最終更新日 2024.1.25

フランス菓子「エクレア」とは?由来や特徴、シュークリームとの違いについても解説!

フランス菓子「エクレア」とは?由来や特徴、シュークリームとの違いについても解説!

さっくりふんわりとした生地ととろーり濃厚なクリームのコントラストが魅力の「エクレア」。スーパーやコンビニでも見かけるほど身近な存在ではあるものの、名前の語源や意味など、意外と知らないことも多いのではないでしょうか?そこで今回は、エクレアの特徴のほか、シュークリームとの違いやおすすめレシピなどをご紹介します。

  • 目次
  • エクレアとは
  • 生地は同じ!?シュークリームとの違いとは
  • 基本!エクレアの作り方
  • 材料
  • 作り方
  • ふっくらおいしい!エクレアとシュークリームのおすすめレシピ
  • チョコレートエクレア
  • さつまいもエクレア

エクレアとは

「エクレア」とは、細長い形に焼いたシュー生地の間にカスタードやホイップクリームなどを挟み、その表面をチョコレートでコーティングしたフランス発祥のスイーツです。

エクレアの中に挟むクリームは、定番のカスタードやホイップクリームはもちろん、チョコレートやコーヒー、いちご、抹茶などバリエーションもさまざま。クリームと一緒にフルーツを挟んだり、表面をコーティングするチョコレートのフレーバーをアレンジすることもあります。

サクサクのシュー生地ととろっと濃厚なクリームのコントラストや、パクッと食べやすいフォルムが人気を呼び、現在では日本を含め世界中で親しまれているんですよ。

そんなエクレアですが「エクレア」という名前は実は略語で、正式名称は「エクレール(éclair )」と言います。

「エクレール(éclair )」とは、フランス語で「稲妻」を意味する言葉ですが、この名がつけられたのには諸説あるようです。生地の表面にできる亀裂が稲妻のように見えることにちなんでこの名で呼ばれるようになったという説のほか、中のクリームが外に飛び出さないよう、稲妻のような速さですばやく食べなければいけないという説などもあるのだとか。これ以外にもさまざまな説が存在し、エクレールの名前の由来についてはいまだにはっきりとわかっていないのだそうです。

生地は同じ!?シュークリームとの違いとは

エクレアによく似ているスイーツに「シュークリーム」があります。これら2つには一体どのような違いがあるのでしょうか。

そもそも「シュークリーム」とは、丸くふくらんだ生地の中にクリームなどを詰めた、フランス発祥のスイーツのことで、正式名称は「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」と言います。

「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」という名前は、この見た目に由来して名づけられたもの。「シュー(chou)」とは、フランス語で「キャベツ」という意味で、ふわっと丸い見た目がキャベツのように見えることからこの名で呼ばれるようになったのだと言われています。

実はエクレアで使う生地は、シュークリームと全く同じなんです!つまり、エクレアはシュークリームの一種ということになります。
エクレアの生地は細長く、シュークリームはふっくら丸い形に仕上げるのが一般的です。また、エクレアは生地の表面にチョコレートをコーティングしますが、これもエクレアとシュークリームを区別する大きなポイントになります。

エクレアもシュークリームも、ふっくらとしたシュー生地にクリームを詰めた「フランス発祥のスイーツ」なのです。

基本!エクレアの作り方

続いて、エクレアの基本の作り方をご紹介します。一見難しそうに見えますが、ひとつひとつの工程は意外とシンプル。特別な材料や器材も必要ないので、ポイントを押さえればおうちでも作ることができるんですよ!

さっそく、材料や作り方をチェックしてみましょう。

材料

シュー生地

薄力粉、溶き卵、バター、塩、水など。

そのほか

カスタードやホイップなどお好みのクリーム、コーティング用のチョコレートなど。 いちごやバナナ、ブルーベリーといったフルーツも一緒に挟むと、見た目も華やかに仕上がります。

作り方

お鍋にバター、水、塩を入れて火にかけ、沸騰させ、バターが溶けたら火からおろし、薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。このとき、耐熱性のヘラで手早く混ぜ合わせるのがポイントです。

焦げないようにしっかりと混ぜ合わせ、生地がひとまとまりになり、鍋底に薄く膜が張るようになったら火からおろし、溶き卵を少しずつ加えて、その都度よく混ぜます。

丸口金をつけた搾り袋に入れ、クッキングシートを敷いた天板に12センチほどの長さを目安に絞り出します。オーブンで香ばしく焼いたら、シュー生地のできあがりです。

シュー生地の粗熱が取れたら半分にカットし、片方の上面に、湯せんで溶かしたコーティング用チョコレートを塗ります。チョコレートがパリッと固まるまで、しっかり乾かしましょう。

もう片方のシュー生地にお好みのクリームをのせ、チョコレートでコーティングしたシュー生地をその上に重ねたら完成です。

ふっくらおいしい!エクレアとシュークリームのおすすめレシピ

作り方を確認したところで、ここからはおすすめレシピをご紹介します。今回は、エクレアだけでなくシュークリームのレシピもピックアップしました。作るのに少し手間はかかる分、完成したときの喜びはひとしお!ぜひ挑戦してみてくださいね。

チョコレートエクレア

次のお休みに、エクレアを手作りしてみませんか?ココア風味のシュー生地に、ほろ苦さのある濃厚なビターチョコレートクリームがよく合い、リピート間違いなしのおいしさですよ。見た目も華やかなので、ティータイムのお供はもちろん、おもてなしにもぴったり!お好みでフルーツを挟むなど、アレンジもお楽しみくださいね。

さつまいもエクレア

細長く焼き上げたシュー生地に、ほっこりまろやかなさつまいもクリームが好相性!おいしいのはもちろん、仕上げに紫いもパウダーを加えたチョコレートでコーティングすれば、見た目も華やかな一品に仕上がります。さつまいもが旬の季節に、ぜひ作ってみてくださいね。

定番スイーツ シュークリーム

ふっくらと軽いシュー生地に、とろっと濃厚なカスタードクリームをたっぷり詰めて、味もボリュームも大満足な一品に仕上げました。ひと口食べればバニラの風味が口いっぱいに広がります。お店に負けない見た目と味わいで、パーティーやおもてなしでも大活躍すること間違いありませんよ!

レモンチーズのシュークリーム

今日のおやつに、レモンチーズのシュークリームを作ってみませんか?ふっくらとしたシュー生地にレモンの爽やかな酸味、とろっとクリーミーなクリームチーズが絶妙にマッチして、たまらないおいしさですよ。ちょっぴり変わったシュークリームを食べたくなったら、ぜひこのレシピをお試しくださいね。

シュークリームのレシピをもっと知りたい方はこちらをチェック!

おうちでエクレアを作ってみよう!

エクレアの生地は、意外とデリケート。最初のうちは難しいかもしれませんが、コツさえつかめばおうちでもふっくら理想的な生地に焼き上げることができます。普段のおやつや食後のデザートはもちろん、特別な日やおもてなしにもおすすめなので、ぜひレパートリーに取り入れてみてくださいね。

こちらもおすすめ
フランスの洋菓子「カヌレ」とは?名前の由来やおすすめレシピも!
赤ワインの名産地、フランス・ボルドーの修道院に伝わる焼き菓子「カヌレ」。華やかにデコレーションしたものや抹茶を加えたものなど、今までとはひと味違う個性豊かなアレンジが注目され、近年また日本で人気が高まっているんです!そこで今回は、カヌレの特徴や名前の由来のほか、おすすめレシピをご紹介します。
フランスの洋菓子「カヌレ」とは?名前の由来やおすすめレシピも!
2024.7.26 最終更新

人気のカテゴリ