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烏龍茶のカフェイン量は?他のお茶との比較もご紹介

烏龍茶のカフェイン量は?他のお茶との比較もご紹介

日本で親しまれている中国茶の一つ「烏龍茶」。ほのかな苦味とさっぱりとした後味が魅力ですが、コーヒーや紅茶などと同様にカフェインが含まれており、飲むタイミングや量によっては含有量が気になることも。今回は烏龍茶に含まれるカフェインの量をほかの飲み物と比較しながら解説します。記事後半の烏龍茶を使ったレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • 烏龍茶のカフェイン量はどれくらい?
  • カフェインとは
  • 烏龍茶・日本茶・紅茶の違いは?
  • カフェインが含まれている飲み物をチェック
  • カフェインが含まれないお茶は?
  • 烏龍茶を使ったおすすめレシピ
  • 料理にも使える!烏龍茶を上手に取り入れよう

烏龍茶のカフェイン量はどれくらい?

烏龍茶とは、数百~数千種類あるといわれている中国茶のうちのひとつ。日本でも身近なお茶で、日常的に飲まれることの多い烏龍茶ですが、紅茶や緑茶と同じようにカフェインが含まれます。まずは烏龍茶に含まれるカフェインの量を確認してみましょう。

烏龍茶には、

100mlあたり約20mg

のカフェインが含まれています。

コップ1杯(約200ml)とすると、単純に計算して

約40mg

のカフェインが含まれています

後ほどほかの飲み物に含まれるカフェイン量もご紹介しますが、これはコーヒーの1/3のカフェイン含有量です。そう聞くと少ないと感じますが、摂取量や飲むタイミングには注意する必要があります。

カフェインとは

そもそもカフェインとは、コーヒーやお茶、チョコレートなど、天然に含まれている食品成分です。カフェインといえば、覚醒作用があることは有名ですよね。ほかにも、運動時の持久力アップや集中力を高める効果があると言われています。

しかし、カフェインの過剰摂取は、下痢や吐き気、めまいなどを引き起こす場合もあるので、摂り過ぎには注意しましょう。

また、妊婦や授乳中の女性においては、カフェインの過剰摂取は胎児の発育を阻害する場合や、流産や死産のリスクが高まる可能性があるとされています。

烏龍茶・日本茶・紅茶の違いは?

烏龍茶のカフェイン量を調べていると「緑茶や紅茶と何が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

実は、これらのお茶はすべて、ツバキ科の「カメリア シネンシス」という植物の葉から作られています。原料は烏龍茶も日本茶も紅茶も同じお茶の葉なのです。それぞれのお茶の見た目や味、香りの違いは「発酵度」によって決まります。

・緑茶:発酵させずに火入れをする「不発酵茶」
・烏龍茶:適度に発酵させてから火入れをする「半発酵茶」
・紅茶:よく発酵させて火入れをする「完全発酵茶」

それぞれの発酵度に応じて、色合い、香ばしさ、渋みなどのバランスに違いが生まれるんですよ。

発酵とカフェイン量の関係は?

一方で、カフェインの量に関しては、発酵の度合いと明確な関係があるとはいえません。カフェインの量については、茶葉の種類や使われている部位、加工方法などによって大きく変わるとされています。

発酵が進んでいるからカフェイン量が多い、といった判断はできないということですね。

カフェインが含まれている飲み物をチェック

普段飲んでいるお茶や飲み物にはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。代表的な飲み物のカフェイン量を確認してみましょう。

100mL
(200ML)
浸出方法
烏龍茶

約10mg
(約20mg)

茶15g、90℃
650mL、0.5分

コーヒー

約60mg
(約120mg)

コーヒー粉末 10g
熱湯 150mL

インスタントコーヒー

約57mg
(約114mg)

インスタントコーヒー2g
熱湯 140mL

紅茶

約30mg
(約60mg)

茶 5g、熱湯 360mL
1.5~4分

玉露

約160mg
(約320mg)

茶葉 10g、60℃の湯
60mL、2.5分

煎茶

約20mg
(約40mg)

茶 10g、90℃
430mL、1分

ほうじ茶

約20mg
(約40mg)

茶 15g、90℃
650mL、0.5分)

エナジードリンク

約32〜300mg
(約64~600mg)


比較してみると、烏龍茶は煎茶やほうじ茶とほぼ同じ量のカフェインが含まれていることがわかります。また、コーヒーや玉露のカフェイン量はほかの飲み物と比べて比較的多いことがわかりますね。

飲む量やタイミングを調整するためにも、それぞれのカフェイン量を把握しておくと安心です。

カフェインの過剰摂取に注意しながら、ホッと一息つけるドリンクを楽しみたいですね。

💡ワンポイント豆知識
ちなみに、エナジードリンクや眠気覚まし用飲料は商品によってカフェイン含有量が異なるので、気になる方は成分表をチェックしてくださいね。

カフェインが含まれないお茶は?

お茶の葉が原料の飲料は、基本的にすべてカフェインを含んでいます。

一方で、ルイボスを使ったルイボスティーや大麦が原料のむぎ茶、そばが原料のそば茶はノンカフェインです。ほかに、トウモロコシ茶黒豆茶ごぼう茶などもカフェインは含まれていません。

寝る前など摂取を控えたい場合は、ノンカフェインのお茶を選ぶのがおすすめですよ。

烏龍茶を使ったおすすめレシピ

さてここからは、烏龍茶を使った意外なおいしさを楽しめるレシピをご紹介します。烏龍茶はそのまま飲むのももちろんおいしいですが、料理に使うことで香ばしさが引き立ちますよ。

烏龍茶で中華風煮卵

お酒のおつまみにぴったりな、中華風煮卵のレシピをご紹介します。烏龍茶を加えることで、香りよく風味豊かな煮卵ができあがりますよ!鷹の爪のピリッとした辛味がアクセントになった、やみつきになる一品です。ごはんにのせたり、ラーメンにトッピングするのもおすすめなので、お好みの食べ方でお楽しみください。

梅干しウーロン茶漬け

梅干しの酸味が決め手の冷やし茶漬けです。烏龍茶のスッキリとした風味が梅干しの酸味やきゅうりの食感、薬味の香りとマッチして、スルスルと食べられますよ!仕上げにわさびをのせれば、より爽やかな味わいをお楽しみいただけます。こちらのレシピでは雑穀ごはんを使いましたが、白米でもおいしく作れますよ。冷蔵庫にある香味野菜を入れてアレンジしてみるのもおすすめです。

ピリ辛ネギのせ 中華風お茶漬け

さっぱりといただける中華風のお茶漬けはいかがでしょうか。使う食材も調味料も手軽に揃う身近な食材ばかり!烏龍茶で作るさっぱりとした味わいのスープに、ラー油で和えた白髪ねぎの辛味がよく合い、ついつい箸が進むおいしさです。辛いものが苦手な方は、ラー油をごま油に代えて作ってみてくださいね。

烏龍茶でツヤツヤ チャーシューおこわ

烏龍茶でおこわを炊くと、まるで中華ちまきのような味わいの一品に!具材にチャーシューとしめじ、ごぼうを使うことで旨みたっぷりのおこわができあがります。水ではなく烏龍茶で炊くとほんのりとした苦味が加わり、味わいに深みを出してくれます。食材の準備ができたら、あとは炊飯器のスイッチを押すだけの簡単レシピなので、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

タピオカ烏龍チーズティー

カフェ風のタピオカドリンクをおうちで作ってみましょう!意外な組み合わせですが、烏龍茶は乳製品と相性抜群!烏龍茶のほろ苦さとまろやかなチーズクリームがよく合い、クセになるおいしさです。もちもちとしたタピオカの食感も楽しく、想像よりもスッキリとした味わいなので最後まで飽きることなくいただけますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

料理にも使える!烏龍茶を上手に取り入れよう

いかがでしたか?今回は烏龍茶に含まれるカフェインの量やほかのお茶との比較、おすすめレシピをご紹介しました。烏龍茶はコーヒーや紅茶と同様、飲む機会の多い飲み物です。身近な飲み物のカフェイン量を知っておくことで、用途やシーンに合った選び方ができますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

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