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話題の「痛風鍋」って何?具材について解説!

話題の「痛風鍋」って何?具材について解説!

濃厚な海の旨みたっぷりの「痛風鍋」。プリン体を多く含む具材を使っていることからそう呼ばれていますが、いったいどんな特徴の鍋なのでしょうか?この記事では痛風鍋の具材や作り方について解説します。記事後半の魚介の旨味たっぷり背徳鍋やみそ仕立ての肝炊きあんこう鍋など、痛風鍋風の絶品魚介鍋レシピも必見ですよ!

  • 目次
  • 痛風鍋とは?
  • 痛風鍋の発祥
  • 痛風鍋の具材にはどんなものがある?
  • 痛風の原因となるプリン体とは?
  • 魚介を使った痛風鍋風の絶品レシピ
  • 魚介たっぷり背徳鍋風レシピで温まろう

痛風鍋とは?

痛風鍋とは魚卵や魚介の内臓系をメイン具材にした海鮮鍋のこと。 牡蠣や白子、あん肝など、痛風の原因となるプリン体を多く含む具材をたっぷりと使っていることから「痛風鍋」という名前が付けられています。

鍋に使うスープの味つけはお店によってさまざまなアレンジがあり、みそ味やしょうゆ味などバラエティ豊かです。痛風鍋は白子やあん肝、牡蠣など贅沢な具材がたっぷりと使われており、濃厚でとろけるような特有の味わいを堪能できるのが魅力!魚介の旨味が染み出したスープのおいしさも絶品です。

痛風鍋の発祥

痛風鍋の発祥は宮城の老舗居酒屋です。考案者はなんと常連客というからびっくりですね!送別会で派手なサプライズがしたいという常連客からの要望に応えて、2016年に魚介の内臓をたっぷり使った鍋が誕生しました。これに「痛風鍋」というインパクトのある名前を付けてSNSに投稿したところ、反響が大きく全国的に話題となったそうです。その後、宮城県外や海外からもたくさんの観光客が痛風鍋の味を求めて来店するようになり、2019年12月には1月で1000食以上を販売するほどの大人気メニューとなりました。現在では、さまざまなお店がオリジナルの痛風鍋を提供するようになっています。

痛風鍋の具材にはどんなものがある?

痛風鍋のメインとなる具材はプリン体を多く含む食材をいくつも使っているため、「おいしいけれど痛風になるかもしれないですよ」という揶揄を込めて付けられた名前なのです。

痛風鍋に欠かせない具材

痛風鍋の具材はメインに魚卵や魚の内臓などを使う以外、はっきりとした決まりはありませんが、主に使われる食材を見ていきましょう。

◾️タラの白子

オスのタラの精巣である「タラの白子」。外皮はプリプリとした弾力。内側はとろとろとした食感で、濃厚でクリーミーな味わいが特徴的です。

◾️牡蠣

牡蠣も濃厚でクリーミーな味わいと、特有の磯の香りが特徴的な食材です。鍋に入れて加熱することで旨みが溶け出し、スープや他の具材の旨みと相まっておいしさが倍増するんですよ。

◾️あん肝

「海のフォアグラ」とも呼ばれるアンコウの肝臓。味わいはとても濃厚で、滑らかな口当たりが特徴的です。あん肝を鍋に入れることで、スープ全体に豊かな旨味が加わり、通風鍋の他の具材との相性も抜群です。

ちなみに痛風鍋発祥のお店ではあん肝と牡蠣、タラの白子がたっぷりと盛り付けられており、大変インパクトのあるビジュアルなんだそうですよ!

通風鍋に入れる他の具材は?

上記でご紹介したメイン食材のほかにも

  • ウニ
  • えび
  • タラやアンコウの身
  • いくら

などの魚介類のほか、鶏肉や豚肉、牛肉などの肉類を加えたものも、若い世代を中心に人気があるのだとか。

もちろん、魚介や肉などのメイン具材に加えて白菜やねぎなどの野菜類や、キノコや豆腐、しらたきなど通常の鍋にも使われる具材を入れるのも定番です。

痛風の原因となるプリン体とは?

前述の通り、「痛風鍋」という名前は痛風を引き起こす原因のひとつであるプリン体を多く含む具材がたくさん入っていることが由来となっています。では、そもそも痛風とはどんな病気なのでしょうか?

痛風とは身体の中に過剰に尿酸がたまり、結晶になって強い関節炎を引き起こす病気のこと。痛風になると足の親指の付け根に痛みが出ます。「風が吹くだけでも痛い」ということから「痛風」と呼ばれている、と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

この痛風の原因となる尿酸を作り出すのがプリン体です。プリン体は私たちの体の中でも生成、分解されていますが、食品からも摂取されます。レバーやあん肝などの肉や魚の内臓、アルコール類だとビールに多く含まれていて、こうした食品を頻繁に食べるとプリン体の摂りすぎにつながります。

魚介を使った痛風鍋風の絶品レシピ

痛風鍋の特徴や具材、作り方などがわかったところでここからは、魚介類を使った痛風鍋風の絶品魚介鍋レシピをご紹介します。おうちで簡単に作れるものをピックアップしているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

魚介の旨味たっぷり背徳鍋

あん肝や牡蠣、タラの白子など、魚介の旨味がたっぷりの背徳鍋のレシピです。白だしベースのやさしい味わいなので、具材の旨味がダイレクトに堪能できますよ。クリーミーな白子や濃厚なあん肝がやみつき必至のおいしさです!ぜひ一度作ってみてくださいね。

みそ仕立ての 肝炊きあんこう鍋

みそ仕立ての肝炊きあんこう鍋のご紹介です。旨味たっぷりのあんこうの身とまろやかなコクのあん肝がたまらないおいしさ!みその風味があん肝と相性抜群でクセになりますよ。魚介の旨味が染みた野菜類も絶品です。ぜひお試しくださいね。

鱈ちり鍋

今夜の夕食にタラちり鍋を作ってみませんか?ふっくらやわらかなタラの身と、クリーミーで濃厚なタラの白子から旨味がたっぷり染み出しています。ポン酢に付けていただくと、白子の甘みが引き立ちますよ!とてもおいしいので、ぜひ召し上がってみてくださいね。

クリーミーな牡蠣と肉団子の豆乳鍋

クリーミーでおいしい牡蠣と肉団子の豆乳鍋を作ってみました。白だしベースのスープで具材を煮込み、豆乳を加えてまろやかな口当たりに仕上げました。ふわふわの肉団子とプリプリの牡蠣の旨味がたっぷりで、食べる手が止まらなくなりますよ!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

大根おろしでさっぱり牡蠣鍋

大根おろしでさっぱりといただく牡蠣鍋はいかがでしょうか。プリプリの牡蠣の食感と磯の香りがたまらない一品!牡蠣の濃厚な旨味を、大根おろしのやさしい味わいが引き立てます。旬の牡蠣をたっぷり楽しみたいときに作ってみてくださいね。

魚介たっぷり背徳鍋風レシピで温まろう

いかがでしたか?痛風鍋の特徴や具材と作り方に加え、魚介を使った痛風鍋風の絶品レシピなどをご紹介しました。寒くなる季節には、魚介の旨味をたっぷりと堪能できる鍋で温まりたいですね。今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひお好みの魚介類を使った鍋を楽しんでくださいね。

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