ほうとうの具材24選！定番から変わり種まで一気にご紹介🍲

「ほうとう」は、山梨県を代表する平打ち麺や野菜などの具材がたくさん入った郷土料理です。寒い時期に食べたくなるという方も多いですよね。今回は、そんなほうとうに使われる具材をご紹介します。定番から変わり種まで、おすすめの具材を24種類をピックアップ！おすすめレシピも合わせてチェックしてみてくださいね。

ほうとうとは、「ほうとうめん」と呼ばれる平打ち麺を野菜やきのこ、肉といったたっぷりの具材と一緒に味噌仕立ての汁で煮込む、山梨県の代表的な郷土料理です。

ほうとうめんは小麦粉を練り、平らに切って作られます。うどんと似ていますが、うどんは麺を打ったあと寝かせてから切るのに対して、ほうとうめんは、寝かせずに切ってすぐに煮込むのが特徴です。
また、うどんには塩が入っていますが、ほうとうめんには塩を入れないので、前もってゆでて塩抜きをする必要がないんですよ。ほうとうめんは煮崩れしやすいですが、打ち粉をつけたまま煮込むことによって汁にとろみがつき、味噌味の汁と麺がよく絡むのが魅力でもあります。 お店で食べるときは一人前の鉄鍋やどんぶりなどに入った状態で提供されますが、山梨県の家庭では大きな鍋で作って、取り分けて食べるのが一般的です。現在はほうとうのほかにおかずやごはんを用意して、味噌汁と同じように食べる家庭も多いのだそうですよ。

まずは、ほうとうの定番具材からご紹介します。どれも味噌仕立ての汁とよく合う野菜なので、ほうとうを作る際はぜひ用意してみてくださいね。

ほうとうには「かぼちゃ」が欠かせません！季節の野菜を使って作るのが一般的で、必ずしもかぼちゃが入るわけではないそうですが、ほうとうは秋から冬にかけて食べる頻度が増すため、その時期にたくさん収穫されるかぼちゃが使われたのではないかと言われています。 やわらかくなったかぼちゃが味噌ベースの汁に溶けて、全体が甘くまろやかな味わいになりますよ。ほっとする味わいをお楽しみください。

旨味たっぷりのきのこ類は、ほうとうにぜひおも入れたい具材です。しめじ、しいたけ、えのき、まいたけ、エリンギなどお好きなものを使ってくださいね。それぞれ食感や風味に特徴があり、数種類組み合わせることでより旨味が増しますよ。

加熱することで甘みが増すにんじんも定番の具材です。一般的にいちょう切りや短冊切りにして使われます。にんじんは色味も鮮やかなので彩り豊かで食欲をそそる見た目にしてくれるのもうれしいポイントです。

味噌汁の具材の定番でもある大根は、もちろん味噌で味つけすることの多いほうとうと相性抜群です。大根につゆやほかの具材の旨味が染み込んでたまらないおいしさですよ！

寒い時期に旬を迎える白菜もほうとうにもよく使われる野菜です。くたくたになるまで煮るとトロトロとした食感を楽しめ、ほうとう麺にも絡んでおいしいですよ。もちろん軽く煮込んでシャキシャキした食感を楽しむのもおすすめです。

煮込んでとろっとやわらかくなった長ねぎは、甘みが出て絶品です！4〜5cm程度の長さに切って煮込むほか、白髪ネギにしてトッピングするといった楽しみ方もあります。

油揚げもほうとうに入れたい具材のひとつ。旨味たっぷりのつゆを吸った油揚げはジューシーでたまらないおいしさですよ！湯通しして油抜きをしておくと、より旨味が染み込みます。お餅などを入れて巾着にするのもおすすめです。

ホクホク食感が魅力のじゃがいももほうとうによく使われます。味噌との相性もよく、食べごたえもアップしますよ。

ここからは、ほうとうにおすすめの変わり種具材をご紹介します。まずは「肉類」の具材からチェックしてみましょう。

近年注目されているジビエ。山梨県では害獣駆除として捕獲された動物、主にシカやイノシシをジビエとして有効活用する取り組みが盛んに行われています。最近はジビエほうとうを提供するお店もあるんですよ。鹿肉や猪肉は一般的なお店ではなかなか手に入りにくい食材ですが、鹿肉ソーセージなど加工されたものは見かける機会も増えてきているので、ぜひほうとうに使ってみてはいかがでしょうか。

食べごたえのある鶏肉はほうとうによく使われます。旨味たっぷりの鶏もも肉、あっさりとした鶏むね肉。お好みに合わせて選んでみてくださいね。野菜以外に肉類の具材が入ると満足度も上がりますよ。

旨味たっぷりの豚肉を具材にすると豚汁のようにコク深い味わいに！鶏肉と同じように豚バラ肉やロース肉など、お好みの部位を使って作ってみてくださいね。食べ応えもばっちりです。

続いては「魚介類」の変わり種具材をご紹介します。魚介類は味噌との相性がよい食材です。あまりイメージがわかないかもしれませんが、;海鮮の旨みたっぷりのほうとうも絶品なので、ぜひ味わってみてくださいね。

鮭をメインにしたほうとうはいかがでしょうか。北海道の郷土料理に石狩汁やちゃんちゃん焼きがあるように、鮭は味噌との相性が抜群の魚です！ほうとうの具材にすることで、鮭の旨味がつゆに溶け出してたまらないおいしさに仕上がりますよ。じゃがいもなどとも相性がよいので、ぜひ使ってみてください。

鱈はクセのない淡白な味わいでありながらも、旨みの強い魚です。野菜や味噌味のつゆとよく合い、奥深い味わいを楽しめますよ。

魚以外の海鮮を入れるなら、エビがおすすめです！殻付きのまま煮ることで、つゆの旨味がグッとアップします。エビの旨みとプリプリとした食感で、贅沢な味わいのほうとうを楽しめますよ。

旨みたっぷりのホタテを入れるとつゆの味わいがワンランクアップ！そのまま入れて煮込むのはもちろん、焼き目をつけてから煮込むと香ばしさが出て、より奥行きのある味わいに仕上がるのでおすすめです。

ほうとうにいくらをトッピングするなんて驚きですが、イクラの濃厚な旨味が味噌風味のつゆと合うのだとか！最近は、海鮮ほうとうなどを提供するお店もあるそうです。鮭とも組み合わせて試してみたいですね！

定番以外にもほうとうにぴったりな野菜の具材があります。次にご紹介するのは「野菜類」の変わり種具材です。ほうとうに合うものをピックアップしたので、チェックしてみましょう。

ごぼうは味噌と相性抜群の野菜！風味豊かで歯ごたえがあり、よいアクセントになります。ぜひ取り入れたい具材のひとつです。

定番の具材でじゃがいもをご紹介しましたが、長芋を使うのもおすすめです。ネバネバ感としゃりっとした食感が全体のアクセントになります。

ほうとうには芋類がよく合います。里芋のねっとりもっちりした食感は、芳醇な味わいのつゆだけでなく、ほかの具材とも絡み合ってとてもおいしいですよ。しっかりと食べ応えがあるのもうれしいポイントです。

特有の風味がクセになるのがニラ。味噌の風味に負けない、個性的な味わいを楽しめますよ。鮮やかな緑色は彩りとしてもおすすめです。

ほうとうに入れたい変わり種具材はまだまだあります！ここでは、これまでにご紹介したもの以外の具材をご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

辛いものが好きな方に、ぜひ試してもらいたい具材がキムチです。ピリ辛なキムチの風味が味噌とよく合い、クセになるおいしさですよ！

辛いものが好きな方に、ぜひ試してもらいたい具材がキムチです。ピリ辛なキムチの風味が味噌とよく合い、クセになるおいしさですよ！

食感のアクセントにこんにゃくを入れてみませんか？こんにゃくは、切り込みを入れて手でちぎって入れると味が染み込みやすくなりますよ！糸こんにゃくもつゆがよく絡むのでおすすめです。

意外に思うかもしれませんが、チーズもおすすめの具材なんです！味噌とチーズは発酵食品同士なので相性抜群！コク深く、クリーミーで濃厚な味わいを楽しめます！ピザ用チーズやクリームチーズ、チェダーチーズなどお好みに合わせて選んでみてくださいね。

それでは最後にほうとうのおすすめレシピをご紹介します。お家でほうとうを作るときの参考にしてみてくださいね！

定番の野菜で作るオーソドックスなほうとうです。味つけに使う調味料はみそと白だしだけですが、野菜の甘みが溶け出すので十分おいしく仕上がります。白だしの量は味を見ながら調整して、お好みの味わいに仕上げてみてくださいね。

海鮮の旨味たっぷりのほうとうをご紹介します。ホタテ、鮭、えびを使った贅沢な味わいで、は、魚介の旨みがたまらないおいしさ！魚介のだしとみそで味つけしたつゆと相性抜群ですよ！具沢山なので、一品でも大満足すること間違いありません！

定番のかぼちゃと3種類のきのこを具材にした、シンプルなほうとうはいかがでしょうか？使う具材の種類はほかのほうとうと比べると少ないですが、きのこの旨みとかぼちゃの甘みを存分に味わえて、満足感があります。このレシピで使っているきのこ以外に、しめじやエリンギなどを加えてもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。

豚キムチのほうとうはがっつり食べたいときにおすすめです！甘辛いコチュジャンとキムチの辛味がアクセントになっていて、やみつきになるおいしさですよ。豚肉を具材にすることで食べごたえもアップして、お腹もしっかりと満たされます。

今回はほうとうにおすすめの具材をご紹介しました。かぼちゃや野菜、肉類だけでなく、海鮮もよく合うので、ぜひ今回ご紹介したレシピや具材を参考に、お家でほうとうを作ってみてくださいね。