韓国で人気の「タンフル」とは？特徴や氷タンフル、作り方について解説！

SNSなどで話題になっている「タンフル」という食べ物を知っていますか？タンフルは韓国で人気のスイーツで、日本でいうフルーツ飴のようなものです。この記事では、タンフルのほか、この夏試したい氷タンフルの作り方を解説します。記事の後半ではフルーツ飴のおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「タンフル」とは、フルーツに薄く飴がけをしてコーティングした韓国で人気のスイーツで、日本のお祭りの屋台などでよく見かけるフルーツ飴とよく似ています。

中国の屋台で売られていた「糖葫蘆（タンフールー）」という伝統的な飴菓子がもとになってできたお菓子です。

💡ワンポイント豆知識
中国の糖葫蘆は主にサンザシという甘酸っぱい赤い実を使ったものがポピュラーなのだそうですが、韓国ではいちごやぶどう、みかんなど、色とりどりのフルーツでアレンジされたタンフルをよく見かけます。最近では、フルーツだけではなく、トウモロコシやさつまいも、餅、キュウリなど、さまざまな食品も使われるようです。

タンフルが人気となっている理由は、そのカラフルでキラキラとしたかわいらしい見た目だけではありません。フルーツに飴を薄くかけることによってできるパリパリとした食感と、噛むと口の中に広がるジューシーな果汁も魅力！

タンフルを噛んだときのパリパリとした心地よい咀嚼音は、SNSなどで動画が拡散され話題となり、タンフルの人気を後押しする一因にもなったといわれています。

ここで気になるのが、日本のフルーツ飴とタンフルの違いですよね。タンフルの作り方にはお店によって違いがあるので一概にはいえませんが、日本でいちご飴を売っているお店には、冷凍いちごを使用しているところも多いのだとか。

一方、韓国のタンフルは生のいちごを使用しているお店が多く、いちごの風味や果肉の食感をより楽しむことができます。また、飴のコーティングも一般的には韓国のタンフルの方が薄い場合が多く、パリパリとした食感が際立っているようです。

タンフルを売っているお店は日本にもありますが、まだあまり多くはありません。ですが、材料をそろえればおうちでも作れるんです！ここでは、タンフルをおうちで作る方法を確認してみましょう。

🍓用意する食材🍇
・お好みの果物（いちごやぶどうなど）
・グラニュー糖
・水

🥣用意する道具🥣
・竹串
・鍋

まずはタンフルに使ういちごやぶどうなどのフルーツを準備し、ヘタや皮を取り除きます。

このとき、包丁を使って切り落とすと水分が出やすいので、手で取り除く方がよいです。

フルーツを水洗いしたら、串にさします。

水分はキッチンペーパーでしっかりと拭き取ってくださいね。

飴は、グラニュー糖と水を煮詰めて作ります。粘度が増して黄色っぽくなってきたら、用意したフルーツをさっとくぐらせ、クッキングシートなどの上で飴を固めます。

☝️クラシルシェフのコツとポイント
透明な飴に仕上げるために、グラニュー糖と水を煮詰めるときは、かき混ぜないようにしましょう。火にかけてからかき混ぜると結晶化して白濁してしまいます。熱した飴はとても熱いので、火傷に気を付けて作業してくださいね。

最近SNSで「氷タンフル」が話題になっているのをご存知ですか？これはタンフルから派生した新しい食べ方で、冷凍フルーツを氷でコーティングした、夏にぴったりのスイーツなんです！

表面は同じくカリッとした食感になりますが、飴をかけるよりもヘルシーなのでじわじわと人気が出ているのだそう。この氷タンフル、実はとても簡単に作れるんですよ！以下で氷タンフルの作り方をご説明します。

①いちごやぶどうなど、使いたいフルーツを冷凍します。

②大きなフルーツは食べやすい大きさにカットしておきましょう。そのまま冷凍してもよいですが、串に刺すと食べやすいですよ。

③凍らせたフルーツを氷水に入れて2～3分かき混ぜると、フルーツの周りに薄い氷の膜ができます。この膜ができたら、氷タンフルの完成です。

• フルーツをしっかり凍らせることと、冷たい氷水を使うのが上手に作るポイントです。
  
• ステンレス製のボウルを使うと温度が下がりにくく、上手に作れます。
• 市販の冷凍フルーツを使って作ることもできますよ。
  
• 水を牛乳やオレンジジュースにしても作れます。

⭐️クラシルシェフのアレンジポイント⭐️
牛乳で氷タンフルを作る場合は、味が少し薄く感じることが多いので、練乳をかけて食べることもあるようです。夏の暑い時期に試してみたいですね！

さてここからは、タンフル風な見た目をしたフルーツ飴のおすすめレシピをご紹介します。定番のりんご飴や、赤くてかわいらしいさくらんぼ飴など、タンフル作りの参考になるレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

手軽に作れる、みかん飴はいかがでしょうか。飴のパリパリとした食感とみかんの甘酸っぱい果汁がとてもおいしいですよ。すっぱいみかんの消費にもおすすめのレシピです。

ツヤツヤのりんご飴を作ってみましょう。飴を作るときは、混ぜずに加熱するのがきれいに仕上げるコツです。屋台で食べるあこがれのりんご飴をおうちで作れば、子どもも大喜びすること間違いなしですよ！

パイナップルとマシュマロを組み合わせた飴は、明るい色合いでなんだかワクワクするような仕上がりですよ。ふわふわのマシュマロとジューシーなパイナップル、パリパリの飴、一品でいろいろな食感を楽しめます。ぜひ作ってみてくださいね。

まるで宝石のような、ぶどう飴のご紹介です。甘くて芳醇な巨峰に飴がけをしたちょっと贅沢な一品。ざらめをつけるとジャリジャリとした食感がアクセントになりとてもおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。

食紅を使って、真っ赤なさくらんぼ飴を作ってみましょう。さくらんぼの茎を残せば串に刺さなくても、かわいらしい見た目に仕上がります。食紅は少量でもしっかり色がつくので、お好みの色になるよう、量を調整してみてくださいね。

今回は韓国で人気のタンフルや、夏にぴったりの氷タンフルの作り方をご紹介しました。いろいろなフルーツを使って作ればカラフルでとてもかわいらしく仕上がるので、パーティーメニューにもおすすめですよ！今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひ作ってみてくださいね。