用途で使われます。
■ペパーミント
ヨーロッパ原産のスペアミントとウォーターミントの交雑種で、日本ではセイヨウハッカとも呼ばれます。ペパーミントの香りの主成分はメントールで、スペアミントに比べて清涼感と刺激が強いのが特徴です。 ミントのなかでも特に薬効が高いとされ、ヨーロッパで薬用に使用されるミントは、ほとんどがペパーミントです。ハーブティーや料理に使うほか、精油成分はオーラルケア用品や湿布薬にも利用されます。
■和種ハッカ(ニホンハッカ)
日本においても「薄荷」と呼ばれるミントの一種が古くから自生していて、江戸時代には栽培されていたようです。メントールの含有量が非常に多く、主に精油を採るために利用されます。 薄荷を蒸留・精製して作られる「ハッカ油」は、虫除けや掃除、身体のケアに使える万能オイルです。
■アップルミント
ヨーロッパ原産の青リンゴのような甘い香りが特徴的なミントで、ハーブティーとして飲むことが多い品種です。葉がやわらかな産毛に覆われているため、ウーリーミントとも呼ばれます。
新鮮なミントの選び方
新鮮でおいしいミントを選ぶには、大事なポイントがあります。
■鮮やかな緑色のもの
まずは色味をチェックします。葉先や茎まで鮮やかな緑色で、シャキッとしたみずみずしいものを選びましょう。鮮度が落ちてくると葉がしおれて、黒ずんできます。
■茎にハリがあるもの
茎にハリがあり、切り口が新しいものが新鮮です。鮮度が落ちると、切り口が黒ずんできます。
ミントを使ったおすすめレシピ
ミントはデザートに添えるか、ハーブティーにして飲むことが多いですが、実は料理や飲み物にも使える使い勝手の良いハーブです。ここでは、ミントを使ったレシピをご紹介します。
爽やか チョコミントブラウニー
チョコミントアイスが好きな方におすすめ!ミントが香るブラウニーです。ミントが入ることで、濃厚なチョコレートに爽やか風味がプラスされ、甘いものが苦手な方でも食べやすくなります。バニラアイスを添えてどうぞ。
ノンアルコールモヒート
ミントを使ったカクテル「モヒート」風のノンアルコールドリンクです。清涼感のあるミントとライムの酸味が爽やかで、暑い季節にぴったり。見た目も華やかなので、おもてなしにもどうぞ。料理やデザートに使用して余ったミントの消費にもおすすめです。
鶏ささみとミントのエスニック風チャーハン
料理にミントを使うのは意外かもしれませんが、東南アジアではミントを料理に使用するのはポピュラーです。油を使うチャーハンはこってりとした仕上がりになることが多いですが、ミントを入れることで、さっぱりとした味わいに仕上がります。ミントの爽やかな香りが楽しめる一品です。
おいしいミントを選んで味わおう!
ミントの種類とおいしいミントの選び方についてご紹介しました。デザートや料理に添えたり、ハーブティーにしたりと、さまざまな使い方で楽しめるミントを、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてくださいね。
クラシルでは、ミントの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。