とろけるような食感で、甘くジューシーな「メロン」。購入後は常温で追熟が必要とされますが、食べごろを見た目で判断するのは難しいですよね。そこで今回は、メロンのおいしい食べごろを見極めるコツや保存方法を解説!甘い部分を均等に分ける切り方やおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
メロンのおいしい食べごろを見極めるコツをご紹介!

- 目次
- スタートが肝心!おいしいメロンの選び方
- 実がまだかたくても大丈夫!正しい追熟の方法とは?
- 食べごろを迎えたメロンの5つの特徴
- 自宅でのメロンの保存方法とは?
- メロンといえば青肉?赤肉?メロンの種類をご紹介
- 甘い部分を均等に分けよう!メロンの切り方をご紹介
- メロンの切り方
- なめらかジューシー!メロンを味わうおすすめレシピ
スタートが肝心!おいしいメロンの選び方
メロンはほかのフルーツと比べるとやや高価なので、選ぶときにはなるべく失敗したくありませんよね。そこで、まずはおいしいメロンの選び方をご紹介します。最初が肝心なのでぜひチェックしてみてくださいね!
・左右対称で変形していないもの
おいしいメロンは全体の形がバランスよく、きれいな円形をしています。形が左右対称のものを選び、変形しているものは避けましょう。
・見た目より手に持つとずっしりと感じるもの
軽いものより、重みがあるものの方が実が詰まっていて肉厚です。持ち上げるときはそっと手に取り、重さを確認してみてくださいね。
・網目が細かく盛り上がっているもの
網目のあるネットメロンを購入する場合は、網目が均等に広がり高く盛り上がっているものを選びましょう。
おいしいメロンを食べるためには、まずポイントを押さえて選ぶことが重要です。判断が難しい場合はお店の人に聞いてみてくださいね。
実がまだかたくても大丈夫!正しい追熟の方法とは?
追熟とはちょうどいい食べごろになるまで果肉を熟させることです。
メロンはすぐに食べられるものが売られている場合もありますが、基本的には自宅で追熟させて本来のおいしさを引き出します。ここでは、メロンの追熟の方法をご紹介します。
メロンの追熟に好ましい環境は、気温20〜25℃くらいの適度に涼しい日陰で風通しのいい場所です。ただし、エアコンの冷風が常に当たる場所は避けましょう。冷たい場所に置いてしまうと逆に追熟が止まってしまうので気をつけてくださいね。
さらに、追熟中は上下左右に置き方を変えてあげましょう。メロンは下の部分から熟していくため、果汁が下に集まりやすい性質があります。置き場所を変えることで甘い果汁が全体にいきわたりますよ。
食べごろを迎えたメロンの5つの特徴
続いては、食べごろを迎えたメロンの特徴を5つご紹介します。
1.つるが茶色くしおれている
つる付きの場合、T字の細い方が少ししおれてくると食べごろです。つるがみずみずしくピンとしている場合はもう少し追熟させましょう。
2.果皮が黄色みを帯びる
品種にもよりますが、熟してくると緑色から黄色みがかった色に変化します。ただし、黄色すぎるものや、やわらかすぎるものは熟しすぎている可能性があるので注意が必要です。
3.甘い香りが漂う
食べごろを迎えたメロンからは特有の甘い香りがします。追熟中は香りもチェックしておきましょう。
4.底の部分を軽く押すとやわらかく弾力がある
収穫直後のものはかたく引き締まっていてわずかに弾力を感じる程度ですが、追熟が進むにつれ少しずつやわらかく変化します。
5.叩くと鈍い音がする
収穫直後はポンポンと高い音が聞こえますが、追熟が進み果肉がやわらかくなるとボンボンと鈍い音に変化します。音の変化はわずかなので、ほかのポイントと合わせてチェックしてみてくださいね。
自宅でのメロンの保存方法とは?
追熟方法がわかったところで、続いてはメロンの保存方法をご紹介します。一玉買った場合とカットメロンの場合で保存方法が異なるので、参考にしてくださいね。
■一玉の場合
メロンを一玉丸ごと保存する場合は、基本的に常温で保存します。冷蔵庫で保存すると追熟が止まってしまうため注意しましょう。常温で保存し、食べる数時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめですよ。
■カットメロンの場合
切って食べきれなかった場合や、カットメロンの場合は過度な発酵を防ぐために冷蔵庫での保存が必要になります。種を除いてラップを切り口にぴったりと密着させ、野菜室に保存してください。ただし、長期保存はできないので、なるべく早めに食べきりましょう。
メロンといえば青肉?赤肉?メロンの種類をご紹介
メロンは果肉の色によって青肉系と赤肉系に分けられます。ここでは代表的なメロンの品種をご紹介します。
【青肉系】
■マスクメロン
高級メロンの代名詞でもあるマスクメロンですが、実は品種名ではありません。気品のある香りがすることから、麝香を意味する英語の「musk」をとって、マスクメロンと名付けられました。深さのある細かい網目模様が入っていて、みずみずしく、上品な甘さと香りを楽しめます。
■アンデスメロン
小ぶりで果肉に細かい網が入り、マスクメロンに似たような味わいです。価格がお手ごろなことから人気が高く、ハウス栽培の主要品種となっています。
■タカミメロン(貴味メロン)
網目が細かくネットの盛り上がりが浅いのが特徴。果肉は緑色で爽やかな甘みがあります。ややかための果肉で、日持ちがよいのも特徴です。
【赤肉系】
■夕張メロン
正式な品種名は「夕張キング」といい、果肉はオレンジ色で甘みが強く果汁も豊富です。ジューシーな一方で日持ちはあまりよくないため、早めに消費する必要があります。
※『夕張メロン』は「夕張市農業協同組合」の登録商標又は商標です。
■クインシーメロン
果肉がきれいなオレンジ色のネット系赤肉メロンで、平成に入ってから普及し始めた比較的新しい品種です。ジューシーで甘い香りが強く、なめらかな口当たりと深みのある甘さが特徴です。
■ルピアレッド
赤肉種で果皮のネットが細かく、果汁が豊富でまろやかな甘みがあります。主に北海道で栽培され、日持ちもよいので人気の品種です。
※『ルピアレッド』は「富良野地方卸売市場株式会社」の登録商標又は商標です。
甘い部分を均等に分けよう!メロンの切り方をご紹介
ここではメロンの切り分け方をご紹介します。1玉買ったはいいけれど、どうやって切ったらいいのかわからない、という方はぜひ参考にしてくださいね。
メロンの切り方
メロンは切り方ひとつでぐっとおいしくなるんです!メロンは出荷されお店に並んでいる間に甘い部分が下部に集中し、私たちの口に入る頃には中心より下側が一番甘くなっています。この切り方をマスターすることで、食べやすくなるだけでなく、甘い部分を均等に分けることができますよ。メロンは食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やしてからいただくのがおすすめです。
なめらかジューシー!メロンを味わうおすすめレシピ
メロンはそのまま食べてももちろんおいしいですが、ちょっとひと工夫すればデザートや前菜にもぴったりの一品に変身します!見た目も華やかなおすすめレシピをピックアップしたので、ぜひ試してみてくださいね。
丸ごとメロンのケーキ
メロンを丸ごと一玉使った、インパクト抜群のケーキをご紹介します。メロンの中身をくり抜いたら生クリームとスポンジケーキ、メロン、いちごを層になるように重ねるだけ!簡単に作れるのに見映えがよく、主役級の一品になること間違いなしです!くり抜いたあとのメロンはキッチンペーパーで水分を吸収しておくと水っぽくならずに仕上がりますよ。いちご以外の果物でアレンジしてもお楽しみいただけます。
メロンたっぷりメロンタルト
丸くくり抜いたメロンが見た目にもかわいい、メロンタルトはいかがでしょうか?サクサクに焼きあげたタルトとしっとり香ばしいアーモンドクリーム、やさしい甘さのカスタードクリーム、ジューシーなメロンと、さまざまな味わいをお楽しみいただけますよ!少し時間はかかりますが、できあがったときのうれしさはひとしおです。メロンをたっぷりのせて召し上がってくださいね。
メロンのデザートスープ
パーティーやおもてなしにもおすすめ!メロンをミキサーにかけて、デザート感覚のフルーツスープに仕上げました。なめらかな甘いスープと砕いたクッキーの食感の違いが楽しい一品です。おしゃれな見た目ですが、とっても簡単にお作りいただけますよ。メロンと乳製品は混ぜてから時間が経つと苦くなる場合がありますので、作ったあとはすぐに召し上がってくださいね。
ミルクメロンゼリー
暑い季節にもうれしい、ふるふるとやわらかいミルクメロンゼリーのご紹介です。メロンの果肉がごろごろと入ったミルクゼリーにブルーベリーのやさしい酸味がアクセントになっています。スッキリとした甘さでおやつにはもちろん、食後のデザートにもぴったり!いつもとはひと味違ったメロンデザートを味わいたいときに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
贅沢メロンの濃厚ミルクパンナコッタ
半分に切ったメロンを器にして、中央にミルクパンナコッタを入れた贅沢なデザートです。一口食べれば、ふわっと濃厚なパンナコッタとメロンの甘い香りが広がって絶品!ジューシーなメロンとふるふるのパンナコッタのやわらかい口どけもお楽しみいただけますよ。よく冷やしてお召し上がりくださいね。
優しい甘さのメロンシェイク
フレッシュなメロンとバニラアイスを使って、やさしい甘さのメロンシェイクを作ってみませんか。メロンの華やかな果汁とクリーミーなバニラアイスが調和して、濃厚なおいしさが口いっぱいに広がりますよ。メロンを凍らせておけばすぐに作ることができるので、メロンを食べきれなかったときにもおすすめです。
生ハムメロン
カットしたメロンに生ハムをのせるだけ!オードブルで見かけることの多い生ハムメロンをおうちでも作ってみましょう。塩気の強い生ハムと組み合わせることで、メロンの甘みがぐっと引き立ちます。オリーブオイルの風味とピンクペッパーのほのかな香りがアクセントになり、飽きることなく楽しめる一品に。あっという間に作れるのに見た目よく仕上がるので、おもてなしメニューにもぴったりです。
食べごろを見極めておいしいメロンを味わおう!
メロンのおいしい食べごろを見極めるコツや保存方法をご紹介しました。メロンの食べごろを見た目だけで判断するのは少し難しいですが、今回ご紹介した5つのチェックポイントを参考にしてみてください。そのまま食べきれなければ、今回ご紹介したレシピでアレンジも楽しんでくださいね。