王冠のような形が特徴の焼き菓子「クグロフ」。のどかな自然に囲まれたフランス・アルザス地方では、クリスマスなど特別な日に焼くとっておきの一品として、古くより親しまれています。今回は、そんなクグロフの特徴のほか、味わいや食べ方などをご紹介!おすすめレシピも登場するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フランスの発酵菓子「クグロフ」とは?歴史や味の特徴についても解説!
- 目次
- クグロフとは
- クグロフの基本の作り方
- クグロフの味わいは?おいしい食べ方もご紹介
- 特別な日に作りたい!クグロフのおすすめレシピ
- 意外と簡単!クグロフをおうちで作ってみよう
クグロフとは
クグロフとは、フランスのアルザス地方発祥の、イーストを使って作る発酵菓子です。
王冠のような独特の型で焼き上げるのが特徴で、ブリオッシュに近い、ふんわりとした食感が楽しめます。斜めに溝模様が入った見た目は華やかで、現在では朝ごはんやおやつ、贈り物、お祝いなど幅広いシーンで楽しめる定番のスイーツとして、ヨーロッパ各地で親しまれているんですよ。
そんなクグロフですが、その作り方や味わいは地域によってガラッと変わります。王冠のような見た目は共通ですが、フランスだとブリオッシュのような発酵生地を、オーストリアではバターケーキに似た生地で作るのが一般的なのだとか。
サイズの幅も非常に広く、両手で抱えるほど大きいものから手の平サイズのものまでさまざま。大きさ違いのクグロフが、パティスリーやベーカリーの店頭にずらっと並ぶ光景もめずらしくありません。
💡ワンポイント豆知識
フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットが愛したお菓子としても有名で、彼女の代名詞ともいえるセリフ「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の「お菓子」は「クグロフ」を指しているのでは、という説もあるんですよ。
クグロフの基本の作り方
王冠のようなかわいらしい見た目が魅力のクグロフ。手作りするのは難しそうに見えますが、クグロフ型さえ用意すれば意外と簡単に作れるんです!
クグロフの基本的な材料は、小麦粉と卵、バター、砂糖、イースト、塩。クグロフの本場、フランス・アルザス地方では、アーモンドや洋酒漬けにしたレーズンを加えたり、仕上げに粉砂糖をふるうのが定番なのだそうです。
これらの材料を混ぜ合わせ、ふっくら膨らむまで発酵させたらバターを塗ったクグロフ専用の焼き型に生地を入れます。再度発酵させたら、あとは焼くだけ!オーブンでこんがりと焼きあげることで、外はさくさく、中はふんわりとした食感に仕上がります。
また、最近では、おうちでクグロフが手軽に作れるよう、イーストの代わりにベーキングパウダーを使って、生地を発酵させなくても作れるレシピも増えてきました。この記事でも後半でベーキングパウダーを使ったレシピをご紹介するので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
クグロフの味わいは?おいしい食べ方もご紹介
最初の方でもご紹介した通り、クグロフはヨーロッパ各地で親しまれているスイーツです。特に、発祥地であるフランス・アルザス地方の家庭ではクリスマスなど特別な日に焼いて、家族や友人たちと過ごすひとときを楽しむのだそうです。
クグロフの味わいと食感
気になるクグロフの味わいですが、バターと卵の風味が豊かで、ふんわりやさしい口当たりが特徴です。イーストで発酵させた生地ならではの軽さがあり、ブリオッシュに近い食感を楽しめます。
ケーキほど甘さが強くなく、パンよりもリッチな味わいのため、朝食やブランチ、おやつなど幅広いシーンで食べやすいのも魅力といえるでしょう。
そのままいただくのはもちろん、ホイップクリームやジャム、コンフィチュールなどをトッピングすれば、味のバリエーションが広がり、見た目も華やかな一品に仕上がりますよ。
なお、同じフランス菓子であるカヌレと混同されることもありますが、外側をカリッと焼き上げるカヌレとは異なり、クグロフは発酵生地ならではのふんわりとした食感が特徴です。カヌレについては、別記事で詳しくご紹介しているので、こちらもぜひご覧くださいね。

クグロフの楽しみ方と切り方のコツ
また、クグロフは意外にもお酒との相性もよく、クグロフの本場アルザス地方ではシャンパンやワインと一緒に楽しむことも多いのだそうですよ。甘さ控えめの生地だからこそ、大人のデザートとしても楽しめるのだとか。
さらに、クグロフには大小さまざまな大きさのものがあります。大きいサイズのクグロフを切り分けるときは、斜めのラインに沿ってナイフを入れるときれいにカットすることができますよ。ホールケーキのように垂直にカットすると生地がつぶれてしまうこともあるので、形を活かした切り方を意識すると、きれいに仕上がりますよ。
特別な日に作りたい!クグロフのおすすめレシピ
ここからはクグロフのおすすめレシピをご紹介します。小麦粉や砂糖、卵、バターなど身近な材料で作れるレシピばかりなので、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
レモンのクグロフ
シンプルなクグロフにすりおろしたレモンの皮と果汁をたっぷり加えて、後味爽やかな一品に仕上げました。サクッと軽いレモンアイシングの食感がアクセントになり、やみつきになること間違いなし!ふんわり広がるレモンの香りも併せて、ぜひご堪能くださいね。
くるみとレーズンのクグロフ
今年のクリスマスに、くるみとレーズンのクグロフを作ってみませんか?風味づけにラム酒を少し加えて、シャンパンやワインにもよく合う、ちょっぴり大人向けの味わいに仕上げました。ナッツやドライフルーツ、チョコレートを加えるなどアレンジもお楽しみくださいね。
ココアとドライフルーツのクグロフ
混ぜて焼くだけの簡単レシピですが、味は絶品!ココアの上品な風味が効いたクグロフにドライフルーツの酸味、ナッツの食感がよく合い、クセになるおいしさですよ!ティータイムのおやつやおもてなしに、ぜひお試しくださいね。
クグロフ型で可愛く 抹茶のクグロフ
抹茶好きにはたまらない、抹茶クグロフのご紹介です。ひと口食べるとほろ苦い抹茶の風味が口いっぱいに広がり、後引くおいしさですよ。難しい工程もなく簡単に作れるので、お菓子作り初心者の方にもおすすめです。
意外と簡単!クグロフをおうちで作ってみよう
王冠のように上品かつかわいらしい見た目と、ふんわりやさしい味わいが魅力のクグロフ。一見難しそうですが、クグロフ型さえ用意すればおうちでも手軽に作ることができます。
覚えておけば、クリスマスや特別な日はもちろん、ティータイムのおやつなど幅広いシーンで活躍しますよ。この機会にぜひレパートリーに取り入れてみてはいかがでしょうか。