最終更新日 2024.3.12

レモングラスとは?味や香りの特徴、使い方についても解説!

レモングラスとは?味や香りの特徴、使い方についても解説!

「レモングラス」というハーブを知っていますか?その名のとおりレモンによく似た香りが特徴で、料理だけではなく、さまざまな用途に利用できるんですよ。この記事では、レモングラスの特徴や使い方について詳しく解説します。記事の後半では、レモングラスを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • レモングラスとは?
  • レモングラスの使い方は?
  • レモングラスの保存方法は?
  • レモングラスを使ったおすすめレシピをご紹介!
  • 鶏もも肉のレモングラス焼き
  • 白身魚のレモングラス蒸し
  • さっぱりコク旨 レモングラス鍋
  • 牛こま肉と春雨のレモングラスサラダ

レモングラスとは?

「レモングラス」とは、イネ科で多年草のハーブのこと。細長くとがった葉を根元から真上に伸ばして生い茂り、その姿はまるでススキのようにも見えます。草丈は80~120cmほどまで生長し、根元の方はしっかりとした茎状になっています。

原産国はインドですが、現在では中南米やアジアの熱帯から亜熱帯の地域に自生しています。暑い環境に適した植物なので、高温多湿な日本の夏でも育てることができます。ただし、冬の寒さには耐えられないので、室内に移すなどの対策が必要です。

レモングラスの一番の特徴は、レモンによく似たフレッシュな香りと、さわやかな味。シトラールという化合物が香りの主成分です。レモンフレーバーを作る材料に使われるほど、レモンそのものよりもレモンの香りがするといわれています。

レモングラスは料理のほかにアロマテラピーや化粧品にも利用されています。料理での使い方についてはこの後詳しくご説明します。

私たち人間にとって心地のよい香りのレモングラスですが、蚊などの虫はこの香りを嫌う場合も多く、家の周りに植えると忌避剤の役割をすることもあるようです。

レモングラスの使い方は?

レモングラスを使った料理で有名なのがタイ料理の「トムヤムクン」。エビが入ったスープ料理のことです。レモングラスはトムヤムクンに欠かせない食材の一つで、辛くて酸っぱいスープと、レモングラスのさわやかな香りが相性抜群!そのほかのアジアのエスニック料理のスープや炒め物などでもレモングラスはよく使われていて、特にココナッツミルクやナンプラーの風味とよく合うんですよ。

料理にレモングラスを使うときには、葉は刻んでそのまま使ったり、乾燥させて使ったりします。茎の部分は繊維質で硬いので、叩いてつぶしたり、刻んだりして風味づけに使い、食べるときには取り出す場合も。肉料理や魚料理との相性がよく、臭み消しや風味づけの効果がありますよ。

レモングラスはハーブティーにもぴったりです。レモンの香りとクセのない味わいで、ハーブティーにあまりなじみがない方にもおすすめですよ。レモングラスでハーブティーを作るときは、単体で使うだけではなく、レモンバームやレモンバーベナといった似たような香りをもつハーブと組み合わせてブレンドすると、より奥深い味わいになります。ミントや緑茶ともよく合いますよ。

レモングラスの葉や茎は、スーパーなどで売っていることもありますが、ない場合はスパイス売り場などで乾燥ハーブとして売っているので、利用してみてください。生のレモングラスをお店で買うときには、茎の切り口が茶色く変色していないものや、葉がみずみずしい緑色をしているものを選ぶと、新鮮で香りがよいので、ぜひ注目してみてくださいね。

レモングラスの保存方法は?

レモングラスを手に入れたら、上手に保存しておいしく使い切りたいですよね。以下で、レモングラスの保存方法について解説するので、見てみましょう。

葉の部分も茎の部分も、乾燥しないように保存するのがポイントです。ラップや保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で立てた状態にして保存し、できるだけ早く使いましょう。すぐに使い切れない場合は、冷凍保存することもできます。使いやすい大きさに切ってから、空気にふれないようにラップなどで包んで冷凍保存すれば、炒め物や煮物を作るときにそのまま使うことができますよ。

レモングラスを使ったおすすめレシピをご紹介!

ここからは、レモングラスを使ったおすすめレシピをご紹介します。牛こま肉を使ったレモングラスサラダや、ほっとひと息つきたいときにぴったりのレモングラスティーなど、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

鶏もも肉のレモングラス焼き

お酒のおつまみにもぴったり!鶏もも肉のレモングラス焼きのご紹介です。ジューシーな鶏もも肉に、レモングラスやナンプラー、すりおろしニンニクなどの風味がよく合い、とってもおいしいですよ。今回は30分ほど漬け込みましたが、1時間ほど漬け込むとよりしっかりとした味つけになります。時間があるときに、ぜひお試しくださいね。

白身魚のレモングラス蒸し

エスニックな香りが食欲をそそる、白身魚のレモングラス蒸しを作ってみましょう。レモングラスの茎の部分は、麺棒で叩いてからキンキの腹に詰めることで、さわやかな香りがキンキのふっくらとした身によく移りますよ。電子レンジで作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

さっぱりコク旨 レモングラス鍋

さわやかな味わいの、レモングラス鍋はいかがでしょうか。鶏つくねには、刻んだレモングラスを、スープには麺棒で叩いたレモングラスを加えました。どこを食べても鶏肉のコクとレモングラスの風味が楽しめる満足感のある一品です。お好みの具材を加えてアレンジするのもおすすめですよ。

牛こま肉と春雨のレモングラスサラダ

食べごたえのある、レモングラスサラダをご紹介します。牛こま肉と春雨、たっぷりの野菜を使ってサラダを作りました。牛こま肉の旨味とツルッとした春雨、さわやかなドレッシングがよく合い、クセになるおいしさ!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

鶏肉でさっぱり ルンダン

インドネシアの郷土料理、ルンダンを作ってみましょう。牛肉を使う場合が多いようですが、今回は鶏むね肉を使いました。ココナッツミルクの風味や甘さの中に、レモングラスをはじめとしたスパイスのさわやかさも感じられ、とってもおいしいですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

フレッシュレモングラスティー

ほっとひと息つきたいときに、フレッシュレモングラスティーはいかがでしょうか。レモングラスと、相性のいいミントやタイムをティーポットに入れ、お湯を注ぐだけなのでとっても簡単です。ぜひお試しくださいね。

ドライハーブで作るレモングラスティー

乾燥させたレモングラスでも、おいしいハーブティーを作れますよ。さわやかな香りと口の中がスッとするようなさっぱりとした味わいは、気分転換やリフレッシュしたいときにもぴったり。お好みのハーブをブレンドして作ってみるのもおすすめです。

レモングラスを使った料理を作ってみよう!

今回は、レモングラスの特徴や使い方、レモングラスを使ったおすすめレシピをご紹介しました。レモングラスのさわやかな香りを活かせる料理は幅広く、どれもとってもおいしそうでしたね。ハーブを効かせた料理は風味豊かになるだけでなくおしゃれな見た目に仕上がり、おもてなしにもおすすめです。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

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