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バターナッツかぼちゃとは?味や特徴、おすすめの食べ方についても解説!

バターナッツかぼちゃとは?味や特徴、おすすめの食べ方についても解説!

「バターナッツかぼちゃ」を知っていますか?私たちが普段よく食べているかぼちゃとは少し違って、ひょうたんのような珍しい形をしているんですよ。今回は、バターナッツかぼちゃの味や特徴、一般的なかぼちゃとの違いに加え、旬や選び方についても解説します。記事後半のバターナッツかぼちゃを使ったおすすめレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • バターナッツかぼちゃとは?
  • 普通のかぼちゃとの違い
  • バターナッツかぼちゃの旬と選び方
  • バターナッツかぼちゃのルーツについて
  • バターナッツかぼちゃのおいしい食べ方は?
  • バターナッツかぼちゃのおすすめレシピをご紹介!
  • バターナッツかぼちゃを食べてみよう!

バターナッツかぼちゃとは?

バターナッツかぼちゃとは、黄褐色や肌色のつるりとした皮と、縦長のひょうたんのような形が特徴のかぼちゃです。大きさは長さ20〜30cm、重さは500g〜1kgほどで、下部がふくらんだ独特の形をしています。

半分に切ると、下のふくらんだ部分に種が入っており、果肉はあざやかなオレンジ色。上半分には種がなく、可食部が多いため調理しやすいのも特徴です。

ナッツのようなコクのある甘みと、なめらかな食感が特徴で、ポタージュやスイーツなど幅広く活用できるんですよ。

普通のかぼちゃとの違い

バターナッツかぼちゃは、普段よく食べる「ホクホク系」のかぼちゃとは味や食感が異なります。

まずは主な違いを表で確認しましょう。

一般的なかぼちゃ
(西洋かぼちゃ)
バターナッツかぼちゃ
味・食感

ホクホク、やさしい甘み

ねっとり・なめらか
ナッツのような甘さ

向いている調理法

煮物・天ぷら・炒め物など

ポタージュ・グラタン・ピュレ(※水分が多く煮崩れしやすい)

調理のしやすさ

皮がかたく切りにくい

皮が比較的やわらかい
上部は種がなくカットしやすい

表で押さえたポイントを、以下でもう少し詳しくご紹介します。

味・食感

一般的なかぼちゃはホクホクとした食感とやさしい甘みが特徴なのに対し、バターナッツかぼちゃは、ナッツのような甘さと、ねっとりとしたなめらかな食感が魅力。

とくに、下部のふくらんだ部分は甘みが強いため、スイーツに使うのもおすすめです。

向いている調理法

バターナッツかぼちゃは水分が多く煮崩れしやすいため、煮物よりもポタージュやグラタンに向いています。

ペースト状にすると口当たりが驚くほどクリーミーになり、甘みもしっかり感じられます。とくにグラタンは、バターナッツかぼちゃの甘みとクリーミーな食感を引き立ててくれる一品です。

調理のしやすさ

西洋かぼちゃは皮が非常にかたく、包丁を入れるのに大きな力が必要ですよね。バターナッツかぼちゃは皮が比較的やわらかく、下処理がしやすいのも特徴です。

さらに、上部(細い部分)は種がないため、スライスや角切りもしやすいですよ。

バターナッツかぼちゃの旬と選び方

バターナッツかぼちゃは、ねっとりとした甘みが魅力の野菜ですが、よりおいしく味わうには「旬」や「選び方」も大切なポイントです。 ここでは、食べごろの時期や選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介します。

バターナッツかぼちゃの旬はいつ?

バターナッツかぼちゃの収穫時期は8月上旬~中旬ごろです。

水はけのよい土を好み、痩せた土地でも比較的よく育つため、家庭菜園でも人気のある野菜なんですよ。

バターナッツかぼちゃを甘くするには?

一般的なかぼちゃと同様に、収穫後すぐは甘みが少ないです。収穫後、2週間から1ヶ月ほど風通しのよいところで保存してから食べると、甘みが増しておいしくなりますよ。

おいしいバターナッツかぼちゃの選び方

スーパーなどでバターナッツかぼちゃを選ぶときは次のポイントを参考にしてみてください。

・持ったときに、ずっしりとした重さがある
・色が黄褐色で均一である
・全体につやがある
・表面に傷やひびがない

表面のつやと重さを意識して選ぶことで、より甘みのあるバターナッツかぼちゃに出会えますよ。

バターナッツかぼちゃのルーツについて

見た目も味も個性的なバターナッツかぼちゃですが、かぼちゃ全体の中ではどんな位置づけなのでしょうか?

以下の表で、簡単に種類とルーツをご紹介します。

種類 品種 特徴・食感 用途
日本かぼちゃ

黒川かぼちゃ
菊座かぼちゃ など

ねっとり、水分が多い
甘味が少ない

煮物、汁物など

西洋かぼちゃ

黒皮栗かぼちゃ
坊ちゃんかぼちゃ など

甘みが強い
加熱するとホクホクに

煮物、天ぷら、スープなど

ぺポかぼちゃ

ズッキーニ
金糸瓜(そうめんかぼちゃ)

シャキシャキ
ほぐれる独特の食感

サラダ、炒めものなど

バターナッツかぼちゃは、日本かぼちゃの仲間に分類されます。原産地は南アメリカといわれており、そこからヨーロッパを経て、世界中に広まりました。日本では比較的新しく、ねっとり系の食感と甘みから近年人気が高まっている品種です。

バターナッツかぼちゃのおいしい食べ方は?

バターナッツかぼちゃについて知るほどに「実際に食べてみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。ここでは、バターナッツかぼちゃをもっとおいしく楽しむための食べ方をご紹介します。

ポタージュやソテーでとろける食感を楽しむ

バターナッツかぼちゃは繊維が少なく、加熱するととてもなめらかでトロトロの食感になります。とくにおすすめなのが、ポタージュなどのスープ。

バターナッツならではのやさしい甘みが溶け込んだ、濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。

スライスしてソテーやフライにするのもおいしく、焼き目がつくことで甘みが引き立ち、ホクホク系のかぼちゃとはまた違ったおいしさが味わえます。

生のままサラダにするのもおすすめ

バターナッツかぼちゃは生で食べることもできる、ちょっとめずらしいかぼちゃです。薄切りや千切りにしてサラダに加えれば、見た目にも色鮮やかでよいアクセントになりますよ。

加熱したときとは異なる、シャキシャキとした歯ごたえとメロンのような甘みが感じられます。オリーブオイルやレモンと合わせてシンプルに味わうのもおすすめです。

バターナッツかぼちゃのおすすめレシピをご紹介!

ここからは、バターナッツかぼちゃのおすすめレシピをご紹介します。濃厚な味わいのバターナッツかぼちゃのポタージュや、皮を器にしたアイスクリームやプリンなど、おかずからスイーツまでバリエーション豊かなレシピをピックアップしました!

スプーンでいただくバターナッツかぼちゃのグラタン

バターナッツかぼちゃを丸ごと使って、グラタンを作ってみましょう。玉ねぎやベーコンを使ったクリーミーなホワイトソースと、ねっとりとした食感のバターナッツかぼちゃが相性抜群ですよ!バターナッツかぼちゃを器に使ったインパクトのある見た目でおもてなしの席にもぴったりの一品です。

バターナッツかぼちゃの濃厚ポタージュ

濃厚な味わいがたまらない、バターナッツかぼちゃのポタージュはいかがでしょうか。バターナッツかぼちゃと玉ねぎを煮込んでからミキサーにかけ、牛乳やコンソメ顆粒で味を調えました。なめらかな口当たりとナッツを思わせるコクのある風味でクセになるおいしさですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

バターナッツかぼちゃでアイスクリーム

バターナッツかぼちゃの甘みを活かした、アイスクリームをご紹介します。電子レンジで加熱して裏ごししたバターナッツかぼちゃと、生クリームや牛乳、はちみつを混ぜ合わせ、冷凍庫で冷やし固めました。素朴な味わいのアイスクリームにシナモンパウダーをかけると、ひと味違う目の覚めるような味わいになりますよ。とっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

バターナッツかぼちゃプリン

バターナッツかぼちゃの皮を器にして、プリンを作ってみましょう。かわいらしい形とやさしい味わいのプリンは喜ばれること間違いなし!果肉を削りすぎると穴があいてプリン液が漏れてしまうので、注意してください。ぜひ挑戦してみてくださいね。

バターナッツかぼちゃを食べてみよう!

今回は、バターナッツかぼちゃの特徴や、かぼちゃの種類についてご紹介しました。バターナッツかぼちゃの甘みや風味は、おかずにもスイーツにもぴったり!今回ご紹介したレシピを参考にぜひ作ってみてくださいね。

クラシルでは、バターナッツかぼちゃ以外のかぼちゃを使ったレシピもたくさんご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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