「お家でパン作り！」素朴で味わい深い”くるみを使ったパンのレシピ”5選

おうち時間が増えたこともあり、今、手作りパンがブームです。王道の食パンやメロンパンなども人気ですが、素朴な味わいで食感も楽しめるくるみを使ったパンもさまざまな楽しみ方ができるのでとってもおすすめです！

そこで今回はくるみを使ったパンのレシピをご紹介します。シンプルなくるみパンのほかに、イタリアやフランス、アイルランドで親しまれている伝統的なパンレシピもピックアップしました。発酵なしでも作れるものや混ぜて焼くだけのお手軽レシピは必見ですよ！ぜひこの機会に試してみてくださいね。

シンプルなくるみパンを楽しむならこのレシピがおすすめ！全粒粉入りのくるみパンです。やさしい味わいのパン生地に、香ばしいくるみの食感がアクセントになっていて、何個でも食べられそうな一品！このレシピでは生地を8等分していますが、お好みの大きさや形にアレンジするのも楽しいですよ。朝食やおやつにもぴったりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料(8個分)

• 強力粉・・・160g
• 全粒粉・・・40g
• ①砂糖・・・20g
• ①ドライイースト・・・3g
• ①塩・・・4g
• 溶き卵 (Mサイズ)・・・1個分
• 牛乳・・・100ml
• 無塩バター・・・15g
• くるみ (無塩)・・・50g
• 溶き卵 (塗る用)・・・大さじ1

作り方

準備.オーブンは200℃に予熱しておきます。
1.くるみはアルミホイルを敷いた天板に広げ、200℃のオーブンで5分焼きます。粗熱を取り、手で細かく割ります。
2.耐熱ボウルに溶き卵と牛乳を入れてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで30秒加熱します。
3.無塩バターを加えて溶かしたら、①を加えて混ぜ合わせ、強力粉と全粒粉を加えて混ぜます。
4.粉気がなくなったら台に出し、表面がつるんとなめらかになるまで捏ねます。厚さ1cmほどにのばし、くるみをまんべんなく散らして手前から巻き、丸めます。
5.ボウルに戻してラップをかけ、常温で20〜30分発酵させます。
6.1.5倍ほどの大きさになったら8等分して丸め、ラップをかけて常温で10分休ませます。
7.ガス抜きをして丸め直し、直径8cmほどの円形にし、スケッパーで5ヶ所に切り込みを入れます。
8.天板に並べてラップと濡れ布巾をかけ、常温で20〜30分発酵させます。その間にオーブンを180℃に予熱します。
9.生地が1.5～2倍の大きさになったら、溶き卵を塗り、180℃のオーブンで15分焼きます。表面にこんがりと焼き色がついたら完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

フランスの伝統的な田舎パン、くるみとレーズンのカンパーニュをご紹介します。生地に全粒粉を使っているので香りが良く、素朴でやさしい味わいをお楽しみいただけます。香ばしいくるみとレーズンの酸味や甘みがアクセントになっていて、朝食やおやつにぴったり！生ハムやチーズとも相性が良いのでおつまみにもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(1個分)

-----粉類-----

• 強力粉・・・150g
• 全粒粉・・・100g
• ドライイースト・・・4g
• 砂糖・・・15g
• 塩・・・3g

• お湯 (40℃)・・・170ml
• レーズン・・・60g
• くるみ (無塩)・・・30g
• 全粒粉 (仕上げ用)・・・10g

作り方

準備.オーブンは200℃に予熱しておきます。
1.くるみはアルミホイルを敷いた天板に広げ、200℃のオーブンで5分焼きます。粗熱を取り、手で細かく割ります。
2.ボウルに粉類を入れ、お湯を注いで混ぜます。
3.粉気がなくなったら台に出し、表面がつるんとなめらかになるまで捏ねたら厚さ1cmに伸ばします。くるみとレーズンをまんべんなく散らして包み、均等に混ざるように捏ねます。
4.丸め直してボウルに戻し、ラップをかけて常温で20～30分発酵させます。
5.1.5倍程の大きさになったら、ガスを抜きながら丸め、濡れ布巾をかけて10分休ませます。
6.表面にくるみやレーズンが出ないように再度丸め直し、クッキングシートを敷いた天板に置いてラップと濡れ布巾をかけて常温で20～30分発酵させます。この間にオーブンを190℃に予熱します。
7.生地が1.5〜2倍の大きさになったら、表面に手で全粒粉を付けます。濡らした包丁で十字に切り込みを入れ、190℃のオーブンで25分焼きます。
8.表面にこんがりとした焼き色が付いたら完成です。お好みの厚さに切ってお召し上がりください。

材料はたった4つ！ホットケーキミックスで作るくるみパンのレシピをご紹介します。ホットケーキミックスを使うので、発酵させたり捏ねたりする手間をかけずに、おいしいパンを作ることができます。焼き立てはしっとりとしていますが、時間が経つとスコーンのような食感に仕上がります。違う食感で二度楽しめるのも嬉しいポイントです。このレシピではくるみとレーズンを使用していますが、チョコチップやナッツを入れてもおいしくお作りいただけます。

材料(4個分)

• ホットケーキミックス・・・100g
• 無糖ヨーグルト・・・60g
• くるみ (無塩)・・・30g
• レーズン・・・20g

作り方

1.くるみはアルミホイルを敷いた天板に広げ、オーブントースターで5分焼きます。粗熱を取り、手で細かく割ります。
2.ボウルにホットケーキミックスと無糖ヨーグルトを入れ、ゴムベラで混ぜ合わせます。
3.少し粉気が残る程度になるまで混ぜたら、1とレーズンを加えて混ぜ合わせます。
4.アルミホイルを敷いた天板に3を4等分にして、スプーンで丸く成形しながら並べます。
5.オーブントースターで12分焼き、表面にこんがりと焼き色が付いたら完成です。

イタリアの伝統的なパン、チャパタを作ってみませんか？チャパタは捏ねずに作れる手軽さが魅力！外はカリッと、中はもちもちの食感で、飽きのこないおいしさです。たっぷり加えたイチジクとくるみの食感がアクセントになっていて、風味豊かに仕上がっています。チーズをはさんでもおいしくお召し上がりいただけるので、ぜひお試しくださいね。

材料(4個分)

-----生地-----

• 強力粉・・・200g
• 砂糖・・・10g
• 塩・・・3g
• ドライイースト・・・3g
• お湯 (30℃程度)・・・180ml

• イチジク (ドライ)・・・40g
• くるみ (ロースト・無塩)・・・40g
• 強力粉 (打ち粉)・・・適量
• 強力粉 (仕上げ用)・・・適量

作り方

1.ボウルにお湯以外の生地の材料を入れてよく混ぜ、片側に寄せます。空いたところにお湯を入れ、少しずつ混ぜ合わせ、粉気がなくなったらラップをして10分程置きます。
2.ラップを外し、生地を少しずつ指で引きのばし、粘り気がでたらラップをし、オーブンの発酵機能を使い、2倍程の大きさになるまで40℃で40分程発酵させます。（一次発酵）
3.イチジク、くるみは粗く刻みます。
4.生地の表面に打ち粉をして側面にカードを入れ、打ち粉をした台にボウルを逆さにして生地を出します。
5.手で四角く伸ばして3を乗せ、縦、横に三つ折りにし閉じ目をつまんで閉じ、端を切り落として4等分にします。
6.クッキングシートを敷いた天板にのせ、ラップ、濡れた布巾をかけてオーブンの発酵機能を使い1.5倍程の大きさになるまで40℃で30分程発酵させます。（二次発酵）
7.オーブンから取り出し、強力粉を振りかけ、中央に切り込みを入れます。その間にオーブンを220℃に予熱します。
8.220℃のオーブンで18分焼き、焼き色がついたら完成です。

発酵いらず！アイルランドのテーブルパン、ソーダブレッドのご紹介です。生地に使っている全粒粉がくるみの香りと良く合い、どこか懐かしい素朴な味わいです。発酵や捏ねる必要がないので、調理時間も40分程度と手軽にお作りいただけます。シンプルなので、ジャムやクリームチーズを塗ったり、スープやシチューに添えたりと、さまざまな食べ方で楽しめますよ。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(1個(直径約15cm）)

• 全粒粉・・・150g
• 薄力粉・・・100g
• ベーキングパウダー・・・小さじ2
• ①砂糖・・・大さじ1
• ①塩・・・小さじ1/4
• 無糖ヨーグルト・・・200g
• くるみ (無塩・ロースト)・・・40g
• 薄力粉 (まぶす用)・・・小さじ1

作り方

準備.オーブンは190℃に予熱しておきます。
1.クルミは粗く刻みます。
2.ボウルに全粒粉、薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れます。①を加え混ぜ合わせます。
3.無糖ヨーグルトを入れ、ゴムベラでさっくりとなじむまで混ぜます。まとまってきたら手でまとめ、1を加えて混ぜ合わせます。
4.クッキングシートを敷いた天板にのせ、ゴムベラで直径15cmの丸型に成形します。表面に薄力粉をふり、包丁で十字に深さ2cmの切り込みを入れます。
5.190℃のオーブンで30分程、表面に焼き色がつくまで焼き、粗熱を取ります。
6.器に盛り付けて完成です。

いかがでしたか？今回はくるみを生地に練り込んだ、素朴な味わいのパンレシピをご紹介しました。発酵や捏ねる手間がかからないレシピやホットケーキミックスを使ったレシピは、パン作り初心者の方でも気軽にお作りいただけます。くるみだけでなく、レーズンやチョコチップなどお好みの具材を入れてアレンジも楽しめるので、今までパンを作ったことがない方もこれを機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。