美食家のパセリ?【チャービル】とは?味や特徴、料理に使い方について解説!

美食家のパセリ?【チャービル】とは?味や特徴、料理に使い方について解説!

レースのような美しい葉が特徴的な「チャービル」。甘さのあるさわやかな風味で、さまざまな料理やスイーツのトッピングに使えるハーブです。この記事では、チャービルの特徴や使い方、保存方法などについて解説します。チャービルを添えた料理のレシピも必見ですよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • チャービルってどんなハーブ?
  • チャービルとパセリの違いは?
  • チャービルの使い方と保存方法
  • チャービルを使ったおすすめレシピ
  • さわやかな風味が魅力のチャービルを使ってみよう

チャービルってどんなハーブ?

チャービルはセリ科シャク属に分類される一年草のハーブです。原産地はロシア南部から西アジアで、レースのように細かい切り込みが入った繊細な形の葉が美しく、この形がイタリアンパセリに似ていることから「美食家のパセリ」と呼ばれることもあります。

草丈は10~50cmほどですが、なかには60cmまで伸びるものもあるようです。初夏には小さな白い花を咲かせますが、ハーブとして利用する場合はこまめに葉を摘んで花がつかないようにします。

チャービルは、甘みを感じるさわやかな風味が特徴です。香りは穏やかでマイルド。熱を加えると風味が飛んでしまうので、生のまま使うことが多いハーブです。鮮やかなグリーンとやわらかで美しい葉の形が特徴的なので、料理やデザートにトッピングすると華やかな印象になります。

ちなみに「セルフィーユ」というハーブを聞いたことがあるかもしれませんが、チャービルとセルフィーユは同じものです。チャービル(chervil)は英語、セルフィーユ(cerfeuil)はフランス語での呼び方で、茴香芹(ういきょうぜり)という和名もあります。

チャービルとパセリの違いは?

チャービルは見た目も風味もイタリアンパセリによく似ていており、フランス料理によく使われることから「フレンチパセリ」と呼ばれることもあります。パセリよりもマイルドで繊細な風味をもち、ほのかに甘さを感じる香りです。チャービルはパセリのようなほろ苦さは無く、素材の風味に影響しないのでどんな料理にも使いやすいという特徴があります。

チャービルの使い方と保存方法

先ほども少し触れましたが、さわやかで甘みがある風味のチャービルは、料理のトッピングとして幅広く使うことができます。

熱を加えると香りが飛んでしまうので、マイルドで繊細な香りを楽しむためには生のままで食べるのがおすすめです。スープや魚料理、卵料理、サラダなど、パセリが合うような料理との相性がよく、どんな料理に合わせても素材の味を邪魔しません。レースのような葉が美しく、料理に添えると一気に華やかになるので、おもてなしの場面におすすめです。香りがおだやかなので、料理だけでなくスイーツのトッピングとしてもよく使われています。

また「フィーヌゼルブ」というミックスハーブの素材としても使われます。これは、チャービルのほかにフレンチタラゴン、チャイブ、イタリアンパセリといったハーブを細かく刻んで混ぜ合わせたもので、ハーブバターや魚のソース、ドレッシングなどに加えたり、オムレツなどの卵料理に使ったりします。余ったチャービルの使い道としてもおすすめですよ。

保存方法

チャービルを保存する際は、乾燥を防ぐことが大切です。水で濡らして軽く絞ったキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。チャービルを洗った後、水気を残したまま置いておかないようにしましょう。葉が黒くなったり、しおれてしまったりする原因となりますので、水気をしっかりとふき取ってから保存してくださいね。

チャービルを使ったおすすめレシピ

ここからは、チャービルを使ったおすすめレシピをご紹介します。マリネやズッキーニボードなどのおもてなしにも使える料理から、デニッシュやタルトなどのスイーツまでピックアップしました。ぜひ気になるレシピをお試しくださいね。

紫玉ねぎと生ハムのマリネ

さっぱりおいしい、紫玉ねぎと生ハムのマリネをご紹介します。鮮やかなピンク色のマリネにグリーンのチャービルを添えると、ぐっと華やかな雰囲気に。チャービルのさわやかで甘みのある風味がほんのりとアクセントになり、お酒にもよく合います。

エビマヨコーンのズッキーニボード

エビたっぷり!ズッキーニボードを作ってみませんか。ズッキーニの中身をくりぬいて具材を詰めて焼くだけの簡単な一品ですが、見た目のインパクトがありおもてなしにぴったり!チャービルとピンクペッパーのトッピングも目を引き、テーブルが華やぎますよ。

ラフランスのチーズデニッシュ風

ラフランスをのせたおしゃれなデニッシュのご紹介です。バニラの風味づけをしたラフランスのコンポートにコクのあるクリームチーズがよく合い、ちょっとリッチな味わいに。チャービルの飾りもかわいらしいアクセントになりますよ。

かぼちゃのプリンタルト

かぼちゃをたっぷりと使ったプリンタルトはいかがでしょうか。材料をフードプロセッサーで混ぜて型に入れ、オーブンで焼くだけなのでとっても簡単!かぼちゃの素朴な甘みが味わえる、お子様のおやつにもぴったりの一品です。ぜひ作ってみてくださいね。

巻かずに簡単 ふわふわロールケーキ

ロールケーキを巻かずに作れるアイデアレシピ。ケーキ生地をカットして丸めてクリームを絞る方法なので、お菓子作り初心者の方でも気軽に作ることができますよ。クリームは練乳を加えて、ふわっと軽いやさしい甘さに仕上げました。食べたい分だけ作れるのも魅力のレシピです。

さわやかな風味が魅力のチャービルを使ってみよう

チャービルは甘みを感じるさわやかな風味が特徴のハーブです。マイルドな香りなのでどんな料理にも使いやすく、レースのような美しい葉を添えるだけでぱっと華やかな印象になります。おもてなしの食卓などにぜひ使ってみてくださいね。

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