じゃがいもをおいしく茹でるには、どれくらいのゆで時間がちょうどよいか知っていますか?カットしてから茹でる場合や新じゃがいもかどうかでも、ゆで方が異なるんですよ。今回は、じゃがいもの正しいゆで時間やおいしく茹でるコツを解説し、記事の後半ではじゃがいもを使ったおすすめレシピをご紹介します。
じゃがいものゆで時間はどのくらい?煮崩れしないコツやおいしいゆで方を解説!

- 目次
- 皮つきのまま鍋で茹でる場合
- 普通サイズのじゃがいも
- 小さめ
- 新じゃがいも
- カットして鍋で茹でる場合
- じゃがいもをおいしく茹でるコツ
- じゃがいもレシピをご紹介
- おうちでじゃがいも料理を作ってみよう!
皮つきのまま鍋で茹でる場合
じゃがいもを丸ごと茹でると、ホクホクとした食感がより引き立ちます。ただし、大きさや品種によって火の通りやすさが異なるため、ゆで時間には注意が必要です。
とくに新じゃがいもはやわらかくなりやすく、火の通りもやや早め。そのため、場合によっては短めのゆで時間で仕上がることもあります。
下の表でサイズや種類ごとのゆで時間の目安をまとめてみました。
大きさ・種類 | ゆで時間 |
---|---|
普通 | 約25分 |
小さめ | 約12分 |
新じゃがいも | 約15分 |
普通サイズのじゃがいも
じゃがいもの大きさには、2S〜3Lまでの出荷規格がありますが、スーパーなどでよく見かけるのはS〜Lサイズです。 目安としては、Lサイズが成人女性のこぶしくらいの大きさで、MやSはそれよりひとまわりずつ小さくなります。
M〜Lサイズのじゃがいもを皮つきのまま丸ごと茹でる場合は、
約25分が目安。
竹串がスッと通ればゆで上がりのサインです。
茹であがったじゃがいもは、ホクホクとした食感が引き立ち、コロッケなどにぴったりですよ。
小さめ
じゃがいものサイズが小さくなるほど、中心まで火が通りやすくなります。
たとえば、ピンポン玉ほどの大きさのじゃがいもであれば、
ゆで時間の目安は約12分です。
皮つきのまま茹でれば、ホクホクとした食感が楽しめます。ポテトサラダやマッシュポテトなど、やわらかさを生かした料理にぴったりですよ。
新じゃがいも
新じゃがいもは、通常よりも早い時期に収穫されるため、水分を多く含んでおり、普通のじゃがいもより火が通りやすいのが特徴です。
また、大きくなる前に収穫されることが多いため、サイズも小さめのものが多く見られます。
そのため、ゆで時間の目安は約15分です。
じゃがいもの大きさによって必要な時間は異なるので、様子を見ながらゆで時間を調節してくださいね。
皮が薄くてやわらかいため、皮ごと食べられるのも新じゃがならではの魅力です。香ばしく焼いたり、ホクホクに茹でたりと、素材の味をまるごと楽しめますよ。
⭐️クラシルシェフのアレンジポイント⭐️
茹でた新じゃがいもは、皮ごと素揚げしてから甘辛く味つけすると、ごはんがすすむ副菜に。ホクホク感と香ばしさの両方が楽しめますよ。
カットして鍋で茹でる場合
じゃがいもをカットしてから茹でると、火の通りが早くなるので時短になります。ここでは、皮を剥いてカットしてから茹でる場合のゆで時間をチェックしてみましょう。
たとえば、じゃがいもを2~3cm角に切った場合のゆで時間は約8分です。
小さく切るほど、ゆで時間は短くなりますが、大きさによって必要なゆで時間は異なります。竹串を刺して火の通り具合を確認しながら茹でてくださいね。
⭐️クラシルシェフのアレンジポイント⭐️
カットしてから茹でたじゃがいもは、皮ごと茹でたものに比べて水っぽくなりやすいので、ジャーマンポテトなど、炒めて仕上げる料理に使うのがおすすめです。
じゃがいもをおいしく茹でるコツ
じゃがいものゆで時間がわかったところで、次は、じゃがいもをおいしく茹でるコツを見ていきましょう。実は、じゃがいもをホクホクに仕上げるには、いくつかのポイントがあるんですよ。
1.水から茹でる
じゃがいもを沸騰したお湯に入れて茹で始めると、中心まで火が通るころには表面付近に火が入り過ぎてしまうことがあります。
そうすると、皮がボロボロになったり煮崩れてしまったりして、ホクホクとした食感が失われてしまうことも。
こうした理由から、じゃがいもは水から茹でるのがポイントです。冷たい水からじっくり加熱することで、じゃがいもの甘みが引き立つともいわれています。
2.皮つきのまま丸ごと茹でる
先ほども少し触れましたが、じゃがいもの皮を剥いてから茹でると、皮つきのまま茹でたものに比べて仕上がりが水っぽくなります。
じゃがいもは皮つきのまま茹でることでデンプンやほかの栄養が逃げにくく、ホクホクとした食感に茹であがりますよ。
⭐️クラシルシェフのアレンジポイント⭐️
じゃがいもを茹でる前に、皮に切れ目を入れておくと、ゆで上がったあとにスルッと皮がむけますよ。皮をむく手間がぐっと減るので、たくさん調理したいときにもおすすめです。
3.鮮度のよいじゃがいもを選ぶ
鮮度のよいじゃがいもは、しっかりとしたかたさがあり、十分な水分を含んでいるため、手に持つとずっしりとした重さがあります。
一方で、表面がしなびているもの、やわらかいものは水分が抜けている可能性が高いので避けましょう。
また、皮が緑がかっているものや芽が出ているものにも注意が必要です。天然毒素であるソラニン・チャコニンが多く含まれ、食中毒を引き起こす恐れがあります。これらは加熱しても毒性が残ってしまうため、注意が必要です。
これとは対照的に、鮮度の高さが特徴なのが「新じゃがいも」です。新じゃがいもは、収穫してからすぐに出荷されたものでみずみずしさが魅力。なかでも、皮が薄くはがれやすいものが特に鮮度がよく、古くなるほど皮が厚くなっていきます。
ぜひじゃがいも選びの参考にしてみてくださいね。
じゃがいもレシピをご紹介
さてここからは、じゃがいもを使ったおすすめレシピをご紹介します。マッシュポテトで作るチーズグラタンや、じゃがいものホクホク食感を活かしたポテトコロッケなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
ゆで卵入りまろやかポテトサラダ
コクのある味わいのポテトサラダのご紹介です。ゆで卵を入れたまろやかなポテトサラダに、きゅうりや玉ねぎのシャキシャキとした食感がよいアクセント!シンプルながら奥深い、何度でも作りたくなるおいしさです。
⭐️クラシルシェフのアレンジポイント⭐️
じゃがいもの下ゆでのときに、コンソメ顆粒を入れることでコクが増しますよ。
ぜひお試しくださいね。
かんたんミートソースマッシュドポテトチーズグラタン
市販のミートソースを使って簡単に作れる、ポテトチーズグラタンはいかがでしょうか。なめらかでクリーミーなマッシュポテトに、ミートソースとザクザク食感のくるみがよく合います。ぜひ作ってみてくださいね。
シンプルポテトコロッケ
シンプルな材料で作る、ポテトコロッケをご紹介します。ホクホクのじゃがいもに、ひき肉の旨味とバターのコクが相性抜群!じゃがいもを茹でる代わりに電子レンジを使うと時短にもなりますよ。揚げたてのサクサクコロッケを、ぜひ味わってみてくださいね。
チーズがとろーり モチモチいももち
とろーりとろけるチーズがたまらない、いももちはいかがでしょうか。もちもち食感のいももちと、とろけたチーズがよく合い、いくつも食べたくなるおいしさ!子どものおやつにも、お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
簡単副菜 じゃがいもとピーマンのごま和え
パパッと作れる、じゃがいもとピーマンのごま和えをご紹介します。甘辛い味つけとすりごまのコクで、箸が止まらないおいしさです。じゃがいもを電子レンジで加熱することで時短にもなるので、覚えておくととても便利なレシピですよ。
おうちでじゃがいも料理を作ってみよう!
今回は、じゃがいものゆで時間やおいしく茹でるコツについて解説し、じゃがいもを使ったおすすめレシピをご紹介しました。ホクホクとした食感が魅力のじゃがいもは、主菜や副菜だけではなく、おやつにも大活躍の食材です。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでじゃがいもを使った料理を作ってみてくださいね。
