イタリア発祥の「パニーニ」。ホットサンドによく似た食べ物で、パニーノと呼ばれることもあります。今回は、パニーニの特徴に加えパニーノやホットサンドとの違いについて解説します。簡単に作れるパニーニレシピもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね!
「パニーニ」とは?特徴やおうちで簡単に作れるレシピも
- 目次
- パニーニとは
- パニーニ?パニーノ?
- ホットサンドとの違いとは?
- ホットサンドとは
- パニーニとホットサンドの違い
- パニーニにおすすめの具材
- チーズ
- ハムやソーセージ
パニーニとは
パニーニとは、イタリア生まれの温かいサンドイッチのことです。ハムやチーズ、レタスなどの具材をパンにはさみ、それをパニーニ専用の波型の鉄板で焼き上げます。そのため、パンの表面にしましま模様がついているものが多く、それがパニーニの特徴のひとつになっています。
パニーニには、イタリアの伝統的なパンである「チャパタ」がよく使われます。チャパタはイタリア語でスリッパという意味で、名前のとおりスリッパのような形をしているパンです。バターなどの乳製品は使わず、小麦粉、水、オリーブオイル、塩、酵母などシンプルな材料で作られ、もっちりとした食感をしています。シンプルな味わいで、さまざまな食材と相性がよいので、チャパタは具材をたっぷりはさむパニーニにぴったりなパンといえます。
パニーニ?パニーノ?
パニーニは、「パニーノ」と呼ばれることもありますが、これは複数形か単数形かの違いです。 イタリア語では、パニーニは複数形、パニーノは単数形を表します。つまり、ひとつならパニーノ、ふたつ以上ならパニーニということになるのです。ひとつのパニーノを食べやすくふたつにカットした場合も、パニーニと呼びます。
ちなみに、パニーニはpanini、パニーノはpaninoと書きます。どちらの言葉も、イタリア語でパンを意味するパーネ(pane)が元となっています。パニーノ(panino)はこのパーネ(pane)に小さいやかわいいを表す「–ito」をつけた言葉。パニーノには、小さなパンという意味があるそうです。
ホットサンドとの違いとは?
パニーニとホットサンドはどちらも温かいサンドイッチで見た目が似ていますが、いくつか異なる部分があります。以下で、その違いについて確認してみましょう。
ホットサンドとは
ホットサンドは、食パンに具材をはさんで加熱する、温かいサンドイッチのこと。フライパンでも作ることができますが、各社から専用のホットサンドメーカーが発売されており、それを用いて作ることが多いようです。ホットサンドメーカーの鉄板は平型のものが多いですが、最近では、キャラクターや文字などの模様が入っているものもあり、見た目も可愛らしいホットサンドが作れると人気があります。
パニーニとホットサンドの違い
パニーニとホットサンドは、どちらもパンに具材をはさみ加熱したものですが、できあがったときの焼き目と使用するパンが異なります。パニーニは具材をはさんだチャパタを波型の鉄板で焼くため、パンの表面にはしましま模様の焼き目がついており、もっちりとした食感をしています。一方、ホットサンドは食パンに具材をはさみ平型の鉄板で焼くため、模様はなくサクサクとした食感です。
パニーニにおすすめの具材
さてここからは、パニーニに使われることの多いおすすめの具材についてご紹介します。サンドイッチでよく使われるケチャップやマヨネーズなどはあまり使うことがなく、フレッシュな野菜やチーズなど素材そのものの味を楽しめるものが多いようです。ぜひチェックしてみてくださいね。
チーズ
チーズは、パニーニにぜひ加えたい食材です。本場イタリアでは、モッツァレラチーズやカマンベールチーズ、クリームチーズなど、さまざまな種類のチーズが具材として使われています。とろとろに溶けたチーズが香ばしく焼き上がったパンやほかの具材に絡んで絶品!温めて食べるパニーニに、ぴったりな食材です。
ハムやソーセージ
生ハムやソーセージもパニーニの具材としてよく使われます。それぞれの塩気や旨みがチャパタによく合い、これだけでも十分満足できるほどの味わいに仕上がりますよ。ハムやソーセージのほか、パストラミビーフやコーンビーフなどを使うのもおすすめです。
卵
卵もパニーニと相性のよい具材です。スクランブルエッグや目玉焼き、ゆで卵など調理法によって、雰囲気や味わいが変わります。塩コショウやマヨネーズなどで味つけすれば、味にパンチが出て食べ応えもアップしますよ。
生野菜
生野菜をはさんでフレッシュな味わいを楽しむのもおすすめです。レタスやきゅうり、トマトなど、さまざまな生野菜をはさむことで、味はもちろん見た目も美しく、彩り豊かに仕上がります。
肉や魚
チキンやローストビーフ、スモークサーモンなどもこんがり焼いたチャパタと相性抜群です!ご紹介したチーズや生野菜などを組み合わせれば食べ応え抜群のパニーニができあがります。ボリュームがほしいときは魚や肉をはさんで楽しんでみてくださいね。
パニーニをおうちで簡単に作れるレシピ
パニーニとホットサンドの特徴が分かったところで、ここからはおうちで簡単に作れるパニーニのレシピをご紹介します。パニーニ専用の鉄板を使わずに作れるレシピばかりなので、ぜひおうちでパニーニ作りにチャレンジしてみてくださいね。
フライパンで!お家で作れる熱々パニーニ
強力粉やドライイーストなどを使ってパンから手作りするパニーニはいかがでしょうか。フライパンで焼くことができるので、手軽に手作りパンを楽しむことができますよ!フライパンで焼いたパンの間からとろりと溶け出すチーズがたまらない、休日のランチにぜひ試していただきたい一品です。
ボリューミー 鶏もも肉のトマト煮風パニーニ
ボリューム満点な、鶏もも肉のトマト煮風パニーニのご紹介です。このレシピでは手に入りやすいコッペパンを使っているので、手軽にパニーニを楽しむことができます。ごろっと入った鶏もも肉が食べ応え抜群でお腹も満たされますよ!トマト煮は電子レンジで簡単にお作りいただけますので、ぜひお試しくださいね。
ホットケーキミックスで パニーニ風サンド
ホットケーキミックスで手軽に作る、パニーニ風のサンドイッチのご紹介です。レシピではハムをはさんでいますが、チーズやトマト、生ハムなどを入れてアレンジするのもおすすめですよ。
パニーニでおうちカフェを楽しもう!
今回は、パニーニの特徴のほか、パニーノとも呼ばれる理由やホットサンドとの違いについてご紹介しました。パニーニとホットサンド。同じように加熱したサンドイッチですが、使うパンや鉄板によって食感や味わいが変わるのは面白いですよね。
専用の鉄板がなくても、フライパンを使えばおうちでもパニーニを楽しむことができます。ぜひ今回ご紹介したレシピを参考に、お好みのパンや具材を使ってパニーニを作ってみてくださいね。