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「キャロットケーキ」が今熱い!キャロケをおうちで簡単に作る方法とレシピ

「キャロットケーキ」が今熱い!キャロケをおうちで簡単に作る方法とレシピ

イギリスの伝統菓子「キャロットケーキ」。ヨーロッパやアメリカなど欧米で親しまれているお菓子ですが、近年は日本でも流行していることをご存じですか?この記事では、キャロットケーキの特徴や発祥、作り方について解説します。記事の後半ではキャロットケーキのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • キャロットケーキとは
  • キャロットケーキの特徴
  • キャロットケーキの作り方
  • 「キャロ活」したくなる?流行りの理由
  • 今すぐ作りたくなる!キャロットケーキのレシピをご紹介
  • キャロットケーキを作ってみよう!

キャロットケーキとは

「キャロットケーキ」は名前のとおり、にんじんを使った焼き菓子です。その歴史はとても古く、中世時代のイギリスにまでさかのぼります。当時は砂糖が貴重な食材だったことからその代用として糖度の高いにんじんをお菓子作りに使うことがありました。とくにイギリスのお菓子の代表格であるプディングに潰したにんじんが使われていたようで、文献にも「キャロットプディング」のレシピが残されているのだそうです。そしてこれがキャロットケーキのルーツとなったといわれています。

のちに食糧難や砂糖供給が制限される時代がやってきます。砂糖の入手が難しくなると、キャロットケーキが再び注目され、人気はいっそう広まっていきました。そして1960年代になると、キャロットケーキはアメリカに伝わり、アメリカでも定番のスイーツとなるほど人気が出たのです。

キャロットケーキの特徴

キャロットケーキは、すりおろしたにんじん、または細かく刻んだにんじんを入れて作る、しっとりとした食感のケーキです。

生地の材料は、にんじんと小麦粉、ベーキングパウダー、サラダ油やオリーブオイルなどの植物油、卵、ブラウンシュガーなどです。お好みでシナモンやナツメグといったスパイスや、ナッツ、ドライフルーツを加えることもあります。そして、フロスティングは、クリームチーズと砂糖、バターなどで作ります。

水分を含むにんじんを使うことでしっとりと、また、植物油を使うことでふんわりと軽い食感に仕上がるのが特徴です。また、コクのあるブラウンシュガーや、風味豊かなスパイスを使うことで、奥深い味わいを楽しめるのも魅力となっています。

イギリスでは焼いたキャロットケーキにバターと粉砂糖を混ぜ合わせた昔ながらのアイシングをのせたり、粉砂糖をふりかけるだけのシンプルなものがあります。

キャロットケーキがアメリカに渡ってから、クリームチーズで作ったフロスティングをのせるようになったのだそうです。フロスティングをのせることで、見た目がおしゃれになるだけではなく、クリーミーな食感やチーズの酸味がプラスされ、ケーキの甘さが引き立つのだとか。現在ではイギリスや日本でもフロスティングをのせるものが人気で、クリームのように絞ったり、カットしたキャロットケーキで挟んだものなどがあります。

キャロットケーキの作り方

先ほどご説明したように、キャロットケーキを作るのに特別な材料は必要なく、おうちでも作ることができます。ここでは、一般的なキャロットケーキの作り方を確認してみましょう。

材料(1台分(16.5×7×5.5))

  • (A)サラダ油・・・90g
  • (A)卵・・・2個
  • (A)きび砂糖・・・80g
  • (A)牛乳・・・50ml
  • (B)薄力粉・・・140g
  • (B)ベーキングパウダー・・・5g
  • (B)シナモンパウダー・・・小さじ1
  • (B)ナツメグ・・・小さじ1
  • (B)すりおろし生姜・・・小さじ1
  • (B)塩・・・小さじ1/2
  • にんじん・・・100g
  • レーズン・・・50g
  • くるみ・・・30g
  • (C)クリームチーズ・・・200g
  • (C)砂糖・・・40g
  • (C)牛乳・・・大さじ1

作り方

【準備】クリームチーズを室温に戻し、オーブンを180℃に予熱する。

①くるみは細かく刻み、にんじんを千切りにする。

②(A)をボウルに入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。

③(B)を加え、さらによく混ぜ合わせる。スパイスの量はお好みで調節してみてください。

④千切りにしたにんじんと刻んだくるみ、レーズンを加え、全体がなじむようゴムベラを使ってさっくりと混ぜ合わせる。

⑤型にクッキングシートを敷き、④を流し入れ、180℃のオーブンで50~60分焼く。

⑥生地を焼いている間にクリームチーズフロスティングを作る。ボウルに(C)を入れ、混ぜ合わせる。

⑦焼きあがり、粗熱をとったケーキにフロスティングをかけ、冷蔵庫で冷やしたらできあがり。

このレシピの中では、サラダ油を使用しましたが、植物性オイルであれば米油やひまわり油、オリーブオイルなどほかの油で作ることもでき、異なる仕上がりを楽しむことができます。また、生地に入れる材料も、ここで使用したくるみやシナモン、ナツメグなどに限らず、ココナッツやパイナップル、クローブパウダーなどでもおいしく作ることができますよ。

このあと動画でも作り方をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

バターなしでできちゃう!NY風キャロットケーキ

しっとりとした食感がたまらない、キャロットケーキのレシピのご紹介です。バターを使うケーキでは、バターと砂糖をすり混ぜる手間がかかりますが、キャロットケーキでは液体状の植物油を使うので、生地作りが簡単!ぜひ作ってみてくださいね。

「キャロ活」したくなる?流行りの理由

近年キャロットケーキが注目されているのには、いくつかの理由があるようです。

まずは、人気メニューの一つにキャロットケーキがあるパリのカフェが、2011年に日本で出店したこと。これがきっかけで、日本でもキャロットケーキが広く知られるようになり、ほかのカフェやベーカリーでもキャロットケーキのメニューが増えていったそうです。また、イギリスの文化「アフターヌーンティー」を楽しむ「ヌン活」もここ数年で注目されていて、そこで楽しむスイーツの一つとして、定番のスコーンのほかにもキャロットケーキが人気になったのだとか。

キャロットケーキが流行したことで、キャロットケーキのことを「キャロケ」と略したり、キャロットケーキのお店を食べ歩いたりキャロットケーキを作ったりすることを指す「キャロ活」という言葉も生まれました。

最近は、キャロットケーキの専門店ができているのはもちろん、キャロットケーキを売るお店がいくつも集まるイベントなども開催されているんですよ。

今すぐ作りたくなる!キャロットケーキのレシピをご紹介

さてここからは、キャロットケーキのおすすめレシピをご紹介します。スパイスをたっぷり使った風味豊かなレシピやホットケーキミックスを活用したお手軽レシピなどをピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

スパイスたっぷり キャロットパウンドケーキ

スパイスをたっぷり使った、キャロットパウンドケーキのご紹介です。このレシピで使っているスパイスはシナモンとナツメグとオールスパイス。オールスパイスとは、ジャマイカやメキシコ原産のフトモモ科の植物から作ったスパイス。シナモンやナツメグ、クローブの香りを併せ持つことからオールスパイスと名付けられたのだそうです。スパイスの効いた味わいで、クセになること間違いなしの一品ですよ。

HMで簡単 キャロットケーキ

ホットケーキミックスを使って簡単に作れる、キャロットケーキのレシピです。にんじんをすりおろし、ほかの材料と混ぜ合わせて焼くだけなので、お菓子作り初心者の方にもおすすめ!くるみの食感がアクセントとなりとてもおいしいですよ。

簡単スクエア型の キャロットケーキ

スクエア型でキャロットケーキを焼いてみましょう。生地の材料はとてもシンプルで、シナモンの風味とやさしい甘みを楽しめます。一口サイズやスティック状など、お好みの形にカットして召し上がってみてくださいね。

ナッツとにんじんのケーキ

スパイスやナッツをふんだんに使った、ちょっぴり贅沢な味わいのキャロットケーキはいかがでしょうか。にんじんが入ったしっとりとした生地に、香り豊かなスパイスとナッツの食感が相性抜群!おもてなしおやつにもぴったりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

キャロットケーキを作ってみよう!

今回は、キャロットケーキの特徴や歴史、人気の理由について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。キャロットケーキはお店によって個性もさまざま。おうちで作るときも、スパイスやナッツの種類や型の違いなどによって、お好みのアレンジができます。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでキャロットケーキを作ってみてくださいね。

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2022.10.10 最終更新

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