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甘夏とは?特徴や栄養、おいしい食べ方について詳しく解説!

甘夏とは?特徴や栄養、おいしい食べ方について詳しく解説!

甘酸っぱさとほのかな苦味が魅力の「甘夏(あまなつ)」にはどのような特徴があるのでしょうか。この記事では、甘夏の特徴や含まれている栄養素、保存方法、さらに見た目がよく似ているいよかんやはっさくとの違いについて解説します。記事の後半では、おいしい食べ方や甘夏を使ったレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • 甘夏とは?
  • 甘夏の旬
  • 甘夏の特徴とは?いよかんやはっさくとの違い
  • 甘夏のカロリーや注目したい栄養素は?
  • 甘夏の保存方法は?
  • 甘夏のおいしい食べ方は?
  • 甘夏を使ったおすすめレシピをご紹介!
  • さっぱりとした甘さが魅力!甘夏を食べてみよう

甘夏とは?

「甘夏」は、昭和25年に品種登録されたかんきつ類で、正式名称は「川野夏橙(かわのなつだいだい)」といいます。大分県にある川野氏の農園で発見されたことが、名前の由来となっているのだそうです。

🍊ワンポイント豆知識🍊
甘夏は昭和10年頃、夏みかん(夏橙)を栽培している中で見つかった「枝変わり」によって誕生しました。枝変わりとは、一本の木の中で一部の枝だけ異なる性質を持つ現象のこと。突然変異によって起こるもので、特性が優れている場合は挿し木などで増やし、新しい品種として確立されることがあります。

甘夏の旬

甘夏の旬は2~6月頃で、比較的長い期間楽しめるかんきつ類です。酸味をやわらげるために、春先まで収穫を待って完熟させたり、収穫後に一定期間貯蔵して酸味を抜いてから出荷することもあります。

生産量の変化

昭和40年代にグレープフルーツの輸入自由化が始まったことにより、甘夏の生産量は減少傾向にあります。また近年では、多種多様なフルーツが輸入されたり新しく開発されたりしている影響もあり、柑橘類全体の消費量も減少しているといわれています。

甘夏の特徴とは?いよかんやはっさくとの違い

ここでは、甘夏の味や大きさといった特徴を解説します。あわせて、見た目が似ているいよかんやはっさくとの違いについても紹介します。

項目 甘夏 いよかん はっさく
大きさ 約10cm
(約450g)
約8cm
(約250g)
約9cm
(約350g)
さっぱりした甘さ
ほろ苦さ
甘みが強い 甘酸っぱい
ほろ苦い
食感 つぶつぶとした果肉 やわらかい果肉 サクッとした歯ごたえ
厚い
手では剥きにくい
手で剥ける やや厚い
2~6月 1~3月 2~3月

甘夏の特徴

続いては、甘夏の味や大きさなどの特徴について解説します。甘夏は、直径約10cm、重さは約450gと、かんきつ類の中でも比較的大ぶりです。さっぱりとした甘さとほろ苦さがある味わいで、つぶつぶとした果肉の食感を楽しめます。

外皮はオレンジ色でやや厚く、手で剥くのは難しいため、包丁で切れ目を入れてから剥くのが一般的です。また、薄皮も厚めなので、そのまま食べる場合や料理・お菓子作りに使う際は、薄皮を剥いて果肉だけを取り出します。薄皮の中には種があることもあるため、取り除いて食べましょう。また、甘夏は酸が抜けるのが早いという特徴を持つ柑橘でもあります。そのため、夏みかんの一種として昭和30年頃から広く栽培されるようになりました。

いよかんとは?

直径約8cm、重さ約250gと甘夏より少し小ぶりながら、見た目は甘夏にそっくりのいよかん。味は甘夏に比べて甘みが強く、やわらかな果肉が特徴です。皮には厚みがありますが、手でも剥くことができます。旬の時期は甘夏より少し早い、1~3月です。

はっさくとは?

はっさくも甘夏とよく似ています。甘酸っぱさと特有の苦味がある点もよく似ていますが、甘夏より水分が少なく、噛むとサクッとした歯ごたえがあるのが特徴です。大きさは、直径約9cm、重さ約350gと、甘夏より少し小ぶりです。収穫時期は12~2月頃で、収穫後に貯蔵して酸味をやわらげて出荷するので、2~3月頃がおいしい時期だとされています。

甘夏のカロリーや注目したい栄養素は?

続いて、甘夏に含まれるカロリーや栄養素についてチェックしてみましょう。以下で、甘夏の可食部100gと、1個(450g)の可食部に含まれる栄養素を解説します。なお、甘夏は夏みかんの一種とされていることから、ここでは夏みかんのデータを参照します。

栄養素 可食部100gあたり 1個(可食部248g)
エネルギー 42kcal 104kcal
たんぱく質 0.9g 2.2g
脂質 0.1g 0.2g
炭水化物 10.0g 24.8g
食物繊維 1.2g 3.0g
ビタミンB1 0.08mg 0.2mg
ビタミンC 38mg 94mg
カリウム 190mg 471mg

※甘夏の廃棄率は45%のため、1個450gあたりの可食部は248gとして算出しています。

※参照:「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

ビタミンC

甘夏に含まれる栄養素で特に注目したいのがビタミンC。甘夏1個の可食部に含まれるビタミンCは94mgで、これは一日の推定平均必要量を満たす量です。ビタミンCには身体の調子を整える働きがあり、抗酸化作用を持つ栄養素です。皮膚や血管、軟骨にあり、細胞同士をつなげているコラーゲンの生成にも欠かせない成分で、皮膚や粘膜を正常に保つ働きもあります。また、鉄の吸収を助ける働きもあります。

食物繊維

食物繊維は、水分を吸収して膨張することで便をやわらかくし、便通を整えます。また、脂質や糖、ナトリウムなどを体外に排出する働きがあります。さらに食物繊維は膨らみ、かさが増すので満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

甘夏の保存方法は?

甘夏は、直射日光の当たらない涼しい場所で保存するのが基本です。ただし、甘夏の旬である春は気温が高くなる日もあるため、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。乾燥を防ぐために、ラップや新聞紙で包んでから保存しましょう。

甘夏のおいしい食べ方は?

甘夏は皮を剥いてそのまま食べるのももちろんおいしいですが、ほかにもおいしい食べ方があるので、以下でチェックしてみましょう。

ゼリー

甘夏のさわやかな甘さはゼリーにぴったり!食後のデザートにもおすすめですよ。

サラダ

さっぱりとした味わいの甘夏は、サラダにもよく合います。しっかりとした歯ごたえと鮮やかなオレンジ色で、味わいでも見た目でも存在感を発揮してくれます。

マーマレードジャム

皮まで使ってジャムを作れば、甘夏を余すことなく食べられますよ。甘酸っぱさとほろ苦さが凝縮されたマーマレードジャムは、パンやヨーグルトによく合います。ぜひ試してみてくださいね。

甘夏を使ったおすすめレシピをご紹介!

ここからは、甘夏を使ったおすすめレシピをご紹介します。ゼリーやチーズケーキといったスイーツから、さっぱりとした味わいのサラダまで、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。

ゴロゴロ あまなつゼリー

さわやかな味わいの、あまなつゼリーを作ってみましょう。絞った甘夏の果汁をゼラチンで固め、ゼリーにしました。絞らずにそのまま加えた果肉の食感がよいアクセントとなり、とってもおいしいですよ。

あまなつの甘さ控えめジャム

短時間で作れる、甘夏ジャムのご紹介です。今回は三温糖を使ってコクのある味わいに仕上げましたが、砂糖やグラニュー糖でもおいしくお作りいただけますよ。濃縮された甘夏のおいしさがパンやヨーグルトにぴったりの一品です。

あまなつジャムでレアチーズケーキ

甘夏ジャムを使って、レアチーズケーキを作ってみましょう。さっぱりとした甘さのレアチーズケーキに、甘夏のさわやかな香りが相性抜群!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

あまなつとハーブのさっぱりサラダ

香り豊かな、あまなつとハーブのサラダはいかがでしょうか。イタリアンパセリやミント、ディルといったさわやかな風味のハーブと、甘酸っぱくてほろ苦い甘夏がよく合います。彩りもよく、ちょっぴり大人な味わいのサラダです。

さっぱりとした甘さが魅力!甘夏を食べてみよう

今回は、甘夏の特徴や栄養素、おいしい食べ方について解説しました。甘酸っぱくて、デザートやおやつだけではなく、おかず作りにも活躍する甘夏。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひいろいろなメニューに挑戦してみてくださいね。

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