近年専門店もできるほど人気の「ジェラート」ですが、アイスクリームとどのような違いがあるのでしょうか。今回はジェラートの特徴のほか、アイスクリームとの違い、さらにアイスミルクやシャーベットといったアイスの種類について解説します。記事後半では、おうちで楽しめるジェラートの作り方もご紹介!ぜひチェックしてみてくださいね。
ジェラートはアイスクリームと何が違う?自宅での簡単な作り方もご紹介
- 目次
- ジェラートとは?
- アイスミルクに分類
- ジェラートの特徴
- ジェラートとアイスクリームの違い
- ジェラートとシャーベットとの違い
- ジェラートとほかのアイスとの違い
- アイスクリームの種類もおさらい!
- 簡単だけど本格的!ジェラートのおすすめレシピをご紹介
- ひんやりおいしい!おうちでジェラートを作ってみよう
ジェラートとは?
ジェラートとは、イタリア発祥の冷たいデザートで、牛乳や生クリーム、砂糖をベースに作られたスイーツです。フルーツやナッツ、チョコレート、コーヒー、ピスタチオなど、さまざまな素材を加えることで、多彩なフレーバーを楽しめるのが特徴です。
素材そのものの味わいを活かすことを重視しており、シンプルながら奥深い味わいが魅力とされています。
アイスミルクに分類
ジェラートは日本だと明確な食品分類上「アイスミルク」に分類されます。
乳脂肪分は約5%前後と比較的低く、アイスクリームよりも軽やかな口当たりになります。
ジェラートの特徴
ジェラートは、一般的なアイスクリームとは異なる製法や成分によって、独自の食感や味わいを生み出しています。ここではその主な特徴を紹介します。
乳脂肪分が低くさっぱりした味わい
ジェラートの乳脂肪分は約5%前後と低めで、アイスクリームと比べて軽やかな味わいが特徴です。ミルクのコクはありながらも後味が重くならず、すっきりと食べられる点が魅力です。
素材の味をダイレクトに感じられる
乳脂肪分が少ない分、フルーツやナッツ、チョコレートなどの素材そのものの味が引き立ちます。果物の自然な甘みや香りをしっかりと感じられるため、シンプルながらも奥深い味わいになります。
空気含有量が少なく密度が高い
ジェラートは製造時に取り込まれる空気の量が少なく、密度の高い仕上がりになります。そのため、なめらかでしっかりとした口当たりが生まれ、濃厚さを感じやすくなります。
口に入れるとすぐに溶けやすい
アイスクリームよりもやや高い温度帯で提供されるため、口に入れた瞬間にすっと溶けていきます。その結果、香りや風味がよりダイレクトに広がるのも特徴です。ジェラートは冷凍庫から出してすぐよりも、少しやわらかくなった状態で食べると、なめらかさと風味をより楽しめます。
ジェラートとアイスクリームの違い
ジェラートはアイスクリームと混同されがちですが、実際には成分や食感、製造方法などに明確な違いがあります。以下に主な違いをまとめました。
| 項目 | ジェラート | アイスクリーム |
|---|---|---|
| 乳脂肪分 | 約5%前後 (低め) |
8〜10%以上 (高め) |
| 味わいの特徴 | 軽やかで 素材の風味が際立つ |
ミルク感が強く 濃厚でリッチ |
| 食感 | 密度が高くなめらかで しっかりした口当たり |
空気を多く含み ふんわり軽い |
| 空気含有量 | 少ない | 多い |
| 提供温度 | 約−12〜−15℃ (やや高め) |
約−18℃前後 (低温) |
ジェラートは素材の味、アイスクリームは濃厚さが魅力
ジェラートは乳脂肪分が少なく空気の含有量も抑えられているため、素材そのものの味や香りをダイレクトに感じやすいのが特徴です。
一方アイスクリームは乳脂肪分と空気を多く含むことで、よりクリーミーで濃厚な味わいに仕上がります。
ジェラートとシャーベットとの違い
次に、ジェラートと似た冷たいスイーツに「シャーベット」がありますが、実は使われる材料や成分、分類上の違いがあります。以下の表で、主な違いを比べてみましょう。
| 種類 | 乳固形分 | 乳脂肪分 | 分類 | 味わいの特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ジェラート | 約10〜12% | 約5%前後 | アイスミルク | 空気含有量が少なく濃厚 |
| シャーベット | 3.0%未満 | なし | 氷菓 | さっぱり、シャリシャリ食感 |
シャーベットは氷菓
シャーベットは、果汁や砂糖、水、卵白などを主な材料とする冷製スイーツです。乳製品はほとんど使われないため、乳固形分は3.0%未満と少なく、分類上は「氷菓」にあたります。
口あたりはジェラートよりもシャリシャリとして軽やか。果物の風味をさっぱり味わいたいときにぴったりのスイーツです。
ジェラートとほかのアイスとの違い
ジェラート・アイスクリーム・シャーベット・ラクトアイスは、すべて冷たいデザートですが、原料や製法によって特徴が大きく異なります。
| 種類 | 特徴 | 味わい |
|---|---|---|
| ジェラート | 乳脂肪分が低く空気が少ない | 素材の味が際立つ濃厚な口当たり |
| アイスクリーム | 乳脂肪分が高く空気も多い | クリーミーでコクがある |
| シャーベット | 乳製品ほぼなし | さっぱり爽やか |
| ラクトアイス | 乳成分少なめ・植物油脂使用 | 軽くてさっぱり |
このように、それぞれの特徴を知ることで、自分好みのアイスを選びやすくなります。
アイスクリームの種類もおさらい!
実はアイスクリームは、含まれる乳成分の割合によって「アイスクリーム」と「アイスミルク」「ラクトアイス」の3種類に分類されているのです。アイスクリームの分類基準は、食品衛生法に基づいた法律によって定められていて、パッケージにも「種類別」として表示されています。
| 種類 | 乳固形分 | 乳脂肪分 | 分類 | 味わいの特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アイスクリーム | 15.0%以上 | 8.0%以上 | アイス類 | 濃厚でリッチ |
| アイスミルク | 10.0%以上 | 3.0%以上 | アイス類 | 軽めのミルク感 |
| ラクトアイス | 3.0%以上 | 規定なし | アイス類 | さっぱり |
一見同じように見えるアイスクリームですが、乳成分の量によって味わいやコク、食感が大きく変わるのです。このことを踏まえたうえで、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。
アイスクリーム(乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上)
3つのアイスクリーム類の中で、乳固形分と乳脂肪分の含有率が最も高いアイスを「アイスクリーム」と呼びます。
ほかの種類よりも高価格ではありますが、その分ミルクの風味が強く、クリーミーかつリッチな味わいを楽しめるのが魅力です。
アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
乳固形分と乳脂肪分の含有率はアイスクリームに比べて少ないものの、含まれる乳成分自体は牛乳とほとんど変わりません。
ミルク感が足りないときは、ヤシ油やパーム油といった植物油脂で補うことも。コク深くも軽やかな口当たりが特徴です。
ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
スーパーなどでもよく見かける、最もポピュラーなアイスです。3つのアイスクリーム類の中で乳成分の含有率が最も低く、味わいはさっぱり爽やか。
アイスミルク同様、植物油脂を使って脂脂肪分をカバーすることもあります。
簡単だけど本格的!ジェラートのおすすめレシピをご紹介
ジェラートとアイスクリームの違いなどを確認したところで、ここからはおすすめのジェラートレシピをご紹介します。おうちで簡単に作れるものばかりなので、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。
ヨーグルトジェラート
さっぱりおいしいヨーグルトジェラートのご紹介です。作り方はとても簡単で、8分立てに泡立てた生クリームと無糖ヨーグルトを混ぜ合わせ、冷やし固めるだけ!この工程を何度か繰り返すことで、ふわっとなめらかな口当たりに仕上がります。作るのに少し時間がかかる分、完成したときのおいしさはひとしお!ぜひお試しくださいね。
自宅で手作りほろ苦コーヒージェラート
牛乳のまろやかな風味にコーヒーのほろ苦さが好相性!一口食べるとコーヒーの豊かな風味が口いっぱいに広がり、後引くおいしさですよ。食後のデザートはもちろん、暑い日やおもてなしにもぴったり。とてもおいしいので、ぜひお試しくださいね。
ミックスベリージェラート
鮮やかな見た目に思わず目を奪われる、ミックスベリージェラートはいかがですか?ミックスベリーと牛乳、砂糖をなめらかになるまでしっかり混ぜ合わせて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。冷凍のミックスベリーを使って手軽に作れるのもうれしいポイントです。
さっぱりおいしい豆乳パイナップルジェラート
パイナップルと無調整豆乳、グラニュー糖をミキサーでしっかりと混ぜ合わせ、冷やし固めるだけの簡単レシピですが味は絶品!パイナップルの甘酸っぱさを豆乳がまろやかに中和して、やさしい味わいに仕上がります。ふわっと広がる大豆の風味も併せて、ぜひお楽しみくださいね。
ごろごろいちごとバナナのヨーグルトジェラート
お子様も大人も喜ぶ、ごろごろいちごとバナナのヨーグルトジェラートのご紹介です。砂糖を使わないので、いちごとバナナの甘みをストレートに感じられます。いくら食べても飽きがこない、やさしい味わいをお楽しみいただけますよ。身近な材料を使って簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。
冷凍みかんで簡単ジェラート
材料は、冷凍みかんと無糖ヨーグルト、はちみつの3つだけ!フードプロセッサーで撹拌するだけでパパッと作れるので、お菓子作り初心者の方にもおすすめの一品です。見た目をかわいらしく仕上げたいときは、みかんの皮を器に見立てるなど、盛り付け方を工夫してみてくださいね。
ひんやりおいしい!おうちでジェラートを作ってみよう
今回は、ジェラートの特徴のほか、シャーベットやアイスクリームとの違い、さらにアイスの分類やおすすめレシピなどをご紹介しました。近年は日本でもジェラテリアと呼ばれるジェラート専門店が増えてきています。機会があったら、ぜひアイスクリームと食べ比べてみてくださいね。
