最終更新日 2023.3.30

おぼろ豆腐とは?食材の特徴や活用レシピをご紹介

おぼろ豆腐とは?食材の特徴や活用レシピをご紹介

ふわっとやわらかい食感が特徴の「おぼろ豆腐」。おぼろ豆腐とは豆乳が温かいうちににがりを加え、固まる前にすくいあげたものです。大豆の味をしっかり感じられ、木綿豆腐とはまた違った味わいを楽しむことができます。そこで今回はおぼろ豆腐の特徴のほか、ほかの豆腐との違いやおすすめのレシピをご紹介します。

  • 目次
  • おぼろ豆腐とは?木綿豆腐や絹ごし豆腐との違いって?
  • 木綿豆腐との違い
  • 絹ごし豆腐との違い
  • おぼろ豆腐をおいしく食べる3つの方法
  • そのまま食べる
  • 塩やしょうゆなどシンプルな味つけで食べる
  • さっと煮込んで温かい状態で食べる
  • おうちでも作れる!おぼろ豆腐の活用レシピ

おぼろ豆腐とは?木綿豆腐や絹ごし豆腐との違いって?

まずは、おぼろ豆腐とはどのようなものなのか、チェックしてみましょう。

上述の通り、おぼろ豆腐とは豆乳ににがりを加えて固まる前にすくいあげた、木綿豆腐が完成する一歩手前でできあがる豆腐のこと。諸説ありますが、その見た目がおぼろ月夜のもやもやとした状態に似ていることからその名が付けられたと言われています。

木綿豆腐との違い

おぼろ豆腐は木綿豆腐をつくる工程の途中で完成する豆腐ですが、圧搾するかしないかによって食感や味わいが大きく変わります。

木綿豆腐は、固まりかけた豆腐を型に入れ重石をのせて水分を絞る、この圧搾という工程を経て作られます。圧搾することで水分が抜け、扱いやすいかたさとしっかりとした食感、濃厚な味わいに仕上がるのです。

一方、今回のテーマであるおぼろ豆腐は圧搾せずに作られます。かために仕上がる木綿豆腐とは異なり、やわらかくクリーミーな味わいに仕上がるのも特徴のひとつです。木綿豆腐は成形後、型から取り外して水に晒し、余分なアクなどを取り除きますが、おぼろ豆腐は水晒しをしません。そのため、この2つは途中までは同じ工程で作られますが、それぞれ違う味わいを楽しめるのです。

木綿豆腐についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

絹ごし豆腐との違い

冷奴でもおなじみの絹ごし豆腐は、にがりを加えた穴のない型箱に熱い豆乳を一気に流し入れてそのまま固めるため、つるっとなめらかな食感に仕上がります。

それぞれ食感や味わいが異なるので、食べ比べてみてくださいね。

おぼろ豆腐をおいしく食べる3つの方法

おぼろ豆腐は木綿豆腐とは違い、大豆の風味が際立ったやわらかくとろけるような食感が特徴です。ここでは、そんなおぼろ豆腐をおいしくいただく3つの方法をご紹介します。

そのまま食べる

おぼろ豆腐の味わいをダイレクトに楽しみたいなら、まずは何もつけずにそのまま食べるのがおすすめです。大豆の甘みが感じられ、ほかの豆腐にはないふるふるとした食感を楽しめます。湯せんや電子レンジで温めることで大豆の香りをより楽しむことができるのでおすすめです。

塩やしょうゆなどシンプルな味つけで食べる

おぼろ豆腐をそのまま楽しんだ後は、塩やしょうゆをつけていただきましょう。少し塩分を足すことでぐっと味が引き締まります。おぼろ豆腐のコクや甘みと塩気のハーモニーをお楽しみください。

さっと煮込んで温かい状態で食べる

おぼろ豆腐はスープや鍋料理にもぴったりな食材です。麻婆豆腐やスンドゥブチゲなど辛い料理とも相性抜群ですが、加熱しすぎると崩れるのでさっと煮込むのがおいしく仕上げるコツですよ。

おぼろ豆腐の食感や甘みを味わうには、なるべくシンプルな味つけがおすすめです。そのままはもちろん、さっと加熱することでまた違った味わいを楽しむことができますよ。

おうちでも作れる!おぼろ豆腐の活用レシピ

おぼろ豆腐のおいしい食べ方がわかったところで、おすすめのレシピをご紹介します。おぼろ豆腐を一から作るレシピもありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

土鍋で作る自家製豆腐 コチュジャンソースで

豆乳とにがりで自家製豆腐を作ってみましょう!うまく固めるポイントは無調整豆乳を使うことと、温度をしっかり計ること。作りたての豆腐はほんのり温かく、大豆の甘みがぎっしり詰まった濃厚な味わいですよ。生姜とニンニクの香りが効いたコチュジャンベースの甘辛いソースがまろやかな豆腐とよく合います。ぜひできたてを味わってくださいね。

ごま油香るおぼろ豆腐風サラダ

一口大に切ったレタスとトレビスに、おぼろ豆腐風に崩した絹ごし豆腐をのせてあっさりいただけるサラダに仕上げました。ごま油の香りと生姜の風味が効いた中華風のドレッシングが、みずみずしくシャキッとした歯ざわりのレタスとなめらかな豆腐によく合いますよ。こってりとした味わいのおかずや肉料理がメインの日の副菜にぴったりな一品です。

やみつきになる サクサク天かす冷やっこ

いつもとひと味違った冷やっこを食べたくなったら、こちらのレシピがおすすめ!豆腐に天かすや青さのり、長ねぎをトッピングしてめんつゆをかけたら完成のお手軽レシピです。サクサクした天かすのコクと青さのりの風味で、淡白な味わいの豆腐も満足度の高い一品に!ピリッとしたラー油もアクセントになっていて、箸がどんどん進むおいしさです。包丁を使わずに作れる暑い季節にうれしい一品なので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

カリカリ梅のゴマだれ冷汁

暑い日に食べたい、アレンジ冷汁のレシピです。本来は、だし汁にみそやすりごまなどを加えて作りますが、このレシピではごまだれとめんつゆを使って手軽に作れるようにアレンジしました。まろやかな味わいの冷たい汁に、なめらかな絹ごし豆腐、さらに梅の酸味とミョウガの風味がよく合いさっぱりといただけますよ。最後に氷を加えることで、見た目も涼やかに仕上がります。ぜひしっかり冷やしてお召し上がりくださいね。

ピリ辛チゲ風すき焼き

豆板醤と粉唐辛子でピリ辛に仕上げたチゲ風すき焼きをご紹介します。ざらめの甘みが効いた甘辛い割下と辛味のあるキムチが豆腐にはもちろん、肉や野菜によく合い絶品ですよ!途中で卵を崩して、まろやかな味の変化を楽しむのもおすすめ!辛さはお好みに合わせて作ってみてくださいね。

【番外編】それぞれの豆腐に適した料理は?

今回、おぼろ豆腐のほか、木綿豆腐や絹ごし豆腐についても軽くご紹介したので、最後にそれぞれの豆腐に適した料理をご紹介します。

木綿豆腐

木綿豆腐は木綿の布を使って作られていることから、ザラッとした歯ざわりと食べ応えがあるので、そのしっかりとした食感や濃厚な味わいを活かした料理に使うのがおすすめです。豆腐ステーキや煮込んでも崩れにくい鍋料理などに適していますよ。また、水分を切って炒め物やハンバーグなどのつなぎに使うとボリュームが増すので、ぜひ試してみてくださいね。

絹ごし豆腐

絹ごし豆腐はのど越しがよくやわらかい食感で、加熱すると崩れやすいので注意が必要です。そのため、冷奴や豆腐サラダなど、つるんとした口当たりをダイレクトに楽しめる料理におすすめですよ。

おすすめの食べ方をご紹介しましたが、楽しみ方は自由です。ぜひお好みで使い分けてみてくださいね。

おぼろ豆腐のふわっと食感を味わってみよう!

今回は、おぼろ豆腐の特徴やほかの豆腐との違いについてご紹介しました。おぼろ豆腐は、木綿豆腐ができる一歩手前でできあがるふわっとやわらかい食感の豆腐です。冷奴はもちろん、料理に使ってもおいしくいただけるので、スーパーなどで見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

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