トマトは皮ごと食べられますが、皮をむくと口あたりがよくなって上品なおいしさが楽しめますよね。「湯むき」はおなじみですが、皮がうまくむけなかったり、果肉が崩れてしまったり、意外に難しいと感じる方が多いようです。
面倒な湯沸かし不要!簡単にトマトの皮を剥く方法とおすすめレシピ

今回はトマトの湯むきのコツと、意外な方法「焼いてむく方法」をご紹介します。つるんと皮をむいたトマトのレシピも必見ですよ。
その1 湯むきの方法
まずはトマトの湯むきをおさらいしましょう。特に難しいことはありませんが、いくつかのポイントをおさえると失敗しにくいですよ。
お湯はたっぷりと!
トマトの皮は加熱すると縮み、果肉からはがれます。トマトが丸ごと浸かる程度のお湯に入れるのがポイントです。目安は10秒!皮の全面にさっと均一に火が通り、中の果肉に火が通らずにスルッと皮がむけます。切り込みを入れた部分の皮が少しはがれてきたくらいが目安です。
ささっと氷水で冷やす!
トマトをお湯から取り出したら、すばやく冷たい水に浸けて冷まします。トマトの加熱を止めて冷ます効果のほか、スルッと皮が取り除きやすくなりますよ。
材料(1個分)
- トマト・・・1個
- お湯・・・2000ml
- 氷水・・・1000ml
作り方
1.トマトのヘタを包丁の刃先で取り除きます。ヘタと反対側に十字の切り込みを薄く入れます。
2.鍋にお湯を入れて沸騰させ、1を10秒程度浸けます。
3.2を素早く氷水にとります。
4.トマトの皮を取り除きます。
その2 焼いてむく方法
じつはトマトの皮をむく方法は湯むきだけじゃないんです。皮を焼いてもむけるんですよ。お湯を沸かす手間がないので少量のトマトなら便利な方法です。早速ポイントをみてみましょう。
しっかりフォークを刺して
トマトの皮を直火で焼くので、フォークが外れないようにしっかり刺してくださいね。フォークを持つ手が火口の真上になってしまうと、熱くて危なかったり、トマトが落ちたりするので横向きにするのがポイントです。
しっかり焼く
トマトの皮に多少焦げ目がついても大丈夫。まんべんなく皮全体に火を当てます。頻繁に回転させるより、一ヶ所ずつゆっくり焼いた方がはやく焼けますよ。
材料(1個分)
- トマト・・・1個
- 冷水・・・適量
作り方
1.トマトのヘタの部分に、持ち上げても落ちない程度までフォークを刺します。
2.フォークの端を持ち、直火の上で回しながらまんべんなく焼きます。
3.皮がはじけてきたら、冷水に浸けて、皮を優しく剥きます。
ツルツルトマトを味わう!
1.ナスとトマトのピリ辛和え
ナスとトマトのさっぱりとした和え物のご紹介です。ナスのトロッとした食感には皮をむいたトマトがぴったり!口あたりのいい一品になります。ポン酢と豆板醤の組み合わせは意外ですが、実はよく合うんです。ピリッと辛味が効いた味つけは、お酒のおつまみにもぴったりですよ。シンプルな和え物ですが、トマトの皮をむくほんのひと手間で味わいが変わります。ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
- ナス・・・2本
- トマト・・・1個
- お湯 (湯剥き用)・・・適量
- 冷水 (湯剥き用)・・・適量
- ミョウガ・・・2個
- 水 (さらす用)・・・適量
- (A)ポン酢・・・大さじ3
- (A)豆板醤・・・小さじ1/2
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
準備.ナスはヘタを取り除いておきます。トマトはヘタを取り除いておきます。
1.ナスは1つずつラップに包み、爪楊枝で数ヵ所穴を開けて、耐熱皿に乗せて600Wの電子レンジで3分ずつ加熱します。粗熱が取れたら8等分に裂きます。
2.トマトに十字の切り込みを入れます。鍋にお湯を入れて沸かし、トマトを10秒程度茹でて冷水にとります。皮を剥いて8等分に切ります。
3.ミョウガは半分に切り、斜め薄切りにします。10分程度、水にさらして、水気を切ります。
4.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせます。1、2、3を加えて混ぜ合わせます。ラップをして冷蔵庫で30分冷やします。
5.器に盛り付けて、小ねぎを散らして出来上がりです。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。