最終更新日 2024.2.1

失敗しない“温泉卵”の作り方を検証!思い通りの固さに作れる方法って?

失敗しない“温泉卵”の作り方を検証!思い通りの固さに作れる方法って?

そのままでも、トッピングとして食べてもおいしい温泉卵。今回は完全にほったらかしでも思い通りの固さに作れる、失敗しない温泉卵の作り方を検証します!これを知っていればいつでも白身プルプル、黄身とろとろのおいしい温泉卵が作れますよ。検証の後にはおすすめレシピもご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

放置するだけでできる温泉卵の裏技をもっと知りたい方はこちら!
  • 目次
  • 温泉卵はどうやって作られるの?
  • 温泉卵の失敗しない作り方とは?
  • 温度は75℃前後で調整
  • 放置する時間で黄身の固さを調整
  • 温泉卵の作り方を検証!
  • ほっとくだけでできあがり!温泉卵を手軽に作ろう
  • 温泉卵のおすすめレシピをご紹介!
  • レンジで5分 鶏ささみとネギのピリ辛温玉のせ

温泉卵はどうやって作られるの?

温泉卵を作るときには大体70°C位の温度を保つが大切なのですが、これは卵が黄身と白身で固まり始める温度が違うため。黄身は温度が65℃〜75℃で固まり始めるので、温泉卵を作るときは、ゆでるお湯を、白身の固まらない80℃以下の温度に保ちながら作る必要があります。卵の性質を利用して、程よいやわらかさになるように考えられている調理法なんですね。

温泉卵の失敗しない作り方とは?

今回検証するのは、保温できる容器に入れておく方法です。検証ではスープジャーを使用していますが、保温のきくものであれば水筒などでもチャレンジできますよ。

検証で使うもの

  • 卵・・・2つ(1つずつ調理していきます)

  • スープジャー 

  • お湯・・・500cc

  • 水・・・100cc

同じ条件で比較するため、今回は冷蔵庫から出したての卵を使用しています。

また、温めていないスープジャーは温度が下がりやすいので、温度計がない方は一度容器の中にお湯を入れ、温めてから試してみてくださいね。

温度は75℃前後で調整

温泉卵を作るポイント1つ目は、温度を75°前後で調整することです。温度計がないという方は、お湯1L(1000cc)に1カップ(200cc)の水を混ぜると70℃近くの温度に調整できますよ。今回はその半量で計測しました。水道水は、季節によってばらつきがありますが、大体20℃前後と考えて大丈夫です。

今回お湯500cc、水100cc(20℃)で温度を計測してみると、75℃になりました。卵が入ることで中の温度も下がりますので、このくらいがちょうどベストの温度。70℃より少し高めの温度になるように意識して用意するのがポイントです。

放置する時間で黄身の固さを調整

温泉卵を作るときのポイント2つ目は、放置する時間での長さです。お湯から出した後、放置する時間によって黄身の状態が変わります。今回は10分放置したものとしていないものの差もあわせて比較してみました。

はたしてどのような違いが出るのでしょうか?

温泉卵の作り方を検証!

卵が割れないように、容器を横にして卵をそっと入れていきます。

75℃前後のお湯を加え、しっかりと蓋をしたら30分間そのままにしておきます。 果たして卵の黄身はどう変化するでしょうか?

結果はこちら…!

白身はプルプル、黄身はほどよくとろとろに固まった温泉卵ができました!

すぐに割ったものと、10分放置したものを比較してみると、すぐに割ったものは黄身がサラッとしているのに対し、10分放置したものはねっとりとした状態に変化しています。放置時間を調節することで、お好みの状態の温泉卵が作れるのはうれしいですよね。

ちなみに、もう少し固めの黄身が好きという方は、こちらを参考にしてみてください。

ゆで時間を5分伸ばして、放置時間を10分にすると、黄身もほどよく固まり始めた温泉卵を作ることができますよ。

温泉卵の白身が殻に残らない割り方はこちらをチェック!

ほっとくだけでできあがり!温泉卵を手軽に作ろう

今回は「保温容器」を使って温泉卵を作る方法を検証しました。この検証中にスープジャーの中のお湯の温度も計ってみたのですが、作り始めから卵を取り出すときまでに約10℃も下がっていました。そのため、お湯の温度を白身の固まらないギリギリの温度の75℃前後に調節してスタートすることをオススメします。

取り出した後の放置時間によって黄身の状態の細かな調整もできるので、ぜひこの方法を使って手軽に温泉卵をお楽しみくださいね!

温泉卵のおすすめレシピをご紹介!

温泉卵の裏技とあわせて、おすすめレシピもチェック!今回は温玉を添えた、お酒のおつまみにピッタリなレシピをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

レンジで5分 鶏ささみとネギのピリ辛温玉のせ

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短時間でサッと作れる、鶏ささみとネギのピリ辛温玉のせをご紹介します。切る食材は鶏ささみと長ねぎのみ!調味料と一緒にボウルに移したら、電子レンジで加熱するだけと、すぐに作れるところも魅力的です。温泉卵のとろりとした食感と、ポン酢のさっぱりとした味つけがお酒に合いますよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(2人前)

  • 鶏ささみ・・・4本
  • 長ねぎ・・・1/2本
  • (A)ポン酢・・・大さじ3
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • 一味唐辛子・・・適量
  • 温泉卵・・・1個

作り方

準備.鶏ささみは筋を取っておきます。
1.長ねぎは斜め薄切りにします。
2.鶏ささみは斜め2cm幅に切ります。
3.耐熱ボウルに1、2を入れ、(A)をかけてラップをし、600Wの電子レンジで3分加熱し、鶏ささみに火が通ったら取り出し、よく混ぜ合わせます。
4.器に盛り付け、温泉卵をのせ、一味唐辛子をふって完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

ほっとくだけでできあがり!温泉卵を手軽に作ろう

いかがでしたか?今回は、温泉卵の失敗しない作り方と、おすすめレシピをご紹介しました。温泉卵はゆで加減が難しいですが、この方法ならあなた好みの温泉卵が手軽に作れますよ!おすすめのレシピとあわせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、クラシルでは基本の温泉卵の作り方もご紹介しています。シーンに合わせて、さまざまな方法で温泉卵を作ってみてください。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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2024.2.20 最終更新

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