冷凍エビの【解凍方法】を徹底解説!解凍するときの注意点もご紹介

冷凍エビの【解凍方法】を徹底解説!解凍するときの注意点もご紹介

ストックしておくと便利な「冷凍エビ」。上手に解凍して使うことで、料理の仕上がりが格段にアップしますよ。この記事では、冷凍エビの解凍方法について解説します。自然解凍や塩水を使った解凍方法など、冷凍エビをおいしく調理するコツをご紹介!エビを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • 冷蔵庫で「自然解凍」する方法
  • 「塩水」で解凍する方法
  • 「重曹水」で解凍する方法
  • 「氷水」で解凍する方法
  • 「電子レンジ」で解凍する方法
  • 冷凍エビを解凍するときの注意点
  • エビを使ったレシピをご紹介
  • 冷凍エビをおいしく調理しよう!

冷蔵庫で「自然解凍」する方法

それではさっそく、冷凍エビの解凍方法を5つご紹介します。

まずは、冷蔵庫で自然解凍する方法から見ていきましょう!

■【解凍方法】

①お皿やトレーに冷凍エビをのせる
②ラップをかけて冷蔵庫に移して解凍する

【ポイント】

解凍時間はエビの大きさによって異なります。常温で自然解凍した方が早く解凍できますが、冷蔵庫で時間をかけてゆっくり自然解凍した方がドリップ(エビの旨味やたんぱく質を含む水分)が出にくく、味も落ちにくいですよ。

「塩水」で解凍する方法

冷凍エビは、塩水に浸けて解凍すると、ドリップを抑えながらプリプリとした食感や旨味を保ちやすいんです。

【解凍方法】

①塩分濃度3%の塩水を用意する
②①に冷凍エビを入れて解凍する
③ザルにあけ、キッチンペーパーなどで水気を拭き取る

【ポイント】

真水に浸けると、エビから旨味成分などが溶け出しやすいのに対し、塩水では浸透圧の働きでエビから水分が流出するのを防ぎ、プリプリとした食感も保つことができます。塩水の塩分濃度3%というのは海水と同程度で、200mlの水に小さじ1杯の塩を入れるのが目安です。

「重曹水」で解凍する方法

重曹を使った解凍方法も、エビのプリプリ食感を保つことができるのでおすすめです。

■【解凍方法】

①ボウルに水と食品用重曹を入れてよく溶かす
②①に冷凍エビを入れ、常温に置いて解凍する
③ザルにあけ、キッチンペーパーなどで水気を拭き取る

【ポイント】

重曹がアルカリ性であることを利用した解凍方法です。重曹水に入れることでエビのたんぱく質がアルカリ変性を起こし、凝固します。そのためエビから水分が流出するのを防ぐことができ、プリプリとした食感に仕上がるのです。

「氷水」で解凍する方法

冷凍エビを氷水で解凍する方法もあります。

■【解凍方法】

①冷凍エビを密閉できる保存袋に入れてできるだけ空気を抜く
②①を氷水に入れ、沈める

【ポイント】

流水解凍より時間はかかりますが、より低温を保てるためドリップが出にくくなります。大きなボウルなどにたっぷりの氷と水を用意し、低温をキープしながら解凍しましょう。

「電子レンジ」で解凍する方法

電子レンジを使うと短時間で解凍できますが、急速に温度が上がってエビから水分が出やすいので、あまりおすすめしません。ただし、加熱済みのゆでエビなら半解凍のまま調理に使えるので、電子レンジも活用できます。

■【解凍方法】

①ラップで包んだ冷凍ゆでエビを耐熱皿にのせる
②半解凍状態になるまで電子レンジで加熱する
③ラップを外してキッチンペーパーなどで水気を拭き取る

【ポイント】

半解凍ならエビの旨みが流れにくく、炒め物やスープはもちろん、サラダやサンドイッチなどにそのまま使えて便利ですよ。

冷凍エビを解凍するときの注意点

ここまで、いくつかの解凍方法をご紹介しました。ここからは、冷凍エビを解凍するときの注意点も確認してみましょう。

再冷凍しない

解凍したお肉や魚などを再冷凍させるのはよくないと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。食品を解凍すると細胞膜が壊れ、水分や旨味がドリップとして流出します。

エビは細胞が壊れにくいともいわれていますが、やはり再冷凍すると味や食感は損なわれるので、解凍したら食べきるのがおすすめです。

常温解凍は避ける

常温に置いた方が時短になりますが、冷蔵庫や氷水を使って低温で解凍する方がドリップが出にくく、味や食感を保つことができます。

また、ドリップには水分と栄養成分が含まれているため、細菌が繁殖しやすい環境です。衛生的な観点からも、常温において解凍するのは避けた方が安心して調理することができます。

真水での解凍は避ける

エビを真水に浸けると、エビから水分や旨味成分が抜けやすくなります。そのため、真水での解凍は避けましょう。

必要な分だけ解凍する

先ほども少し触れましたが、解凍したエビは細菌が繁殖しやすい環境になるので、できるだけ早く使い切るのが鉄則です。

調理に必要な分だけを取り分けて解凍するようにしましょう。

エビを使ったレシピをご紹介

さてここからは、エビを使ったおすすめレシピをご紹介します。ピリ辛味でごはんのおかずにぴったりのエビのチリソースや、やみつきになる味わいのガーリックシュリンプなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ピリ辛 エビのチリソース

ピリ辛味がたまらない、エビのチリソースのご紹介です。長ねぎやニンニク、生姜の風味が効いたピリ辛ソースがエビに絡み、ごはんやお酒が進む味わいです。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ナスとエビのオイスターソース炒め

今晩のおかずに、ナスとエビのオイスターソース炒めはいかがでしょうか。ごま油やオイスターソースの染みたジューシーなナスと、プリプリのエビがとてもおいしい一品。シンプルな味つけで簡単に味が決まるので、時間がない日でもパパッと作れますよ。

エビとチーズの濃厚クリームスパゲティ

ほうれん草とエビの鮮やかな色合いが魅力の、クリームスパゲティを作ってみましょう。濃厚なクリームソースにエビの旨味が溶け出し、やみつきになるおいしさ!一人ランチにもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。

エビグラタン

自家製ホワイトソースのエビグラタンはいかがでしょうか。プリプリのエビや色とりどりの野菜を使った満足感のある一品。まろやかなホワイトソースにチーズの焼き目の香ばしさも加わり、とてもおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。

常備菜にも ガーリックシュリンプ

ニンニクの香りが食欲をそそる、ガーリックシュリンプをご紹介します。ごはんやパン、パスタなど、どんなメニューにも合わせやすいおかずです。エビの明るいピンク色が華やかで、おもてなしにもぴったりですよ。

冷凍エビをおいしく調理しよう!

今回は、冷凍エビのさまざまな解凍方法や注意点を解説し、エビを使ったおすすめレシピをご紹介しました。冷凍エビをおいしく調理するには、低温でじっくり解凍することがポイントです。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちで冷凍エビを活用した料理を作ってみてくださいね。

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