健康維持に役立つとして人気の高い「亜麻仁油」。どんな味がするオイルなのでしょうか?この記事では、亜麻仁油の特徴や保存方法、えごま油との違いなどをご紹介します。亜麻仁油で作るドレッシングや、おいしいサラダのレシピも必見ですよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
亜麻仁油ってどんな油?えごま油との違いや保存方法についても解説!

- 目次
- 亜麻仁油はどんな油?
- 亜麻仁油とえごま油は何が違う?
- 亜麻仁油とは?
- えごま油とは?
- 亜麻仁油の正しい保存方法
- 亜麻仁油を使ったおいしいレシピ
- アマニオイルの塩レモンドレッシング
- クレソンとサーモンのアマニドレッシングサラダ
亜麻仁油はどんな油?
亜麻仁油は植物油のひとつで、オメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸が豊富に含まれています。オメガ3系脂肪酸は多価不飽和脂肪酸に分類され、α-リノレン酸のほかに、魚の脂に含まれるDHAやEPAがあります。
オメガ3系脂肪酸は体内で合成できないため食事から摂る必要があり、必須脂肪酸と呼ばれています。しかし、魚を食べる機会が減っている現代人は不足しがちなため、オメガ3系脂肪酸を含む亜麻仁油はこの不足分を補うことができるとして注目されているのです。
亜麻仁油の味は、特有の苦みやクセを感じるものが多いようです。その商品によって味わいは異なりますので、お好みのものを探してみてくださいね。
亜麻仁油をはじめとするオメガ3系脂肪酸は、熱に弱いという性質を持ちます。そのため、加熱調理には向きません。サラダにかけたり、納豆に加えたりして生で食べるのが基本の使い方となります。また、酸化しやすいので早めに使い切るようにしましょう。
亜麻仁油とえごま油は何が違う?
亜麻仁油とえごま油は、どちらもオメガ3系脂肪酸を含む油として知られています。このふたつの大きな違いは、原料にあります。
亜麻仁油とは?
亜麻仁油の原料は、アマ科に属する一年草である「亜麻」という植物の種子です。中央アジア原産の植物で、日本では主に北海道で栽培されています。「仁」とは種を意味する言葉です。亜麻は夏に青い花を咲かせた後、ぶどうくらいの大きさの実をつけますが、この中に種が入っています。じつは、亜麻は繊維素材のリネンの原料でもあるんですよ。
えごま油とは?
えごま油は、シソ科の「荏胡麻」という植物の種子が原料となります。大葉とよく似た葉を持つ植物で、インドや中国が原産とされています。日本での歴史は古く、平安時代では灯明油として使われていたようです。
亜麻仁油の正しい保存方法
亜麻仁油は熱や光に弱く、酸化しやすいという特徴があります。そのため、直射日光を避けて冷暗所で保管します。開封後は早めに使い切るようにしましょう。商品の容器の形状などによって保存方法が変わる場合もありますので、商品のパッケージを確認してくださいね。
亜麻仁油を使ったおいしいレシピ
亜麻仁油の特徴がわかったところで、ここからは亜麻仁油を使ったレシピをご紹介します。シンプルなドレッシングのほか、ちょっとおしゃれなサラダのレシピもピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アマニオイルの塩レモンドレッシング
アマニ油をベースにした、塩レモンドレッシングのご紹介です。フレッシュなレモンに3種類のハーブを合わせて、風味豊かなドレッシングに仕上げました。爽やかな酸味が野菜や肉、魚など、どんな食材にもよく合いますよ。アマニ油は酸化しやすいので、作った分は一度で使い切ってくださいね。
クレソンとサーモンのアマニドレッシングサラダ
さっぱりとした塩レモンドレッシングは、旨味たっぷりのサーモンを使ったサラダにぴったり。アマニ油特有の少しクセのある味わいはハーブで和らいでいるので、ほろ苦いクレソンともよく合い、スモークサーモンのおいしさを引き立てます。おもてなしにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
アマニオイルドレッシングの豚しゃぶサラダ
アマニ油のドレッシングでいただく、豚しゃぶサラダはいかがでしょうか。すりおろしニンニクを効かせたドレッシングが濃厚な旨味の豚バラ肉とよく合い、お箸がすすみます。ピリッとした辛味のあるルッコラもシンプルなドレッシングと相性抜群で、最後まで食べ飽きない味わいですよ。ぜひお試しくださいね。
アマニオイルで バジルが香るトマトサラダ
バジルの香りが食欲をそそる、シンプルなトマトサラダのご紹介です。ドレッシングはアマニ油に白ワインビネガーを合わせ、トマトのおいしさを味わえるやわらかな酸味に。さっぱりとしたドレッシングがバジルの風味を引き立て、ワンランク上のサラダに仕上げてくれますよ。お酒にもよく合う一品です。
特有の風味がクセになる!亜麻仁油を活用してみよう
オメガ3系脂肪酸が含まれる亜麻仁油は、私たちの健康をサポートしてくれる頼れる食材です。亜麻仁油には特有の風味がありますが、料理と合わせるとその味わいが素材の味を引き立て、いつものサラダがよりおいしく仕上がります。ぜひ毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。