とろけるような食感で、甘くジューシーな「メロン」。購入後は常温で追熟が必要とされますが、食べごろを見た目で判断するのは難しいですよね。そこで今回は、メロンのおいしい食べごろを見極めるコツや保存方法を解説!甘い部分を均等に分ける切り方やおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
メロンのおいしい「食べごろ」を見極めるコツをご紹介!
- 目次
- スタートが肝心!おいしいメロンの選び方
- 左右対称で変形していないもの
- 見た目より手に持つとずっしりと感じるもの
- 網目が細かく盛り上がっているもの
- 追熟のポイントとは?
- 自宅でのメロンの保存方法とは?
- 食べごろを迎えたメロンの特徴
- メロンの種類をご紹介
- 甘い部分を均等に分けよう!メロンの切り方をご紹介
- なめらかジューシー!メロンを味わうおすすめレシピ
- 食べごろを見極めておいしいメロンを味わおう!
スタートが肝心!おいしいメロンの選び方
メロンはほかのフルーツと比べるとやや高価なので、選ぶときにはなるべく失敗したくありませんよね。そこで、まずはおいしいメロンの選び方をご紹介します。最初が肝心なのでぜひチェックしてみてくださいね!
左右対称で変形していないもの
おいしいメロンは全体の形がバランスよく、きれいな円形をしています。形が左右対称のものを選び、変形しているものは避けましょう。
見た目より手に持つとずっしりと感じるもの
軽いものより、重みがあるものの方が実が詰まっていて肉厚です。持ち上げるときはそっと手に取り、重さを確認してみてくださいね。
網目が細かく盛り上がっているもの
網目のあるネットメロンを購入する場合は、網目が均等に広がり高く盛り上がっているものを選びましょう。
おいしいメロンを食べるためには、まずポイントを押さえて選ぶことが重要です。判断が難しい場合はお店の人に聞いてみてくださいね。
追熟のポイントとは?
追熟とは、ちょうどいい食べごろになるまで果肉を熟させることです。メロンはすぐに食べられるものが売られている場合もありますが、基本的には自宅で追熟させて本来のおいしさを引き出します。ここでは、メロンの追熟のポイントをご紹介します。
追熟の気温と場所
メロンの追熟に好ましい環境は、気温20〜25℃くらいの適度に涼しい日陰で風通しのいい場所です。ただし、エアコンの冷風が常に当たる場所は避けましょう。冷たい場所に置いてしまうと逆に追熟が止まってしまうので気をつけてくださいね。
置き方に注意
追熟中は上下左右に置き方を変えてあげましょう。メロンは下の部分から熟していくため、果汁が下に集まりやすい性質があります。置き場所を変えることで甘い果汁が全体にいきわたりますよ。
自宅でのメロンの保存方法とは?
追熟のポイントがわかったところで、続いてはメロンの保存方法をご紹介します。一玉買った場合とカットメロンの場合で保存方法が異なるので、参考にしてくださいね。
一玉の場合
メロンを一玉丸ごと保存する場合は、基本的に常温で保存します。冷蔵庫で保存すると追熟が止まってしまうため注意しましょう。常温で保存し、食べる数時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめですよ。
カットメロンの場合
切って食べきれなかった場合や、カットメロンの場合は過度な発酵を防ぐために冷蔵庫での保存が必要になります。種を除いてラップを切り口にぴったりと密着させ、野菜室に保存してください。ただし、長期保存はできないので、なるべく早めに食べきりましょう。

食べごろを迎えたメロンの特徴
続いては、食べごろを迎えたメロンの特徴を5つご紹介します。
つるが茶色くしおれている
つる付きの場合、T字の細い方が少ししおれてくると食べごろです。つるがみずみずしくピンとしている場合はもう少し追熟させましょう。
果皮が黄色みを帯びる
品種にもよりますが、熟してくると緑色から黄色みがかった色に変化します。ただし、黄色すぎるものや、やわらかすぎるものは熟しすぎている可能性があるので注意が必要です。
甘い香りが漂う
食べごろを迎えたメロンからは特有の甘い香りがします。追熟中は香りもチェックしておきましょう。
底の部分を軽く押すとやわらかく弾力がある
収穫直後のものはかたく引き締まっていてわずかに弾力を感じる程度ですが、追熟が進むにつれ少しずつやわらかく変化します。
叩くと鈍い音がする
収穫直後はポンポンと高い音が聞こえますが、追熟が進み果肉がやわらかくなるとボンボンと鈍い音に変化します。音の変化はわずかなので、ほかのポイントと合わせてチェックしてみてくださいね。
メロンの種類をご紹介
メロンは果肉の色によって「青肉系」と「赤肉系」に分けられます。ここでは代表的なメロンの品種をご紹介します。
| 品種名 | 果肉色 | 特徴 |
|---|---|---|
| マスクメロン | 青肉系 | ・麝香(ジャコウ)を意味する英語の「musk」をとって、マスクメロンと名付けられた ・深さのある細かい網目模様 ・みずみずしく、上品な甘さと香り |
| アンデスメロン | 青肉系 | ・小ぶりで果肉に細かい網目 ・マスクメロンに似たような味わい ・価格手ごろで人気が高い ・ハウス栽培の主要品種 |
| タカミ(貴味)メロン | 青肉系 | ・網目が細かくネットの盛り上がりが浅い ・果肉は緑色で爽やかな甘み ・ややかための果肉で、日持ちがよい |
| クインシーメロン | 赤肉系 | ・きれいなオレンジ色のネット系赤肉メロン ・平成に入ってから普及し始めた比較的新しい品種 ・ジューシーで甘い香りが強く、なめらかな口当たりと深みのある甘さ |
| 夕張メロン | 赤肉系 | ・正式な品種名は「夕張キング」 ・果肉はオレンジ色で甘みが強く果汁が豊富 ・日持ちはあまりよくないため、早めに消費する必要がある |
| ルピアレッド | 赤肉系 | ・果皮のネットが細かい ・果汁が豊富でまろやかな甘み ・主な生産地は北海道 ・日持ちがよく人気がある |
※『夕張メロン』は「夕張市農業協同組合」の登録商標又は商標です。
※『ルピアレッド』は「富良野地方卸売市場株式会社」の登録商標又は商標です。
※『ルピアレッド』は「富良野地方卸売市場株式会社」の登録商標又は商標です。
甘い部分を均等に分けよう!メロンの切り方をご紹介
ここではメロンの切り分け方をご紹介します。1玉買ったはいいけれど、どうやって切ったらいいのかわからない、という方はぜひ参考にしてくださいね。
メロンの切り方
メロンは切り方ひとつでぐっとおいしくなるんです!メロンは出荷されお店に並んでいる間に甘い部分が下部に集中し、私たちの口に入る頃には中心より下側が一番甘くなっています。この切り方をマスターすることで、食べやすくなるだけでなく、甘い部分を均等に分けることができますよ。メロンは食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やしてからいただくのがおすすめです。
なめらかジューシー!メロンを味わうおすすめレシピ
メロンはそのまま食べてももちろんおいしいですが、ちょっとひと工夫すればデザートや前菜にもぴったりの一品に変身します!見た目も華やかなおすすめレシピをピックアップしたので、ぜひ試してみてくださいね。
丸ごとメロンのケーキ
メロンを丸ごと一玉使った、インパクト抜群のケーキをご紹介します。メロンの中身をくり抜いたら生クリームとスポンジケーキ、メロン、いちごを層になるように重ねるだけ!簡単に作れるのに見映えがよく、主役級の一品になること間違いなしです!いちご以外の果物でアレンジしてもお楽しみいただけます。
⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
くり抜いたあとのメロンはキッチンペーパーで水分を吸収しておくと水っぽくならずに仕上がりますよ。
メロンたっぷりメロンタルト
丸くくり抜いたメロンが見た目にもかわいい、メロンタルトはいかがでしょうか?サクサクに焼きあげたタルトとしっとり香ばしいアーモンドクリーム、やさしい甘さのカスタードクリーム、ジューシーなメロンと、さまざまな味わいをお楽しみいただけますよ!少し時間はかかりますが、できあがったときのうれしさはひとしおです。隙間なくメロンをたっぷりのせて召し上がってくださいね。
メロンのデザートスープ
パーティーやおもてなしにもおすすめ!メロンをミキサーにかけて、デザート感覚のフルーツスープに仕上げました。なめらかな甘いスープと砕いたクッキーの食感の違いが楽しい一品です。おしゃれな見た目ですが、とっても簡単にお作りいただけますよ。
⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
メロンと乳製品は混ぜてから時間が経つと苦くなる場合がありますので、作ったあとはすぐに召し上がってくださいね。
ミルクメロンゼリー
暑い季節にもうれしい、ふるふるとやわらかいミルクメロンゼリーのご紹介です。メロンの果肉がごろごろと入ったミルクゼリーにブルーベリーのやさしい酸味がアクセントになっています。スッキリとした甘さでおやつにはもちろん、食後のデザートにもぴったり!いつもとはひと味違ったメロンデザートを味わいたいときに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
贅沢メロンの濃厚ミルクパンナコッタ
半分に切ったメロンを器にして、中央にミルクパンナコッタを入れた贅沢なデザートです。一口食べれば、ふわっと濃厚なパンナコッタとメロンの甘い香りが広がって絶品!ジューシーなメロンとふるふるのパンナコッタのやわらかい口どけもお楽しみいただけますよ。よく冷やしてお召し上がりくださいね。
優しい甘さのメロンシェイク
フレッシュなメロンとバニラアイスを使って、やさしい甘さのメロンシェイクを作ってみませんか。メロンの華やかな果汁とクリーミーなバニラアイスが調和して、濃厚なおいしさが口いっぱいに広がりますよ。メロンを凍らせておけばすぐに作ることができるので、メロンを食べきれなかったときにもおすすめです。
生ハムメロン
カットしたメロンに生ハムをのせるだけ!オードブルで見かけることの多い生ハムメロンをおうちでも作ってみましょう。塩気の強い生ハムと組み合わせることで、メロンの甘みがぐっと引き立ちます。オリーブオイルの風味とピンクペッパーのほのかな香りがアクセントになり、飽きることなく楽しめる一品に。あっという間に作れるのに見た目よく仕上がるので、おもてなしメニューにもぴったりです。
食べごろを見極めておいしいメロンを味わおう!
メロンのおいしい食べごろを見極めるコツや保存方法をご紹介しました。メロンの食べごろを見た目だけで判断するのは少し難しいですが、上記でお伝えした5つのチェックポイントを参考にしてみてください。そのまま食べきれなければ、今回ご紹介したレシピでアレンジも楽しんでくださいね。
