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ジェラートはアイスクリームと何が違う?自宅での簡単な作り方もご紹介

ジェラートはアイスクリームと何が違う?自宅での簡単な作り方もご紹介

近年専門店もできるほど人気の「ジェラート」ですが、アイスクリームとどのような違いがあるのでしょうか。今回はジェラートの特徴のほか、アイスクリームとの違い、さらにアイスミルクやシャーベットといったアイスの種類について解説します。記事後半では、おうちで楽しめるジェラートの作り方もご紹介!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • ジェラートとは?
  • アイスの種類
  • ジェラートとシャーベットとの違い
  • 簡単だけど本格的!ジェラートのおすすめレシピをご紹介
  • ひんやりおいしい!おうちでジェラートを作ってみよう

ジェラートとは?

ジェラートとは、牛乳や生クリーム、砂糖を混ぜて冷凍したイタリアンスイーツのひとつです。アイスクリームよりも乳脂肪が低く、果物やコーヒー、チョコレート、ピスタチオなどを加え、さまざまな風味を生かしたアイスです。

乳脂肪分は5%前後のため、日本の分類・規格では「アイスミルク」に分類されます。また、空気含有量が35%未満であることや、保存温度がアイスクリームよりもやや高いマイナス12度~15度に設定されています。さっぱり爽やかな味わいや滑らかな口当たり、どっしりとした質感を楽しむことができるのが特徴です。

アイスの種類

アイスクリームとは、牛乳や乳製品などを凍らせて作られる冷たいスイーツです。そのなめらかな口どけの秘密は「空気」。空気を含ませながら凍らせることで、氷のように固くならず、やわらかく仕上がります。一言で「アイスクリーム」といっても、実は含まれる乳成分の割合によって、以下の3種類に分類されます!市販アイスのパッケージ裏や側面の「種類別」という項目に必ず記載されているので、見たことがあるという方も多いかもしれませんね。

実はアイスクリームは、含まれる乳成分の割合によって「アイスクリーム」と「アイスミルク」「ラクトアイス」の3種類に分類されているんです。アイスクリームの分類基準は、食品衛生法に基づいた法律によって定められています。一見同じように見えるアイスクリームですが、それぞれの種類によって味わいや食感もガラッと変わるんですよ。

種類 乳固形分 乳脂肪分 分類 味わいの特徴
アイスクリーム 15.0%以上 8.0%以上 アイス類 濃厚でリッチ
アイスミルク 10.0%以上 3.0%以上 アイス類 軽めのミルク感
ラクトアイス 3.0%以上 規定なし アイス類 さっぱり

このことを踏まえたうえで、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

アイスクリーム(乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上)

3つのアイスクリーム類の中で、乳固形分と乳脂肪分の含有率が最も高いアイスを「アイスクリーム」と呼びます。ほかの種類よりも高価格ではありますが、その分ミルクの風味が強く、クリーミーかつリッチな味わいを楽しめます。

アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)

乳固形分と乳脂肪分の含有率はアイスクリームに比べて少ないものの、含まれる乳成分自体は牛乳とほとんど変わりません。ミルク感が足りないときは、ヤシ油やパーム油といった植物油脂で補うことも。コク深くも軽やかな口当たりが特徴です。

ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)

スーパーなどでもよく見かける、最もポピュラーなアイスです。3つのアイスクリーム類の中で乳成分の含有率が最も低く、味わいはさっぱり爽やか。アイスミルク同様、植物油脂を使って脂脂肪分をカバーすることもあります。

ジェラートとシャーベットとの違い

ジェラートと似た冷たいスイーツに「シャーベット」がありますが、実は使われる材料や成分、分類上の違いがあります。以下の表で、主な違いを比べてみましょう。

種類 乳固形分 乳脂肪分 分類 味わいの特徴
ジェラート 約10〜12% 約5%前後 アイスミルク 空気含有量が少なく濃厚
シャーベット 3.0%未満 なし 氷菓 さっぱり、シャリシャリ食感

シャーベットは、果汁や砂糖、水、卵白などを主な材料とする冷製スイーツです。乳製品はほとんど使われないため、乳固形分は3.0%未満と少なく、分類上は「氷菓」にあたります。口あたりはジェラートよりもシャリシャリとして軽やか。果物の風味をさっぱり味わいたいときにぴったりのスイーツです。

簡単だけど本格的!ジェラートのおすすめレシピをご紹介

ジェラートとアイスクリームの違いなどを確認したところで、ここからはおすすめのジェラートレシピをご紹介します。おうちで簡単に作れるものばかりなので、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。

ヨーグルトジェラート

さっぱりおいしいヨーグルトジェラートのご紹介です。作り方はとても簡単で、8分立てに泡立てた生クリームと無糖ヨーグルトを混ぜ合わせ、冷やし固めるだけ!この工程を何度か繰り返すことで、ふわっとなめらかな口当たりに仕上がります。作るのに少し時間がかかる分、完成したときのおいしさはひとしお!ぜひお試しくださいね。

自宅で手作りほろ苦コーヒージェラート

牛乳のまろやかな風味にコーヒーのほろ苦さが好相性!一口食べるとコーヒーの豊かな風味が口いっぱいに広がり、後引くおいしさですよ。食後のデザートはもちろん、暑い日やおもてなしにもぴったり。とてもおいしいので、ぜひお試しくださいね。

ミックスベリージェラート

鮮やかな見た目に思わず目を奪われる、ミックスベリージェラートはいかがですか?ミックスベリーと牛乳、砂糖をなめらかになるまでしっかり混ぜ合わせて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。冷凍のミックスベリーを使って手軽に作れるのもうれしいポイントです。

さっぱりおいしい豆乳パイナップルジェラート

パイナップルと無調整豆乳、グラニュー糖をミキサーでしっかりと混ぜ合わせ、冷やし固めるだけの簡単レシピですが味は絶品!パイナップルの甘酸っぱさを豆乳がまろやかに中和して、やさしい味わいに仕上がります。ふわっと広がる大豆の風味も併せて、ぜひお楽しみくださいね。

ごろごろいちごとバナナのヨーグルトジェラート

お子様も大人も喜ぶ、ごろごろいちごとバナナのヨーグルトジェラートのご紹介です。砂糖を使わないので、いちごとバナナの甘みをストレートに感じられます。いくら食べても飽きがこない、やさしい味わいをお楽しみいただけますよ。身近な材料を使って簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。

冷凍みかんで簡単ジェラート

材料は、冷凍みかんと無糖ヨーグルト、はちみつの3つだけ!フードプロセッサーで撹拌するだけでパパッと作れるので、お菓子作り初心者の方にもおすすめの一品です。見た目をかわいらしく仕上げたいときは、みかんの皮を器に見立てるなど、盛り付け方を工夫してみてくださいね。

ひんやりおいしい!おうちでジェラートを作ってみよう

いかがでしたか?今回は、アイスクリームの特徴や、ジェラートとの違い、おすすめレシピなどをご紹介しました。アイスクリームとジェラート、ついつい混合してしまいがちですが、含まれる乳成分や空気の違いによって、味わいや風味、食感もガラッと異なります。それぞれの特徴を正しく理解すれば、気分やシーンに合わせて楽しめるようになりますよ。

また、今回ご紹介したレシピも簡単なものばかり!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

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