2022.8.30

「もうパサパサしない!」専門家が教える”鶏むね肉”をしっとりゆでる裏技を検証!比較してみた

クセがなく淡白な味わいで、お財布にもやさしい点が魅力の鶏むね肉。パサつかせずにしっとりおいしく仕上げるには、ゆで方を工夫することが大切です。そこで今回は、クラシルの管理栄養士(樺沢風音さん)がおすすめする鶏むね肉をしっとりおいしく仕上げる調理のポイントと、ゆでた鶏むね肉で作る絶品おかずレシピをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 鶏むね肉をおいしくしっとり仕上げるために使うのはこれ!
  • さっそく検証スタート!
  • ①そのままゆでた鶏むね肉
  • ②ブライン液につけた鶏むね肉
  • ブライン液で鶏むね肉がしっとりやわらかな仕上がりに!
  • おいしい鶏むね肉レシピをご紹介!
  • お酒がすすむ!ピリ辛よだれ鶏風
  • しっとり鶏むね肉の生姜焼き風

鶏むね肉をおいしくしっとり仕上げるために使うのはこれ!

今回は、「ブライン液」を使って鶏むね肉をしっとりおいしく仕上げる方法を試しました。

鶏むね肉を加熱すると、肉から水分が抜けてしまいます。それを防ぐためには、水分を保持するための工夫が必要です。

そこで登場するのが、「ブライン液」!ブライン液とは、塩と砂糖を加えた水のこと。塩には肉の水分を保持する作用があり、肉のジューシーさをキープする効果があります。また、砂糖を加えることで甘味や旨味が増し、保湿効果も期待できるんです。

ブライン液を使うときには、塩分濃度が5%より高くならないようにするのが大切です。塩分濃度が濃すぎると、浸透圧で旨味や水分が抜けてしまうので注意してくださいね。

さっそく検証スタート!

それでは、さっそく検証スタートです!

今回は、鶏むね肉を

①そのままゆでたもの

②ブライン液に漬けてからゆでたもの

の2通りで比較検証しました。

ブライン液に漬けてからゆでる方法は、以下の手順です。

方法/手順

①水100mlに塩5g、砂糖5gを入れてよく溶かし、ブライン液を作ります。(この分量で鶏むね肉1枚分になります)

②ジッパー付き保存袋に鶏むね肉とブライン液を入れ、2時間ほど冷蔵庫で漬けこみます。このとき、鶏むね肉全体がしっかりブライン液に浸かるようにするのがポイントです。

③沸騰したお湯に鶏むね肉を入れて、火が通るまで弱めの中火で15分ほどゆでます。

ゆでるときには、水からではなく沸騰したお湯に鶏むね肉を入れるのがもう一つのポイントです!

それでは、鶏むね肉をそのままゆでたものと、ブライン液につけてからゆでたものを比べてみます!はたしてどれほどの違いが見られるのでしょうか…?

①そのままゆでた鶏むね肉

肉の繊維から水分が抜けて、パサついた食感になってしまいました。肉がギュッと締まっているような感じで、噛んでも肉がほぐれにくい状態でした。 水分が抜けたためか、鶏肉本来の味わいも薄く、旨みが抜けてしまっているように感じました。

しっとり感 ★★☆☆☆

ほぐれやすさ ★★☆☆☆

②ブライン液につけた鶏むね肉

肉の繊維が水分を含んでいて、しっとりとした食感です。肉もほぐれやすくなっていて食べやすくゆであがりました。鶏肉の味が濃く、味つけをしていない状態でもおいしく感じられました。

しっとり感 ★★★★★

ほぐれやすさ ★★★★☆

ブライン液で鶏むね肉がしっとりやわらかな仕上がりに!

ブライン液に漬けてからゆでた鶏むね肉と漬けこまずにゆでた鶏むね肉を比較した結果、ブライン液に漬けこむと格段にしっとりと食べやすくなることが分かりました!また食感だけでなく、鶏肉の味も濃くて、とても満足感のある仕上がりとなりました。

ブライン液は作り方も簡単で、比率さえ覚えてしまえば、ご家庭にある調味料を使ってすぐに用意することができる手軽な方法です。この機会にぜひ試してみてくださいね!

おいしい鶏むね肉レシピをご紹介!

さてここからは、ゆでた鶏むね肉を使ったおいしいおかずレシピをご紹介します。お酒が進むピリ辛よだれ鶏風や鶏むね肉の生姜焼き風、あっさりおいしいゆで鶏の茶漬けなど、覚えておくと重宝するお手軽レシピをピックアップしました。今回の検証でご紹介した、鶏むね肉をおいしくしっとりゆでるひと手間をプラスして作ってみてはいかがでしょうか。

お酒がすすむ!ピリ辛よだれ鶏風

※画像タップでレシピ動画ページに移動します。
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豆板醤の辛味があとをひくおいしさ!お酒が進むこと間違いなしの、ピリ辛よだれ鶏風のレシピをご紹介します。しっとりゆでた鶏むね肉に、豆板醤や甜麺醤などを混ぜて作った特製のタレをたっぷりとかけました。トッピングにねぎと砕いたピーナッツをちらすことで、さらに風味豊かに、おいしく仕上がりますよ。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • 鶏むね肉・・・250g
  • お湯 (ゆで用)・・・1000ml
  • 長ねぎの青い部分 (ゆで用)・・・60g
  • 生姜 (ゆで用)・・・1片
  • 料理酒 (ゆで用)・・・大さじ1
  • (A)ごま油・・・大さじ1
  • (A)ラー油・・・大さじ2
  • (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)はちみつ・・・小さじ2
  • (A)甜麺醤・・・大さじ1.5
  • (A)すりおろし生姜・・・小さじ1
  • (A)豆板醤・・・小さじ1
  • (A)しょうゆ・・・小さじ2
  • (A)白いりごま・・・大さじ1

-----トッピング-----

  • ピーナッツ (無塩・ロースト)・・・20g
  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

作り方

準備.料理酒は加熱を行い、アルコールを飛ばし粗熱を取っておきます。
1.生姜を皮付きのまま薄切りにします。
2.ポリ袋にピーナッツを入れて麺棒でたたき、細かく砕きます。
3.鍋のお湯が沸騰したら鶏むね肉、長ねぎの青い部分、1、料理酒を入れます。鶏むね肉に火が通るまで中火で5分ほどゆでたら火を止め、蓋をしてそのまま30分ほど置き、粗熱を取ります。
4.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせます。
5.3の鶏むね肉を取り出して食べやすい大きさに切り、お皿に盛り付け、4、2、小ねぎをかけて完成です。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

しっとり鶏むね肉の生姜焼き風

※画像タップでレシピ動画ページに移動します。
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いつもは豚肉で作るのが定番の生姜焼きを、鶏むね肉でアレンジ!しっとり鶏むね肉の生姜焼き風のレシピはいかがでしょうか。ゆでた鶏肉を使うことで、しっとりジューシーな仕上がりに。淡白な鶏むね肉に、はちみつを使ったやさしい甘みのタレがよく絡んでとてもおいしいですよ。いつもとはひと味違う生姜焼きを食べたいときにおすすめのレシピです。ぜひお試しくださいね。

材料(2人前)

  • 鶏むね肉 (計500g)・・・2枚
  • 塩・・・少々
  • お湯 (ゆで用)・・・1000ml
  • 酒・・・大さじ1
  • 長ねぎの青い部分・・・1本
  • 生姜・・・50g
  • 玉ねぎ・・・1/2個
  • (A)しょうゆ・・・大さじ3
  • (A)酒・・・大さじ2
  • (A)みりん・・・大さじ1
  • はちみつ・・・大さじ1
  • サラダ油・・・小さじ1

-----付け合わせ-----

  • キャベツ (千切り)・・・100g
  • トマト (くし切り)・・・4個

作り方
1.玉ねぎは繊維に沿って薄切りにします。
2.生姜は皮をむいてすりおろし、皮は取り分けます。
3.鶏むね肉はキッチンペーパーで水気を拭き取り、皮と余分な脂肪を取り除き、塩をまぶします。
4.鍋にお湯を沸かし、3、酒、長ねぎの青い部分、2の皮を入れて中火で煮立たせます。
5.アクを取りながら、中に火が通るまで中火で15分ほど煮たら火を止めます。蓋をして、そのまま30分ほど置きます。
6.フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、1を加えてしんなりするまで3分ほど炒めます。
7.(A)、すりおろした2を入れて中火で熱し、煮立たせます。はちみつを加えて混ぜ合わせ、とろみが付いたら一度火を止めます。
8.水気を切った5を2cm幅のそぎ切りにします。7に入れて中火でさっと炒め合わせ、火から下ろします。
9.お皿に盛り付け、キャベツ、トマトを添えて完成です。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

あっさり美味しい 茹で鶏の茶漬け

※画像タップでレシピ動画ページに移動します。
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さっぱりしたものが食べたいときにおすすめ!あっさりおいしい、ゆで鶏の茶漬けのレシピをご紹介します。ごはんにゆでてスライスした鶏むね肉と梅干し、そして大葉をのせて、冷たい出汁をかけたら完成!出汁には鶏むね肉のゆで汁を使うことで、鶏の旨味がたっぷり楽しめる一品に仕上がっています。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(1人前)

  • 鶏むね肉・・・100g
  • 大葉・・・5枚
  • 梅干し・・・1個
  • 酒・・・50ml
  • お湯・・・200ml
  • 長ねぎの青い部分・・・50g
  • (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ2
  • (A)酒・・・大さじ2
  • (A)みりん・・・大さじ2
  • ごはん・・・150g

作り方

1.鶏むね肉の筋を取ったら、ポリ袋に酒と一緒に入れてよく揉んだら10分ほど置きます。
2.大葉を千切りにします。
3.梅干の種を取ります。
4.お湯を沸かして1と長ねぎの青い部分を入れ、中火で全体に火が通るまで加熱したら火を止めます。鶏むね肉を鍋から取り出し、7㎜幅に薄く切ります。
5.4の鶏むね肉を取り出したお湯から、長ねぎの青い部分とアクを取り除き、(A)を入れて強火にかけ一度沸騰させたら、粗熱をとり冷蔵庫で冷やします。
6.ごはんを丼に入れて、2~4をのせて、5をかけたら完成です。

今晩のおかずにおいしい鶏むね肉料理をどうぞ!

いかがでしたか?今回は、管理栄養士監修の鶏むね肉をしっとりおいしく仕上げる方法と、おすすめの鶏むね肉レシピをご紹介しました。いつもの調理方法にひと手間加えることで、ご家庭での鶏むね肉料理がもっとおいしくお楽しみいただけますよ。おすすめレシピと合わせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

監修:クラシル 管理栄養士 樺沢風音

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