上品な甘みやプチプチとした食感が魅力の「いちじく」。どのように食べるフルーツか知っていますか?この記事では、いちじくの皮のむき方や食べ方について詳しく解説します。記事の後半では、タルトやジャム、サラダなど、いちじくを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
いちじくを楽しもう!生、加熱、ドライいちじくの食べ方や皮の剥き方まで解説
- 目次
- いちじくの食べ方(皮のむき方)とは
- いちじくの皮のむき方
- ①いちじくのおいしい食べ方:まずは“生”で楽しむ
- ②いちじくの食べ方:加熱して食べる
- ③いちじくの食べ方:干して楽しむドライいちじく
- いちじくのおいしいレシピをご紹介
- いちじく料理を作ってみよう!
いちじくの食べ方(皮のむき方)とは
夏から秋にかけてスーパーなどで見かけるようになる「いちじく」。やさしい甘みと、プチプチとした独特の食感が魅力の果物です。
いちじくは見た目に特徴があり、皮の中に花があることから、漢字では「無花果」と書きます。赤い果肉の中に点々と見える白い部分、実はこれがいちじくの花なんですよ。
そんなちょっと不思議な果物・いちじくですが、実は生でそのまま食べるだけでなく、加熱したり、干したりといろいろな楽しみ方ができるんです。
まずは、いちじくの基本的な食べ方をご紹介します。さっそく、いちじくをおいしく味わうための皮の剥き方から見ていきましょう。
いちじくの皮のむき方
いちじくは、品種によっては皮ごと食べられるものもありますが、一般的には皮を剥いて食べるのがスタンダードな食べ方です。
【いちじくの切り方】
①ヘタの部分を切り落とす
②縦に4等分に切る
③いちじくの皮と実の間に包丁を入れ、皮を剥く
【ポイント】
- いちじくは丸ごとよりカットしてからの方が皮を剥きやすいです。
- 手で剥くこともできますが、実が熟してやわらかいものは、包丁を使った方が剥きやすいですよ。
①いちじくのおいしい食べ方:まずは“生”で楽しむ
いちじくはそのままでも、加熱しても、干してもおいしく食べられるフルーツです。ここでは、いちじくの素材そのものの風味をいちばん楽しめる「生」での食べ方をご紹介します。
そのまま食べる
いちじくのやさしい甘みとプチプチとした食感をそのまま味わいたいときは、皮をむいてカットし、何もつけずにいただくのがおすすめ。上品な甘みとほんのりとした酸味が口いっぱいに広がります。
完熟に近いほど甘みが強く、果肉もやわらかくなります。外皮が全体的に赤褐色になり、へその部分(ヘタの反対側)が少し開いているものが完熟のサインです。購入の際はぜひチェックしてみてくださいね。
サラダに加える
フレッシュないちじくは、サラダに加えるだけで見た目がぐんと華やかになります。
ベビーリーフやクレソンと合わせて、シンプルにフレンチドレッシングで仕上げるのがおすすめです。ナッツをトッピングすれば、香ばしいアクセントに。チーズや生ハムと組み合わせてもとってもおいしいですよ。
前菜やおつまみに
いちじくは、チーズやバター、生ハムとの相性も抜群!スライスしたフランスパンに、いちじくとクリームチーズ、生ハムをのせれば、簡単におしゃれなブルスケッタの完成です。前菜やワインのおともとしても人気の組み合わせですよ。
スイーツのトッピングに
断面が美しいいちじくは、マフィンやタルト、ケーキのトッピングにもぴったり。
赤や白のコントラストが見た目にも華やかで、ほんのりした酸味がスイーツの甘さを引き立ててくれます。
②いちじくの食べ方:加熱して食べる
いちじくは加熱することで、より甘みや香りが引き立ちます。ここでは、いちじくを加熱して楽しむアレンジを見てみましょう。
ジャムにする
いちじくにはりんごやオレンジなどと同じように、ペクチンが含まれているため、砂糖やレモン汁と一緒に煮るだけで、とろみのあるジャムが簡単に作れます。
皮をむいたいちじくと砂糖を鍋に入れ、焦げないように混ぜながら加熱し、レモン汁を加えて煮詰めれば完成です。冷めると固まるので、少しゆるいぐらいで加熱をやめるとちょうどよいかたさに仕上がりますよ。
生のいちじくは日持ちしないので、いちじくがたくさん手に入ったときはこの方法を試してみてくださいね。
コンポートにする
砂糖やワインなどを加えた水でいちじくを甘く煮込んだコンポートは、いちじくのやわらかな食感と芳醇な香りが魅力です。そのまま食べるのはもちろん、アイスやプリンに添えてもおいしいですよ。
焼きいちじくにする
いちじくを焼いて食べる「焼きいちじく」。あまり想像がつかないかもしれませんが、欧米ではメジャーな食べ方なのだとか。
縦半分に切ったいちじくを、皮つきのままオーブントースターなどで焼くだけと簡単に作れます。お好みでバターをのせて焼いたり、オリーブオイルをかけて食べるなど、アレンジもできますよ。
そのほか、マスカルポーネチーズや水切りヨーグルトなどをのせていただくのもおすすめです。香ばしさと甘みが引き立ち、より特別感のある一品になりますよ。
③いちじくの食べ方:干して楽しむドライいちじく
いちじくをドライフルーツにする食べ方もおすすめ。市販品はスーパーなどでも手に入りやすく、最近はコンビニなどで取り扱っていることもあります。
おうちのオーブンで作る方法なら、日当たりや天候に左右されずに作れますよ。ドライフルーツにすることで水分が抜けて甘味が凝縮され、また違ったおいしさを楽しめます。
また、生のいちじくは一年のうちでも旬の時期にしか食べることができませんが、市販のドライいちじくは保存期間も長く、年間を通して手に入れられるのもメリットです。
焼き菓子やパンのアクセントに
ドライいちじくはそのまま食べてももちろんおいしいですが、焼き菓子やパンのトッピングや具材として使うのもおすすめです。
プチっと弾けるいちじくの食感や甘みがアクセントとなり、クセになるおいしさですよ。
いちじくのおいしいレシピをご紹介
さてこここからは、いちじくを使ったおいしいレシピをご紹介します。タルトやサラダなど、食事メニューからデザートまで、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
イチジクのレアチーズタルト
イチジクの断面の模様を活かしたレアチーズタルトを作ってみましょう。さっぱりとした味わいのチーズクリームに、イチジクの上品な甘みがよく合い、とてもおいしいですよ。見た目は華やかですが簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
いちじくとクリームチーズのサラダ
彩り豊かでおしゃれな、いちじくとクリームチーズのサラダのご紹介です。イチジクやナッツの食感と、クリーミーなチーズ、さっぱりとした味わいのドレッシングが相性抜群!おもてなしにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
いちじくのジャム
材料は3つ!イチジクと砂糖、レモン汁を使って、ジャムを作ってみてはいかがでしょうか。甘酸っぱい味わいで、パンに塗るだけではなく、料理やスイーツ作り、ドリンク作りにも活用できますよ。
イチジクのヨーグルトケーキ
ホットケーキミックスを使って手軽に作れる、イチジクのヨーグルトケーキをご紹介します。ホットケーキミックスとヨーグルト、卵、砂糖を混ぜ合わせた生地に、イチジクをトッピングして焼きました。もちもちとした生地にイチジクの食感や甘味がアクセントになりとてもおいしいですよ。
イチジクのバルサミコソテー
コクと酸味がたまらない、イチジクのバルサミコソテーを作ってみましょう。とろっとやわらかなイチジクは、クセになるおいしさ!おしゃれな見た目で、おもてなしにもおすすめの一品ですよ。
いちじく料理を作ってみよう!
今回は、いちじくの皮の剥き方やおいしい食べ方について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。みかんやりんごに比べて流通量が少なく、手に入れる機会の少ないいちじくですが、そのまま食べるのはもちろん、加熱したり干したりとさまざまな楽しみ方がある魅力たっぷりのフルーツです。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでいちじく料理を作ってみてくださいね。

