「イサキ」いう魚を知っていますか?釣り人からの人気が高く、さまざまな料理が楽しめるおいしい白身魚です。今回はそんなイサキについて、旬や産地、味の特徴、名前の由来などを解説します!記事の後半では、おいしい食べ方やイサキを使ったおすすめレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
イサキってどんな魚?味の特徴や旬、おいしい食べ方について解説!
- 目次
- イサキとは?特徴や名前の由来
- 名前の由来
- イサキの幼魚は「ウリボウ」と呼ばれることも
- イサキの旬や産地は?
- イサキのおいしい食べ方
- イサキを使ったおすすめレシピをご紹介!
- イサキを使った料理を作ってみよう!
イサキとは?特徴や名前の由来
イサキは、スズキ目イサキ科に属する海水魚で、比較的浅く、海藻の多い岩礁に群れて生息しています。約40〜45cmくらいまで成長しますが、市場には20〜30cmくらいの大きさになったものが多く出回ります。
名前の由来
イサキという名前の由来には諸説あります。磯に多くいる魚ということから「磯魚(イソキ)」と呼ばれ、それがなまったという説。また、縞模様が5つに裂けているように見えるため「五裂(イサキ)」と呼ばれたものが転じたという説のほか、縞模様を「斑(イサ)」ということから「斑魚(イサキ)」と呼ぶようになったという説もあるようです。
漢字ではよく「伊佐幾」や「伊佐木」という当て字で表記されますが、このほかにも、イサキの背びれの形が鶏のとさかの形に似ているという理由で「鶏魚」と表記されることがあります。
イサキの幼魚は「ウリボウ」と呼ばれることも
幼魚のころは背びれ側に褐色の縞が3本見られ、これがイノシシと似た特徴であることから、イサキの幼魚は「ウリボウ」「ウリンボウ」などと呼ばれることもあります。
成長していくにつれてこの縞は薄くなり、成魚になると背側は茶色、腹側は銀白色になるのが特徴です。
イサキの旬や産地は?
続いて、イサキの旬の時期や産地について詳しく見ていきましょう。
イサキの旬は5〜7月頃の初夏
イサキはほぼ通年市場に出回りますが、春から秋にかけてよく釣れる魚で、5〜7月頃の初夏に旬を迎えます。この時期は産卵期で、魚が浅いところに群れて集まる、いわゆる「乗っこみ」のシーズンになります。
この時期のイサキは、真子や白子を持っているだけでなく、産卵に備えて魚がたくさんエサを食べるので身がふっくらとし、脂ものるのです。また、旬の時期のものは「梅雨イサキ」や「麦わらイサキ」とも呼ばれ、脂がのって一段とおいしくなると言われているんですよ。
漁獲量は長崎が全体のおよそ三分の一を占める
そんなイサキの魚穫量は、都道府県別では長崎県が全体のおよそ三分の一を占めています。次いで、島根県、福岡県、山口県で漁獲量が多いようです。このことからもわかるように、イサキは対馬海流(石川県〜長崎県にかけて)や黒潮海流(静岡県〜宮崎県にかけて)の暖流の影響を受ける海を好みます。
それでも、日本での分布域は広く、日本海側では新潟県から九州にかけて、太平洋側では宮城県から九州にかけて、また東シナ海、瀬戸内海に棲息しています。ただ、北海道や東北地方など寒い地域での漁獲量は少ないようです。また、南西諸島には棲息していないと言われています。
💡ワンポイント豆知識
長崎県・小値賀のイサキは、一尾ずつ丁寧に釣り上げる「一本釣り」で漁獲されています。網を使わないため魚体が傷つかず、ストレスもかからないため、抜群の鮮度と美しい姿を保てるのだとか。「値賀咲(ちかさき)」という高級ブランド魚として、高く評価されているようです。
イサキのおいしい食べ方
イサキは、あっさりとした上品な味わいの白身魚ではあるものの、身にはまんべんなく脂が含まれていて旨みも感じられます。そのため、さまざまな食べ方で楽しめるのです!ここでは調理方別においしい食べ方をご紹介するので、ぜひお好みのものを見つけて試してみてくださいね。
刺身・カルパッチョ
イサキはクセが少ないため、まずはそのままお刺身で食べるのがおすすめです!刺身のほかにもカルパッチョのほか、薬味や味噌とたたいて混ぜる「なめろう」にしてもおいしくいただけます。表面をサッと炙ったものは、お寿司のネタとしても人気です。
焼き物
イサキといえばやはり塩焼きが定番!シンプルにイサキを楽しみたいときにおすすめの食べ方です。ほかにもソテーやハーブ焼き、ムニエルなど洋風の味つけにしてもおいしく食べられます。皮にも旨味があり、焼いたときの香ばしい風味がたまりませんよ!グリルやオーブン、フライパンなどを使って試してみてくださいね。
煮物
イサキは煮付けにしてもおいしい魚です。しょうゆや酒、みりんなどを使って和風に仕上げるのはもちろん、白ワインで煮込むアクアパッツァにするのもおすすめ!上品なイサキの旨みを堪能してくださいね。
揚げ物
イサキを揚げれば、大満足のおかずができあがります。パン粉をまぶしてサクサクにしたフライにするほか、下味をつけて片栗粉をまぶして揚げると唐揚げに。また、衣を変えて天ぷらにするのもおすすめです。衣とフワフワした身の食感のコントラストは揚げ物ならではなので、ぜひ作ってみてくださいね。
蒸し物
イサキを蒸すと、旨味を閉じ込めたまま身がふっくらと仕上がります。シンプルな酒蒸しのほか、昆布やあさりなどを入れて旨味とプラスしたり、野菜を加えて食べごたえにある一品に仕上げるのもおすすめです。蒸し器がない場合は、手軽にフライパンや電子レンジ、オーブンなどでも作れますよ。
イサキを使ったおすすめレシピをご紹介!
それでは最後に、イサキを使ったおすすめレシピをご紹介します。普段の食事やおもてなし、お酒のあてなどに活用できる、簡単で作りやすいものをピックアップしたので、参考にしてみてくださいね。
いさきのカルパッチョサラダ
イサキはお刺身で食べてもおいしいですが、カルパッチョにアレンジするのもおすすめです!ドレッシングには、すっきりとした酸味が魅力の白ワインビネガーを使って、爽やかに仕上げました。お酒のあてにはもちろん、おもてなしにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
イサキの漬け丼
イサキを漬けにして丼にしました。漬けだれの粗熱を取る時間に、イサキを切ったり薬味の用意をしたりすると効率的に作れますよ。仕上げにのりやかいわれなどの香味野菜をたっぷりのせると満足度もアップします。
オーブンで焼く イサキの塩焼き
魚焼きグリルがなくても、オーブンがあればイサキの塩焼きを簡単に作れますよ!下処理したイサキをオーブンで焼くと、皮はパリッと身はふっくら、焼き目は香ばしく仕上がります。レモンをかけるとイサキの旨みがより引き立ちますよ。シンプルな塩焼きをぜひ召し上がってみてくださいね。
イサキの煮つけ
和食の定番、煮付けでイサキを楽しみましょう!イサキの上品な旨味が甘辛い味つけとよく合います。白いごはんがどんどん進むおいしさですよ!晩ごはんのおかずにぜひ作ってみてくださいね。
イサキの唐揚げ
インパクト抜群!イサキに片栗粉をまぶして、丸ごと揚げた唐揚げもおすすめです。身はふっくらジューシー、皮はサクサクした食感に仕上がります。タレはポン酢と砂糖とごまを混ぜ合わせるだけで作れるのでとっても簡単!白髪ねぎをたっぷりとのせて、このタレをかければ意外にもさっぱりといただけますよ。
イサキを使った料理を作ってみよう!
今回は、イサキの特徴やおいしい食べ方についてご紹介しました。上品でクセのないイサキは、和風の味つけはもちろん、洋風の味つけでも楽しめます。今回ご紹介したおすすめレシピを参考に、ぜひイサキを使った料理を楽しんでみてくださいね。

