肉や魚に卵と小麦粉をつけて焼く「ピカタ」。イタリア発祥の料理で、日本でも家庭料理として親しまれています。簡単に作れて、肉の種類を変えるなどアレンジが楽しめるのも人気の理由のひとつです。今回は、ピカタという名前の意味や歴史、基本の作り方を解説!おうちで作れるピカタのおすすめレシピもご紹介します。
【意外と知らない】ピカタとはどんな料理?由来や発祥、作り方についても解説!
- 目次
- どんな料理?ピカタの特徴と意味
- ピカタってどこの料理?発祥と歴史を解説
- ピカタに使用する定番の食材【肉類・魚類】
- ピカタに使用する定番の食材【野菜・きのこ類】
- ピカタの作り方
- ピカタのおいしいレシピをご紹介
- メカジキのピカタ
- ゴーヤのピカタ
- ピカタで楽しい食卓に!
どんな料理?ピカタの特徴と意味
ピカタとは、薄切りにした肉や魚の表面に小麦粉と溶き卵をつけ、バターで焼いた、イタリア発祥の料理です。
イタリア語では「piccata(ピッカータ)」と表記されますが、このピッカータというのはピカタの語源であり「槍で一突きする」という意味をもちます。薄い肉をフォークで刺して一度裏返すだけで素早く調理できることから、この名前がつけられたのだといわれているんですよ。現在は家庭料理のひとつですが、卵が高価だった時代は「洋食レストランで食べる料理」という認識だったのだそうです。
ピカタの特徴は、シンプルな材料で簡単に作れること。薄切りにした肉や魚を使用するため、短時間で調理することができます。
本場イタリアのピカタには主に仔羊肉が使われるのが一般的なのだそうです。一方、日本では豚肉を使うことが多く、卵液を絡めたあとにソテーするスタイルが広まっています。卵で作る衣はしっとりとしていて、卵のコクによって食材の旨味が引き立ち、シンプルでありながらも満足度の高い一品に仕上がるのも魅力です。
ピカタってどこの料理?発祥と歴史を解説
先程も少し触れたように、ピカタの発祥地はイタリアであり、ロンバルディア地方で広く親しまれてきた料理です。
この地方の定番料理である「フリットゥーラ・ピッカータ」が、現在のピカタの原型だとも言われています。「フリットゥーラ」とは本来、フレンチでいうところの「ポワレ」のように「蒸し焼き」や「ソテー」という意味ですが、油で揚げるという意味の「フリット」と同義語としても使われています。
また、イタリアのピカタはもともと卵は使わず、仔羊肉などの食材に小麦粉をまぶしてバターで焼く料理を指すようで、できあがったものにレモン果汁をかけて食べるのが定番なのだそうですよ。
💡ワンポイント豆知識
日本にピカタが伝わったのは比較的最近のことで、横浜にあるホテルの初代総料理長が日本向けにアレンジしたレシピを考案したのがきっかけなのだとか。このアレンジによって、卵液を使った調理法が定着したといわれています。ちなみにアメリカでは鶏肉で作るチキンピカタが親しまれていて、ケッパーやレモンソースで食べることが多いのだそうですよ。
ピカタに使用する定番の食材【肉類・魚類】
ピカタは肉類や魚、野菜といったさまざまな食材でおいしく作ることができますよ。ここからは、ピカタに使われる食材をご紹介します。まずは、肉や魚類から見てみましょう。
鶏肉
鶏肉はピカタに使われる定番食材です。鶏むね肉や鶏ささみはパサつくイメージがあるかもしれませんが、卵の衣にくぐらせて焼けばしっとりやわらかくなって食べやすくなりますよ。
豚肉
豚肉は、ヒレやロースといった部位が使われることが多いです。卵にマヨネーズや粉チーズを混ぜて豚肉をくぐらせれば、ふっくらと焼き上がります。
白身魚
身がやわらかい白身魚も、ピカタにぴったりの食材です。タラやタイなどを使い、衣にはバジルやパセリといったハーブを混ぜると見た目も華やかになります。
ピカタに使用する定番の食材【野菜・きのこ類】
続いては、ピカタによく使われるおすすめの野菜をご紹介します。野菜によっては卵を絡めて焼けば、野菜特有の風味が和らぎ、野菜が苦手な方やお子様でも食べやすくなりますよ。
野菜
ジューシーななすに卵のコクがぴったり!卵に粉チーズやコンソメを混ぜてしっかり味をつけるとおいしく仕上がります。
パプリカは加熱することで甘みが増し、食感もやわらかくなって食べやすくなりますよ。鶏肉などと一緒に焼いて付け合わせのようにするのもおすすめです。
かぼちゃはじっくりと焼くとホクホクと甘くなり、しっとりとした衣との相性も抜群です。
みずみずしいズッキーニも、ピカタにぴったりな野菜!ズッキーニに卵を絡めたら、ごま油で焼いてポン酢をつけるアレンジもおすすめですよ。
きのこ類
えのきやしいたけ、エリンギなどのきのこもピカタにするととてもおいしいんです!きのこの旨味と卵のコクが相まって、お酒のおつまみにもぴったりな一品に仕上がります。
さまざまな食材で手軽に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。
ピカタの作り方
ピカタの基本的な作り方をご紹介します。
材料
豚肉や鶏肉などお好みの食材
塩こしょう
薄力粉
溶き卵
粉チーズ
オリーブオイル
ケチャップ
作り方
①お好みの食材を食べやすい大きさに切り、塩こしょうで下味をつける
②①に薄力粉を薄くまぶす
③溶き卵に粉チーズを混ぜる
④②に③を絡める
⑤オリーブオイルをひいたフライパンで④を焼く
⑥ケチャップを添えて完成
【ポイント】
・粉チーズのほかに、マヨネーズや青のり、ハーブなどを混ぜてアレンジも楽しめますよ。
ピカタのおいしいレシピをご紹介
ここからは、おうちで楽しめるピカタのレシピをご紹介します。鶏ささみを使った青のり風味のピカタや、ふっくらとしたメカジキのピカタなど、幅広くピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
のり塩風味 鶏ササミのカリカリピカタ
パクッと食べやすい、鶏ささみのカリカリピカタです。青のりの風味と粉チーズのコクがよく合い、箸が止まらなくなるおいしさに仕上がっています。鶏ささみを麺棒でたたいて薄く伸ばすことにより、早く加熱できますよ。ぜひお試しくださいね。
豚肉のチーズピカタ
包丁を使わない簡単レシピ!豚肉のチーズピカタをご紹介します。卵にマヨネーズを加えるとマイルドな味わいになり、よりしっとりとした食感を楽しめます。お酒のおつまみにもうってつけなので、ぜひ作ってみてくださいね。
メカジキのピカタ
やみつきになるおいしさの、メカジキのピカタはいかがでしょうか。シンプルな材料で作るので、メカジキの旨味をシンプルに楽しめますよ。ケチャップをつければお子様でも食べやすくなるのでおすすめです!パンにもごはんにもよく合う、覚えておくと重宝するレシピですよ。
ゴーヤのピカタ
ちょっと変わったピカタが食べたいときは、こちらのレシピがおすすめです。ゴーヤの苦味と卵の風味が絶妙にマッチして、一度食べたらリピート間違いなしのおいしさですよ!とても簡単なので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
エリンギのカレーピカタ
カレーのスパイシーな風味が食欲をそそる、エリンギのカレーピカタを作ってみましょう。衣にカレー粉を混ぜるだけの簡単アレンジですが、ごはんにもよく合うおかずになりますよ。箸休めにもぴったりの一品です。
ピカタで楽しい食卓に!
今回は、ピカタの特徴や由来、おいしいレシピをご紹介しました。簡単でおいしいピカタは、肉や魚だけでなく野菜で作ってもおいしいのがうれしいポイントです。メイン料理にも副菜にもなる便利なメニューなので、ぜひこの機会にお好みの食材で作ってみてくださいね。
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