暑い夏の時期に旬を迎える「きゅうり」。この時期のきゅうりは、特にみずみずしさが増し、ポリポリとした食感がたまりません。この時期は、市場にも大量に出回り、価格も安くなるので、買いやすいのも魅力のひとつです。旬の今だからこそ、おいしいきゅうりを選んで賢く使い切りたいですよね。
旬の「きゅうり」をとことん味わう。選び方から長持ちのコツまで教えます!

そこで今回は、きゅうりをとことん味わう「おいしいきゅうりの見分け方」から、「長持ちのコツ」、「おすすめレシピ」までご紹介します。ぜひ新鮮なきゅうりを、最後までおいしく食べ尽くしましょう!
- 目次
- おいしいきゅうりの見分け方
- 太さが均一
- 緑色が濃く、全体にハリとツヤがあるツヤがある
- 表面のイボが尖っている
- 重量感がある
- きゅうりの長持ちのコツ
- 常温保存
- 冷蔵保存
おいしいきゅうりの見分け方
95%も水分を含んでいるきゅうりは、みずみずしい味わいと歯触りの良さが魅力です。水分が抜けたきゅうりは食感や味が落ちるので、水分をたっぷり含んだ新鮮なものを選ぶようにしましょう。
太さが均一
先細りせずに太さが均一なものほど新鮮です。曲がっていても品質に問題はありません。曲がっているものは見栄えが悪いだけであって、味や食感に違いはなく、むしろ安くなっている場合が多いのでお得です。
緑色が濃く、全体にハリとツヤがあるツヤがある
濃い緑色で、全体的にハリがあるものが鮮度が高くて良品です。また、時間と共に両端から水分が抜けていくので、端がしわになっていたり、やわらかくなっていないかもチェックしましょう。
表面のイボが尖っている
表面のイボが鋭く尖っているものが新鮮です。鮮度が落ちるとイボも水分が抜けて元気がなくなります。(イボがない品種もあります)
重量感がある
手に持ったときに、しっかりと重みを感じるものを選びましょう。重いものほど水分がたっぷりと含まれているので新鮮です。
きゅうりの長持ちのコツ
暑い夏に収穫されるきゅうりは寒さが苦手です。そのため、低温で保存すると傷みやすくなるので、10~13℃の環境で保存するのが最適です。夏は冷蔵庫の野菜室、冬の寒い時期は冷暗所での保存がおすすめ。また水分を避け、乾燥から守るのもポイントですよ。
常温保存
①水分を拭き取る
②1本ずつ、キッチンペーパーか新聞紙で包む
③牛乳パックなどの容器に立てて冷暗所で保存する
《ポイント》
・水分が残っていると傷みやすくなるので、丁寧に拭き取ってから保存しましょう。
・育った環境と同じように、立てて保存することで長持ちします。
冷蔵保存
①水分を拭き取る
②1本ずつ、キッチンペーパーか新聞紙で包む
③まとめてポリ袋に入れて軽く口を閉じる
④冷蔵庫の野菜室に立てて保存する
《ポイント》
・キッチンペーパーなどに包んでからポリ袋に入れることで、冷気や乾燥から守ることができます。
・ポリ袋の口は完全に閉じてしまうと通気性が悪くなるので、軽く閉じるくらいにしましょう。
きゅうりを使ったおすすめレシピ
ここからは、きゅうりを使った簡単レシピをご紹介します。和え物や酢の物、漬け物などあと一品欲しいときに活躍するレシピをピックアップしました。おつまみにもおすすめですよ。
簡単におつまみ きゅうりのピリ辛和え
きゅうりのピリ辛和えをご紹介します。火も包丁も使わない手軽に作れる一品です。きゅうりを麺棒で叩くことで、歯ごたえは残しつつ、中までしっかりタレが染みこんでおいしいですよ。めんつゆベースのシンプルな味わいながら、ラー油の辛さがアクセントになっていて、さっぱりした味わいです。箸休めとしてもおすすめです。
材料(2人前)
- きゅうり (計180g)・・・2本
- (A)ラー油・・・小さじ1/2
- (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ2
- 白いりごま・・・適量
- 糸唐辛子・・・適量
作り方
1.きゅうりはピーラーで縞目状に皮をむき、両端を切り落として、麺棒で叩きます。
2.ポリ袋に1を入れて(A)を加え、空気を抜いて口を締め、冷蔵庫で1時間ほど漬けます。
3.味がなじんだらお皿に盛り付け、白いりごまをかけ、糸唐辛子をのせて完成です。
あると嬉しい!シンプルなきゅうりとワカメの酢の物
きゅうりとワカメの酢の物のご紹介です。みずみずしくシャキシャキとしたきゅうりとワカメの食感がたまらないおいしさです。特に蒸し暑い日や食欲がない時には、さっぱりとした味わいでおすすめです。冷蔵庫で冷やしておくとちょっとした箸休めやお酒のおつまみにもなりますね。ぜひこのおいしさを味わってみてください。
材料(2人前)
- きゅうり・・・1本
- 塩・・・小さじ1/4
- わかめ (乾燥)・・・2g
- 水・・・300ml
- (A)砂糖・・・小さじ2
- (A)酢・・・大さじ1
- 塩・・・小さじ1/4
- 白いりごま・・・適量
作り方
1.きゅうりはスライサーで薄切りにして、塩を加えて揉みこみます。10分ほど置き、流水で洗い、水気を絞ります。
2.わかめはパッケージの表記通りに水で戻し、水気を切ります。
3.ボウルに(A)を入れて混ぜます。
4.別のボウルに1、2、3を入れて和えます。
5.塩で味を調え、器に盛り付け、白ごまをかけて完成です。
即席 きゅうりの塩昆布おかか漬け
きゅうりの塩昆布おかか漬けはいかがでしょうか。みずみずしいきゅうりに、塩昆布とかつお節を和えただけという即席なのに驚くほどおいしい一品です。旨みと塩味が効いた塩昆布と風味豊かなかつお節が絡むことで、味わいがよりまろやかに仕上がりました。余計な味付けも一切必要なし。ポリ袋で簡単にささっと作れるのもいいですよね。きゅうりをたくさん消費したいという時、特におすすめです。
材料(2人前)
- きゅうり・・・2本
- (A)塩昆布・・・10g
- (A)かつお節・・・2g
- (A)ごま油・・・大さじ1
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/4
- 白いりごま・・・適量
作り方
準備.きゅうりのヘタは取り除いておきます。
1.きゅうりはピーラーで縞目に皮を剥き、1cm幅の輪切りにします。
2.ジップ付き保存袋に1と(A)を入れて、きゅうりがしんなりするまでよく揉みます。
3.器に盛り付け、白いりごまをかけて完成です。
みずみずしいきゅうりを味わおう!
いかがでしたか?おいしいきゅうりを上手に選び、無駄なく味わうためのコツと簡単おすすめメニューをご紹介しました。きゅうりのみずみずしさや食感をとことん味わえるのは旬の今だからこそ!ぜひこの機会に、旬のおいしさを長持ちさせて最後までおいしく食べ尽くしましょう。