「プロの味!?」「家でもできる」土鍋で炊く極上ごはん!ふっくら仕上がる基本の炊き方とおすすめレシピ

「プロの味!?」「家でもできる」土鍋で炊く極上ごはん!ふっくら仕上がる基本の炊き方とおすすめレシピ

新米の季節がやってきました。今年は「土鍋」でごはんを炊いてみませんか?土鍋で炊いたごはんはふっくらとして甘く、格別のおいしさです!この記事では、土鍋のごはんの炊き方を詳しい手順でご紹介します。意外と簡単に炊くことができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。記事後半でご紹介する、土鍋で作る炊き込みご飯のレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • 土鍋でごはんを炊く準備
  • 最低限必要な道具
  • そのほかに必要なもの
  • 土鍋でごはんを炊く基本の手順
  • 土鍋でごはんを炊くコツ
  • 土鍋ごはんのアレンジ
  • チャレンジしたい!絶品土鍋ごはんレシピ
  • 土鍋でごはんを炊いてみよう

土鍋でごはんを炊く準備

土鍋で炊いたごはんは、みずみずしくふっくらとして、とてもおいしいですよ。まずは、土鍋でごはんを炊くために必要な道具を揃えましょう。

最低限必要な道具

【土鍋】
土鍋の形には深型と浅型がありますが、ごはんを炊くには深型が向いています。

深型は均一に火が通りやすくて焦げ付きにくく、浅型に比べて吹きこぼれにくいのが特徴です。二重蓋になっているタイプであればさらに吹きこぼれが少なく、扱いやすくなります。厚手で炊飯用に特化した土鍋もありますが、多用途のものでも問題なくごはんが炊けますよ!

※キッチンの熱源がIHの場合は、IH対応の土鍋かどうか確認してくださいね。

そのほかに必要なもの

・計量カップ(米用・水用)
・ボウル
・ザル
・しゃもじ
・鍋敷き
・布巾
・タイマー

米を正確に計量するために「米用の計量カップ」を用意しましょう。

通常の計量カップは一般的に200mLのものが多いですが、米用の計量カップの容量は180mLなので通常の計量カップとは容量が異なります。

また、米をとぐためのボウルと、水を切るためのザルも必要です。土鍋はとても熱くなるので、火から下した後に鍋を置くための鍋敷きや鍋の蓋を持つための布巾もあるとよいでしょう。

土鍋でごはんを炊く基本の手順

必要な道具が分かったところで、土鍋ごはんの基本の炊き方をご紹介します。

①米を計量する

米用の計量カップを使って計量します。米用の計量カップ(180mL)で1カップ分が「米一合」です。

指や計量スプーンの持ち手などで、しっかりとすりきりをしましょう。すりきりで正確に計量することで、炊き上がりの食感が安定しますよ。グラム(g)に換算すると150gになるので、米用の計量カップがない場合はキッチンスケールなどで計量してもよいでしょう。

②米をといで水を切る

ボウルを使って米をとぎます。今は精米技術が発達しているので、ゴシゴシとこすらずにやさしく混ぜる程度で問題ありません。

乾燥した米は水を吸いやすいので、浄水やミネラルウォーターを使うのがおすすめ。一回目にといだ水は、ぬかのニオイが移るのですぐに捨てるようにしましょう。水が半透明になったら、ザルに上げて水を切ります。

③浸水させる

土鍋に米を入れ、冷水を注ぎます。水を米の中まで吸わせることでやわらかくなり、熱が伝わりやすくなるのです。

十分に浸水させることで粒立ちがよく、芯までふっくらと炊き上がりますよ。浸水時間は、夏は30分、冬は1時間程度が目安です。夏は水がぬるくなるため、冷蔵庫で浸水させるのもおすすめ!しっかりと水を吸った米は膨らみ、白っぽい色に変化します。

浸水時間が長すぎると米がふやけて味が落ちてしまうため、長時間の浸水は避けましょう。また、水を吸いやすい素材の土鍋なら、ボウルで浸水させて炊くときに土鍋に移すようにしましょう。

④水を計る

米を炊くために水を計ります。以下、米の量に対して水の量がどのくらいなのか確認してみましょう。

【水の量】
米1合(180mL)なら水200mL
米2合(360mL)なら水400mL
米3合(540mL)なら水600mL

水の量は、普通炊きの場合「米:水=1:1.1」です。固めに炊きたいときは「米:水=1:1」、やわらかめに炊きたいときは「米:水=1:1.2〜1.3」を目安に調整してみてくださいね。

⑤強めの中火で加熱

土鍋をコンロにのせ、強めの中火で沸騰させます。蓋から「カタカタ」という音が聞こえ、鍋全体から勢いよく湯気と泡が出る状態になれば沸騰した合図です。

炊く時間は8~10分を目安に、早く沸騰しそうなら火を弱めて時間を調整してくださいね。

⑥弱火で加熱

沸騰したら、弱火にして10~15分ほど炊きます。中から「ブクブク」という音がしているのが徐々に静かになったら炊き上がりが近い合図です。

蓋を開けて確認し、表面に水分が残っている場合は1~2分追加で加熱してくださいね。

⑦蒸らして完成

火を消し、ふたを開けずに10分間蒸らします。

蒸らした後は、しゃもじを鍋の内側に沿ってぐるりと入れ、底から返すように混ぜて蒸気を逃します。蒸らすことで全体に熱が均一にまわり、ふっくらと炊き上がりますよ。

以下の動画でも土鍋でごはんを炊く方法をわかりやすくご紹介しているので、ぜひ合わせて確認してみてくださいね。

土鍋でごはんを炊くコツ

ここで、土鍋でごはんを炊く時のポイントを見てみましょう。

新米はやさしくとぐ

新米は水分量が多く表面が傷つきやすいため、短時間でやさしくとぐのがポイントです。指先を使い、力を入れずにシャカシャカと米をかき混ぜるようにしてやさしくとぎましょう。

水が透明になるまでとぐ必要はありません。米をといだ後の乳白色の水には、旨味の元になるでんぷんが流出しているので、とぎすぎると旨味まで流れてしまいます。

また、新米は水の吸収スピードが速いため、浸水時間は短めに調整しましょう。

火加減は中火→弱火で調整

沸騰するまでに10分程度時間をかけるとおいしく炊けるので、早く沸騰しそうなら火加減を観察しながら調整しましょう。

1、2合の少量で炊く場合は強めの中火だとすぐに沸騰してしまうので、中火で炊き始めてみてください。

沸騰したら弱火にして炊きます。沸騰した後も中火のまま加熱し続けると焦げてしまうので、沸騰するまでは火のそばから離れずに観察してくださいね。おこげを作りたい場合は、最後に強めの中火にして1分位加熱します。

蒸らしでふっくら仕上げる

土鍋ごはんは、最後の蒸らしがおいしく仕上げるポイントになります。火を止めた後は蓋をしたまま10分間蒸らして完成です。

土鍋は蓄熱性か高く火を止めた後も高温を保てるため、蒸らしの工程で熱が均一に入り、ふっくらとみずみずしく炊き上がりますよ。

土鍋の容量の6〜7割以下で炊く

土鍋でごはんを炊く時は、米と水を入れた状態で容量の6〜7割が目安になります。炊き上がり後は米の体積が増えるため、これ以上多いと吹きこぼれやすくなります。

土鍋のサイズに合った量を炊くようにしましょう。 土鍋のサイズは、米1~2合なら7号以上(直径22cm前後)、3~4合なら8号以上(直径25cm前後)が適しています。

土鍋以外の鍋でも炊飯できる

土鍋だけでなく、ふたがきちんとできる鍋なら炊飯可能です。

鍋の種類や厚みによって加熱時間や水加減を調整して、お好みの炊き加減を探してみましょう。

土鍋ごはんのアレンジ

土鍋では、白米以外のごはんもおいしく炊けますよ。

・炊き込みごはん(きのこ、鮭、鶏肉など)
炊き込みごはんも白米と同じ手順で炊けます。

具材の水分があるので、少し少な目の水加減にするのがポイント。きのこ、鮭、鶏肉など、お好みの具材で作ってみてくださいね。

・おこげごはん
土鍋ごはんならではの楽しみといえば、香ばしいおこげ。火を止める前に1〜2分強めの中火で加熱すると、おこげを作ることができますよ。

土鍋の種類によってはパチパチと音が聞こえるので、焦げすぎないように様子を見ながら加熱してくださいね。

・玄米ごはん
土鍋なら玄米もふっくらと炊けますよ。玄米の場合は白米のようにとぐ必要は無く、1~2回さっと洗う程度でOK。

炊く前に6~7時間以上浸水させます。水加減は白米より多く、玄米の1.5倍程度(1合なら270mL前後)が目安です。炊飯の手順は白米と同じですが、時間は少し長くかかります。火にかけて沸騰したのち、弱火にして25〜30分が目安です。

チャレンジしたい!絶品土鍋ごはんレシピ

ここからは土鍋で作る炊き込みごはんのレシピをご紹介します。秋の味覚の栗ごはんや旨味たっぷりの牡蠣ごはん、ホクホクおいしい鮭とさつまいもの炊き込みご飯など、バリエーション豊富にピックアップしました。土鍋で作ると格別のおいしさなので、ぜひ気になるレシピをお試しくださいね。

秋のごちそう 土鍋でホクホク栗ごはん

秋の味覚!土鍋で炊く栗ごはんのレシピをご紹介します。ふっくらと炊いたつやつやのごはんに、ホクホクの甘い栗が最高の組み合わせ!土鍋で炊くと格別のおいしさなので、栗がおいしい季節にぜひ作ってみてくださいね。

土鍋で鯛めし

土鍋で作る鯛めしはいかがでしょうか。土鍋を使う事で鯛の身もふんわりとした食感になり、ワンランク上のおいしさに仕上がります。見た目も豪華で華やかな一品なので、お祝いの席やおもてなしにおすすめですよ。

土鍋でふっくら牡蠣ごはん

風味豊かな土鍋で作る牡蠣ごはんのレシピです。プリプリとした牡蠣の旨味が染み込んだ土鍋ごはんが、たまらないおいしさ!おこげもおいしく、三つ葉の爽やかな香りもアクセントになってお箸がすすみますよ。

土鍋で炊く 鮭とイクラの親子ごはん

旬の秋鮭で作っていただきたい、鮭といくらの親子ごはんです。ふっくらと炊けたごはんと旨味たっぷりの鮭、プチプチとした食感のいくらを一緒に食べた瞬間、きっともう一度作りたくなること間違いありません!鮭がおいしい季節にぜひお試しくださいね。

土鍋でつくる 鮭とさつまいもの炊き込みごはん

鮭とさつまいもで秋にぴったりな炊き込みごはんを作ってみましょう!ふっくらとした鮭にホクホクの甘いさつまいもが相性抜群で、飽きのこないおいしさ。手に入りやすい材料で作れるので、今晩のメインにいかがでしょうか。

土鍋でごはんを炊いてみよう

今回は土鍋でごはんを炊く方法を詳しく解説しました。難しいイメージがありますが、コツをつかめば意外と簡単に炊くことができます。白米以外の炊き込みご飯もとてもおいしく作れるので、ぜひご紹介したレシピも参考にしていただき、おいしいごはんを召し上がってくださいね。

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