韓国の珍味「チャンジャ」とは？特徴やおすすめレシピもご紹介

韓国三大珍味として知られる「チャンジャ」はタラを使った塩辛のこと。旨辛な味わいとコリコリした歯ごたえが魅力です！この記事では、チャンジャの特徴や人気の食べ方に加え、チャンジャを使った絶品アレンジレシピもご紹介します。ごま油が香るチャンジャ巻きやクリームチーズを合わせたブルスケッタなど、人気レシピをピックアップ！

チャンジャとは、タラの内臓を唐辛子やニンニク、コチュジャンやごま油などの調味料と一緒に漬け込んだ塩辛のこと。「魚のキムチ」とも呼ばれています。

コリコリとした歯ごたえがあり、深い旨味と辛味が特徴。日本のイカの塩辛に辛さと旨味を加えたような味わいです。本場韓国のチャンジャはキムチと同様、お店や家庭によって作り方も味わいも異なります。かなり辛いものから辛さが控えめなものまで、さまざまな風味のものがあるんだとか。

韓国料理店や焼肉店でおつまみとして食べられることが多かったチャンジャですが、現在では通販はもちろんスーパーやコンビニなどでも購入でき、とても一般的な食材になっています。

チャンジャは、タラの胃や腸などの内臓を使用して作られます。韓国では主にスケソウダラが使われますが、かつての日本ではスケソウダラの流通が少なかったため、マダラの内臓を使用して作られていました。現在では輸入品を使用してスケソウダラのチャンジャと真ダラのチャンジャの両方が作られるようになっています。

スケソウダラの胃袋は膜のように薄く、なめらかで食べやすいのが特徴。やわらかいのにシコシコとした歯ごたえも感じられます。スケソウダラよりも魚体が大きいマダラは肉厚でコリコリと強い歯ごたえがあり、食べごたえのあるチャンジャになるのが特徴です。

チャンジャはごはんのお供やお酒のおつまみとしてそのまま食べるのはもちろん、いろいろな料理にアレンジして食べるのが人気です。

旨味と辛味のバランスがよく、ごはんや豆腐など淡白な味わいの食材と合わせると相性抜群！野菜と一緒に春巻きにしたり、おにぎりやお寿司の具材にするのもおいしいですよ。

魚の内臓を使っていますが唐辛子や薬味で漬け込んでいるため、調味料の味も一緒に楽しむことができます。チャーハンやパスタの具材にしたり、炒め物の味つけに加えるなど、加熱する料理にもおすすめです。簡単に旨味と辛味をプラスしたいときに試してみてくださいね！

注目したいのがチーズと合わせる食べ方。旨辛なチャンジャとマイルドなチーズの風味が相性抜群です。チーズと一緒にパンにのせたり、クリームチーズと和える食べ方も大人気！

チャンジャの特徴や人気の食べ方がわかったところで、ここからはチャンジャを使ったアレンジレシピをご紹介します。おつまみから主食になるものまで、手軽に作れるものをピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

チャンジャを使って韓国風のおつまみ冷奴を作ってみませんか？ごま油でコクをプラスしたチャンジャで味つけし、きゅうりとかいわれ大根で彩りよく仕上げました。豆腐の水切りをしっかり行うと、チャンジャの味が薄くならずにおいしく召し上がれますよ。とても簡単にお作りいただけるので、ぜひ召し上がってみてくださいね。

キャベツの大量消費にも！電子レンジでしんなりさせたキャベツにチャンジャと小ねぎ、ごま油と白いりごまを加えて和えただけの時短レシピです。魚介の旨味が染み込んだピリ辛キャベツはたまらないおいしさ！ごはんにもお酒にもよく合いますよ。ぜひ食べてみてくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

おつまみにぴったりなチャンジャの生春巻きのご紹介です。サニーレタスやきゅうり、大根などの野菜とチャンジャを生春巻きの皮で巻き上げました。さっぱりしていますが、チャンジャと相性抜群のチーズも入ってコク豊かな味わいです！ぜひお好みの野菜で作ってみてくださいね。

チャンジャを使った韓国風のり巻きはいかがでしょうか？たっぷりの白いりごまを加えた酢飯に、コリコリのチャンジャと風味豊かな大葉を入れてのり巻きにしました。旨辛なチャンジャと爽やかな酢飯、のりに塗ったごま油が絶妙なおいしさです！ランチにもおやつにもぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

からすみを使った贅沢なブルスケッタのレシピです。カラスミの黄色とチャンジャの赤色が鮮やかで彩りも美しい一品。相性抜群のピリ辛チャンジャとまろやかなクリームチーズにカラスミの塩気と旨味も加わって、お酒がどんどん進むおつまみですよ。パーティーにもおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。

最後にご紹介するのは、チャンジャを使ったチャーハンです。旨味たっぷりの高菜漬と、独特の味わいと塩気のあるチャンジャがごはんと合わさり、とてもおいしいですよ。高菜漬けはお好みでキムチにかえてもおいしく作ることができますよ。

いかがでしたか？チャンジャの特徴やおすすめの食べ方に加え、チャンジャを使った絶品アレンジレシピをご紹介しました。ごはんのおかずやお酒のお供としてそのまま食べるだけでなく、おつまみから主食までさまざまなアレンジができるというのは意外だったのではないでしょうか？今回ご紹介したレシピも参考にしていただき、ぜひチャンジャを活用したオシャレな一品を作ってみてくださいね。

クラシルでは、今回ご紹介したもの以外にもチャンジャを使ったレシピをご紹介しています。そちらもぜひ、参考にしてみてくださいね。