野菜や果物をミキサーにかけて作る「スムージー」。健康志向の高まりとともに、近年はスムージーに特化した専門店なども数多く見られます。この記事では、スムージーの意味や由来のほか、フレッシュジュースとの違い、さらに作り方について詳しく解説します。後半でご紹介するスムージーのレシピも、ぜひチェックしてみてくださいね!
スムージーってなに?普通のジュースとの違いやレシピもご紹介!
- 目次
- スムージーとは
- そもそもスムージーってどんな飲み物?名前の由来は?
- スムージーはアメリカの西海岸で生まれた飲み物
- スムージーとジュースの違いとそれぞれの特徴
- どんな道具が必要?スムージーの作り方
- スムージーのレシピをご紹介
- おうちで、スムージーを楽しもう!
スムージーとは
スムージーとは、新鮮な野菜や果物をミキサーで撹拌して作るドリンクのこと。素材の風味や食感をそのまま楽しめるのが魅力です。
皮ごと使える食材を取り入れることで、食材の持つ栄養を丸ごと摂取できるのもスムージーの特徴のひとつです。近年はグリーンスムージーなどを提供する専門店も増えており、日常の飲み物として親しまれるようになっています。
ここでは、スムージーの名前の由来や基本的な特徴をご紹介します。
そもそもスムージーってどんな飲み物?名前の由来は?
スムージーはフレッシュジュースやミックスジュースとは異なり、野菜や果物を丸ごと使って作るのが一般的です。
素材の持つ自然な甘みや風味を贅沢に味わえる点は、スムージーが注目される理由のひとつだといえるでしょう。また、砂糖や添加物を使わず、誰でも簡単においしいドリンクが作れる点や、その時の気分に合わせてレシピを自由にカスタマイズできる点も魅力です。
かつては凍らせた野菜や果物を使ったり、氷を混ぜて撹拌したりしたものをスムージーと呼んでいましたが、現在ではフレッシュな野菜や果物で作る方法が主流とされてます。「スムージー」という名前の由来は、その滑らかな食感が「スムーズ」であることからきているようです。
スムージーはアメリカの西海岸で生まれた飲み物
スムージーの起源は、1920年代のアメリカ西海岸。健康食品を扱うお店で、健康志向の人々向けに提供されたのが始まりといわれています。
そして、この頃のアメリカは電化製品が広まり始めた時期でもありました。一般家庭にも徐々にミキサーやジューサーが普及し始め、それと同時にスムージーも広まっていったといわれています。
ただ、家庭でもスムージーが作られるようになった当時は、今のように健康のために飲むものというよりは、アイスクリームやヨーグルトのほか、はちみつやガムシロップなどの甘みを加えた、いわばシェイクのような嗜好品でした。
2000年代に入ると、スムージーは再び進化を遂げます。アメリカでは、野菜や果物を加熱せずに食べる「ローフード」という食事法が注目されるようになり、グリーンスムージーがそのスタイルにぴったりな飲み物として人気を集めました。
ちなみに、グリーンスムージーはアメリカに住む一人の主婦が考案したのがはじまりで、その後、世界中に広まっていったとされています。
時代の流れとともにスムージーは形を変えながら進化し、今ではレシピやバリエーションも豊富に。世界中の人々に親しまれる飲み物となりました。
スムージーとジュースの違いとそれぞれの特徴
スムージーとフレッシュジュースは、どちらも果物や野菜を使ったドリンクですが、作り方や飲み心地に大きな違いがあります。まずは主な違いを比較してみましょう。
| スムージー | フレッシュジュース | |
|---|---|---|
| 作り方 | ミキサーで食材をまるごと撹拌する |
ジューサーで果汁だけを搾る |
| 使用する部分 | まろやかでクセが少ない |
渋み・苦味がやや出やすい |
| 食感・飲み心地 | とろっとして濃厚 |
さらっとして軽い |
| 味わいの特徴 | 食材本来の風味をダイレクトに感じられる |
えぐみや苦みが少なく、すっきりした味わい |
| 加える材料の例 | 氷、ヨーグルト、牛乳など |
基本的に果物や野菜のみ |
| 使用する機器 | ミキサー |
ジューサー |
表を見ると、スムージーとジュースは似ているようで、用途や好みに応じて使い分けができることがわかります。ここからは、それぞれの特徴についてもう少し詳しく見ていきましょう。
スムージーの特徴
スムージーは野菜や果物を皮や種ごと使用し、ミキサーで細かく撹拌して作るのが特徴です。食材をまるごと取り入れられるので、素材の自然な甘みや風味をしっかりと楽しめます。
氷やヨーグルト、牛乳などを加えることで、なめらかで飲みやすい仕上がりに。組み合わせによっては、デザート感覚で楽しむこともできます。
ただし、材料のバランスには注意が必要です。特にグリーンスムージーは野菜の量が多すぎると青臭くなることも。
また、使用するミキサーも種や皮も粉砕できるようなハイパワーのタイプを使用する必要があります。かたい食材に対応していないミキサーを使うと故障の原因となる場合があるため、必ず仕様を確認してくださいね。
ジュースの特徴
フレッシュジュースは、ジューサーで果物や野菜の果汁を搾って作ります。皮や種などの固形物は取り除かれるため、すっきりとした飲み心地が特徴です。
スムージーに比べるとさらっと軽く、苦みやえぐみも出にくいので、素材そのもののやさしい味わいを楽しみたいときにおすすめ。朝食のお供やリフレッシュしたいときにもぴったりです。
どんな道具が必要?スムージーの作り方
スムージー作りに欠かせないのがミキサーです。製品によって容量や氷が砕けるかどうかなど機能が異なるため、使用前に取扱説明書を確認しておくと安心です。
ここでは、基本的なスムージーの作り方をご紹介します。お好みの食材を使って、気軽に試してみてくださいね。
材料を準備する
お好みの野菜や果物を、ひと口大に切ります。
使う食材やお好みによって皮や種を取り除いても構いませんが、素材の旨みを堪能するためにもできるだけ丸ごと使うのがおすすめです。
材料をミキサーに入れる
切った野菜や果物をミキサーに入れます。
固かったり、水分が少ない食材の場合は液体も一緒に入れないとミキサーに負担がかかり故障の原因にもなりかねないので注意が必要です。水または牛乳やヨーグルトなど、お好みのものを加えてください。
ミキサーを回す
材料が滑らかになるまでミキサーを回します。
途中で混ざり具合を確認し、スムーズに回らない場合には、水や牛乳などの液体を少しずつ追加しましょう。
グラスに注いで完成
完成したスムージーをグラスに注いだら、できるだけ早めにいただきましょう。
お好みでハーブやスパイスをトッピングするのも、彩りや香りのアクセントが加わっておすすめです。
スムージーのレシピをご紹介
スムージーの由来や作り方がわかったところで、ここからはスムージーのおすすめレシピをご紹介します。バナナとはちみつの豆乳スムージーや、キャベツとリンゴのミントスムージーなど、バラエティ豊かにピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね!
野菜たっぷり グリーンスムージー
さっぱりとした味わいがクセになる!グリーンスムージーをご紹介します。バナナのやさしい甘みをとキウイのほどよい酸味がマッチした、ごくごく飲める一品です。野菜を手軽に摂取したいときにも、ぜひお試しくださいね。
バナナとはちみつの豆乳スムージー
今日のおやつに、バナナとはちみつの豆乳スムージーはいかがでしょうか。豆乳とはちみつの素朴な味わいがたまらない、リラックスタイムのお供にもぴったりの一品です。よりさっぱりとした味わいにしたいときは、凍らせたバナナを使ってみてくださいね。
簡単 ブルーベリーとバナナのスムージー
手軽に作れるブルーベリーとバナナのスムージーをご紹介します。ブルーベリーの甘酸っぱさがアクセントになった、あと引く味わいのドリンクです。見た目が可愛らしいので、おうちカフェを楽しみたいときにもおすすめですよ!ぜひ挑戦してみてくださいね。
ゆず風味柿とリンゴのスムージー
ゆずの果汁とにんじん、柿を使って、色味もきれいなスムージーを作ってみませんか?にんじんと柿の甘さとはちみつの甘みが絶妙にマッチしたやさしい味わいで、ひと口飲むとゆずの香りが鼻を抜けます。いつもとはひと味違うスムージーを飲みたくなったらぜひこのレシピを試してみてくださいね。
キャベツとリンゴのミントスムージー
爽やかな風味がやみつきになる!キャベツとリンゴのミントスムージーをご紹介します。フレッシュなりんごのほのかな甘みと清涼感のあるミントのおかげで飲みやすく仕上がっています。とろっと濃厚な飲み心地を楽しめる一品です。朝ごはんを軽く済ませたい日にもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね!
おうちで、スムージーを楽しもう!
今回はスムージーの特徴や由来などについてご紹介しました。スムージーは、フレッシュな野菜や果物をミキサーで混ぜ合わせて作る飲み物で、おうちでも手軽に作ることができます。朝ごはんやおやつにもぴったりなので、ぜひ気になったレシピに挑戦してみてくださいね。
