最終更新日 2023.11.17

失敗しないローストビーフの作り方とレシピをご紹介!コツやポイントも解説

失敗しないローストビーフの作り方とレシピをご紹介!コツやポイントも解説

クリスマスにもぴったりな「ローストビーフ」。おうちだとなかなか上手に作れずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、失敗しないローストビーフの作り方とおすすめレシピをご紹介します。しっとりやわらかい食感に仕上げるためのコツや加熱のポイントは必見ですよ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

  • 目次
  • ローストビーフとは?どこの国の料理なの?
  • ローストビーフの「低温調理」とは?
  • ローストビーフの作り方を詳しく解説!
  • 1.下味の材料を混ぜ合わせる
  • 2.牛もも肉に下味をすり込む
  • 3.表面に焼き色をつける
  • 4.120℃のオーブンでじっくりと焼く
  • 5.赤ワインソースを作る

ローストビーフとは?どこの国の料理なの?

「ローストビーフ」とはイギリスの伝統料理で、牛肉の塊をオーブンでじっくりと焼いた料理のことです。かつてイギリス貴族が日曜日に牛を1頭さばいてローストビーフを作る「サンデーロースト」という習慣があったことから、ローストビーフはイギリスの食文化に深く根付いています。

ローストビーフの「低温調理」とは?

ローストビーフの代表的な調理法のひとつに「低温調理」があります。低温調理とは、食材を湯煎やオーブンで低い温度に保ち、長い時間をかけて加熱する調理法のことです。ローストビーフを低温調理で作ると、しっとりとやわらかく仕上げることができるのです。一方で、加熱不足になりやすく、食中毒のリスクが高まるので、肉の中心部まで十分に加熱してくださいね。

食中毒の原因になる、腸管出血性大腸菌はブロック肉の表面にいる可能性が高いので、表面は高い温度でしっかりと加熱することが大切です。肉をやわらかくするために筋切りしたり、フォークで穴を開けたりすると、細菌が中に侵入することがあるので、切り込みは入れずに調理することも重要なポイントですよ。

ローストビーフの作り方を詳しく解説!

しっとりとやわらかいローストビーフ、おうちでも作ってみたいですよね!ここからは、オーブンを使ったローストビーフの作り方を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.下味の材料を混ぜ合わせる

まずは、ボウルに下味の材料を入れて混ぜ合わせます。今回は塩、こしょう、すりおろしニンニク、オリーブオイルを使っていますが、お好みでタイムやローズマリーなどハーブをプラスしてもよいでしょう。

2.牛もも肉に下味をすり込む

牛もも肉を冷蔵庫から出して1を全体にすり込み、味を染み込ませるために30分ほど置いて常温に戻します。そうすることで、中心部まで火が通りやすくなりますよ。

3.表面に焼き色をつける

フライパンに牛脂を入れて強火で熱し、2を入れて全面にしっかりと焼き色をつけます。そうすることで、表面を殺菌すると同時に香ばしい風味をプラスすることができます。

4.120℃のオーブンでじっくりと焼く

クッキングシートを敷いた天板に3をのせ、120℃のオーブンで25分ほど焼き、そのまま20分ほど置いて粗熱を取ります。低い温度で中心部までしっかりと加熱すると、肉汁を逃さずやわらかい食感に仕上げることができますよ。

5.赤ワインソースを作る

フライパンに赤ワイン、有塩バター、コンソメ顆粒、水を入れて中火で熱し、有塩バターが溶けてアルコールが飛んだらソースのできあがりです。ローストビーフを切り分け、中心部まで十分に加熱できているか確認したら、ソースをたっぷりとかけていただきましょう!

今回は牛もも肉500gを使いましたが、肉のサイズが大きくなる場合は、焼く時間を調整して中心部まで十分に加熱することが大切です。詳しい工程や作り方は、こちらの動画で確認してみてくださいね。

オーブンで本格派ローストビーフ

基本からアレンジまで!ローストビーフのおすすめレシピ

ここからは、おすすめのローストビーフレシピをご紹介します。オーブンで焼き上げるレシピはもちろん、市販のローストビーフを使ったお手軽レシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

しっとりローストビーフのゆず胡椒マヨソース添え

オーブンでしっとりと焼き上げた、和風ローストビーフです。長ねぎ入りのしょうゆダレと爽やかなゆず胡椒マヨネーズと、2種類のソースを添えてリッチな味わいに仕上げました。ジューシーなローストビーフにかけていただけば、そのおいしさに驚くこと間違いありませんよ!

ローストビーフで 華やか洋風手まり寿司

手軽にローストビーフを楽しみたい方は、市販品を使うのがおすすめです!ローストビーフと酢飯をラップでキュッと握るだけで、おしゃれな洋風手まり寿司のできあがり!粒マスタードソースはしょうゆを加えているので、ローストビーフや酢飯と相性抜群ですよ。

贅沢 ローストビーフと半熟たまごのシーザーサラダ

シーザーサラダに市販のローストビーフをのせて、リッチな味わいに仕上げました。ドレッシングはマヨネーズや粉チーズ、レモン汁を混ぜ合わせるだけと、簡単に作ることができますよ。ローストビーフを半熟卵に絡めて、とろりと濃厚な味わいをお楽しみください!

おもてなしに ローストビーフの野菜巻き

簡単でおしゃれに見える!ローストビーフの野菜巻きはいかがでしょうか。パプリカやブロッコリースプラウトを市販のロースビーフで巻き、わさびマヨネーズをかけるだけのお手軽レシピ!お好みの野菜でアレンジすることもできますので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

おいしいローストビーフを作ってみよう!

今回は、ローストビーフの歴史をはじめ、詳しい作り方や加熱のポイント、おすすめの部位やレシピなどをご紹介しました。ローストビーフは低温調理で作るのが一般的ですが、食中毒を防ぐためには中心部まで十分に加熱することが大切です。独自のレシピで作る場合は、芯温計を活用して加熱不足にならないように注意しながら、ぜひおいしいローストビーフを作ってみてくださいね。

クラシルでは、ほかにもローストビーフのレシピや付け合わせにぴったりなレシピもご紹介しているので、ぜひそちらも合わせて参考にしてみてください。

※牛肉は新鮮なものを使ってください。食中毒の恐れがある為、中心温度75℃1分以上と同等の加熱時間を設けてください。牛肉の表面から1~2cm色が変わっているかを確認し、大きさによって加熱時間を調整してください。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の方、免疫機能が低下している方など、体調に不安がある方はお召し上がりにならないことをおすすめします。

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2023.9.4 最終更新
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2023.10.18 最終更新

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