りんごのような、真っ赤な果皮が特徴のトロピカルフルーツ「アップルマンゴー」。スーパーなどで見かけることはあるものの、マンゴーとの違いや名前の由来、品種など、具体的にはよくわからないという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、アップルマンゴーの特徴のほか、おすすめレシピなどをご紹介します。
アップルマンゴーとは?名前の由来やマンゴーとの違いをご紹介!

アップルマンゴーとは
「アップルマンゴー」とは、ウルシ科マンゴー属に属する果物のことです。
ころんとかわいらしい卵のような見た目をしていますが、熟すと表皮がりんごのように真っ赤に染まることから、この名で呼ばれるようになりました。
熱帯から亜熱帯の温暖な地域でしか育たないため、日本での主な産地は沖縄県や鹿児島県、宮崎県などで、旬は4月中旬から9月にかけて。メキシコやタイ、フィリピンなど海外から輸入しているものも多いので、市場では一年中見かけることができます。
さて、そんなアップルマンゴーの特徴は、トロピカルフルーツらしい濃厚な甘みと芳醇な香り、とろっとジューシーな口当たり。
そのままいただくのはもちろん、ひと手間加えてゼリーやプリン、スムージー、ドライフルーツといったさまざまなスイーツにアレンジできるのもうれしいポイントです。
詳しいアレンジレシピは記事後半でご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
アップルマンゴーの品種
ひとくくりにアップルマンゴーと言っても、種類はさまざま。
日本では、メキシコやブラジルなどで栽培されている「ヘイデン種」や「ケント種」といった品種が有名ですが、その中でも一番メジャーなのが「アーウィン種」です。
アーウィン種は、国内産アップルマンゴーのほとんどを占めるほど盛んに栽培されている品種です。海外産のものより高価ではありますが、その分驚くほど濃厚な味わいと風味を楽しむことができます。ちなみに、台湾から輸入されるマンゴーもこちらの品種で、「愛文マンゴー(台湾マンゴー)」と呼ばれています。
アーウィン種の中でも、自然落下するまで樹上で完熟させた「完熟アップルマンゴー」は逸品!見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
アップルマンゴーとマンゴーの違いとは
アップルマンゴーとマンゴー、一体どのような違いがあるのでしょうか。
実は「マンゴー」とは、ウルシ科マンゴー属に含まれるマンゴーの総称で、マンゴーという品種自体が存在しているわけではありません。
マンゴーの品種は非常に多く、その数なんと数100種以上!今回ご紹介したアップルマンゴーはもちろん、日本でもおなじみのアルフォンスマンゴーやペリカンマンゴーなど、品種によって甘みや風味、見た目などの特徴もガラッと変わるんですよ。