2021.8.31

「予熱」と「余熱」の違いとは?効果やポイントを徹底解説!

お菓子作りに「予熱」は必須!その効果やポイントは?

パンや焼き菓子のレシピの最初に「オーブンを180℃に予熱してください」と書いてあるのをよく見かけますよね。しかし、予熱は意外と時間がかかることもあり「本当に必要なのかな?」と思ってしまうことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、予熱の意味やその目的、温度設定の方法などをご紹介します。おいしいパンやケーキを焼くために、予熱は大切な工程のひとつ。予熱するのとしないのでは仕上がりにどのような違いが出るのか、理解して失敗を防ぎましょう!

「予熱」とは?「余熱」との違いとは?

「予熱」と混同しやすい言葉に「余熱」がありますが、このふたつの違いをご存知ですか?どちらも加熱調理を表す言葉ですが、使われる場面や目的は異なります。まずは、それぞれの違いについてご紹介します。

◼︎予熱とは
「予熱」とは、オーブンやグリルの温度をあらかじめ加熱したい温度まで上げておくこと。レシピの「焼き時間」は、指定の温度から焼き始めることが前提になっています。オーブンの庫内は室温と同じ温度になっているので、予熱しないで焼き始めると温度が低すぎて、生焼けや焼きムラの原因になってしまいます。

特に、パンやケーキを焼くときに予熱は必須です。予熱してから焼き始めることで短時間で火が通り、生地がしっかりと膨らんでふんわりとした食感に仕上がります。しかし、予熱しないで焼き始めると、生地が膨らむ前に乾燥して固くなり、失敗の原因になってしまいます。

また、肉や魚をオーブンで焼く場合は、予熱することで先に表面を焼き固め、旨味をギュッと閉じ込めることができます。表面にパリッと香ばしい焼き目が付き、中はしっとりとジューシーに仕上がるのです。しかし、予熱しないと火が通るまで時間がかかり、肉汁や旨味が流れ出てパサパサとした食感になってしまいます。

つまり、オーブンやグリルを予熱するということは、食材に効率よく火が通る、旨味や水分を逃さない、表面に香ばしい焼き色が付くなどのメリットを得られる、失敗を防ぐためにも必要不可欠な工程なのです。

◼︎余熱とは
「余熱」とは、オーブンやフライパンで加熱調理した後に、調理器具や食材に残っている熱のこと。フライパンや鍋は、火を止めた後でもすぐには冷たくなりませんよね。そのときに残っている熱のことを余熱といいます。やわらかく通る熱なので、卵料理や蒸し料理の仕上げや、煮物にじっくりと味を染み込ませたいときに使われます。

例えば、火加減の調節が難しいカルボナーラは火を止めてから卵を加えることで、固まりすぎずとろりとした食感に仕上がります。また、カレーに固形ルーを溶かすときは、一旦火を止めることで焦げ付きを防ぐことができます。

予熱の設定方法やポイントは?

ここからは、オーブンの予熱機能の設定方法をご紹介します。オーブンレンジやオーブントースターは機種によって操作方法が異なりますが、以下の設定方法を参考にしてみてくださいね。

◼︎オーブンの予熱機能の設定方法
①「オーブン」機能を選択する(1段、2段を選択する場合もあります)
②「予熱なし」「予熱あり」から「予熱あり」を選択する
③「温度」、「加熱時間」を設定する(予熱完了後に加熱時間を設定する場合もあります)
④「予熱完了」のサインの後に素早く食材を入れる
⑤「スタート」を押して調理を開始する

◼︎温度設定のポイント
オーブンの機種にもよりますが、180℃であれば加熱を始めてから15分程度で予熱が完了するものが多いです。調理を始める前に、あらかじめ予熱を始めておくと安心ですね。

また、気温が低い季節はオーブンを開けると、すぐに庫内温度が下がってしまうことがあります。予熱の完了時間に合わせて食材の準備ができるとよいでしょう。

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