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ワインのアルコール度数ってどれくらい?ワインの種類やおいしく飲む適温についても解説!

ワインのアルコール度数ってどれくらい?ワインの種類やおいしく飲む適温についても解説!

ブドウの豊潤な香りを楽しめるお酒「ワイン」。赤ワインや白ワインなどさまざまな種類がありますが、アルコール度数は何パーセントくらいなのでしょうか?この記事では、ワインの種類別やアルコール度数、おいしく飲む適温について詳しく解説します。ワインを使ったおすすめレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ワインにはどんな種類があるの?
  • スティルワイン(非発泡性ワイン)
  • スパークリングワイン(発泡性ワイン)
  • フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)
  • フレーヴァードワイン(アロマタイズドワイン/香味付けワイン)
  • ワインのアルコール度数はどれくらい?
  • アルコール度数の低いワインは?
  • アルコール度数が高いワイン
  • ワインのおいしい飲み方のポイント
  • 余ったワインもおいしく活用!おすすめレシピ
  • ワインのアルコール度数を知って、おいしく楽しもう

ワインにはどんな種類があるの?

ワインは果物や穀物をアルコール発酵させて造る醸造酒の一種で、ブドウを原料とするお酒です。ワインの分類方法にはいくつかありますが、ここでは製法による分類を確認してみましょう。

分類 特徴 種類
スティルワイン 非発泡性のワイン ・赤ワイン
・白ワイン
・ロゼワイン
・デザートワインなど
スパークリングワイン 発泡性のワインの総称 ・シャンパン
フォーティファイドワイン アルコール度数を上げたワイン ・シェリー酒
・ポートワイン など
フレーヴァードワイン 甘味料、香辛料などを加えて風味づけをしたワイン ・サングリア
・ヴェルモット など

スティルワイン(非発泡性ワイン)

炭酸ガスを含まない非発泡性のワインが「スティルワイン」です。一般的にワインと言えばスティルワインを指し、ワイン全体の大部分を占めます。

スティルワインに分類されるものには、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、デザートワイン(糖度の高い甘口タイプ)などがあります。

スパークリングワイン(発泡性ワイン)

「スパークリングワイン」は、炭酸ガスを含んだ発泡性のワインの総称です。

スパーリングワインとして有名なのが「シャンパン」ですが、シャンパンと名乗れるのはフランスのシャンパーニュ地方で生産される厳格な基準に沿った発泡性ワインに限られます。

フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)

「フォーティファイドワイン」とは、スティルワインにブランデーなどのスピリッツを添加し、人為的にアルコール度数を上げたワインのことです。

度数を強化することでコクのある味わいが生まれ、保存性が高まります。スペインのシェリー酒やポルトガルのポートワインなどが有名です。

フレーヴァードワイン(アロマタイズドワイン/香味付けワイン)

スティルワインにハーブやブドウ以外の果汁、甘味料、香辛料などを加えて風味づけをしたワインを「フレーヴァードワイン」と呼びます。

スペインのサングリア、イタリアのヴェルモットなどが代表的です。ワインの一種ですが混成酒に分類され、食前酒や食後酒としたり、カクテルの材料としても使われます。

ワインのアルコール度数はどれくらい?

ワインのアルコール度数は、厚生労働省によると12%が目安とされています。

とは言え、ワインの種類や銘柄によってアルコール度数は変わってくるので、ワインを選ぶ際には表示を確認してみましょう。輸入物のワインなら「ALC」と表記されているのがアルコール度数です。

糖度の高いブドウを使うとアルコールも高くなる

ワインのアルコール度数に関わる要因はいくつかありますが、アルコール度数を大きく左右するのがブドウの糖度です。糖度が高いブドウを原料としたワインは、アルコール度数が高くなりやすい傾向があります。

ワインは酵母によるアルコール発酵で造られますが、酵母はブドウの果汁に含まれる糖分を分解してアルコールを生成します。糖分が無くなれば自然に発酵は止まるため、糖度が高いブドウほどアルコール度数が高いワインが生まれやすくなるのです。ちなみにブドウの糖度は、ブドウの品種のほか、収穫時期や産地でも変わってきます。

▶厚生労働省によるアルコール度数に関する記載はこちら

アルコール度数の低いワインは?

ここで、アルコール度数の低いワインと高いワインをご紹介します。まずは、度数の低いワインにどのようなものがあるのか確認してみましょう。

種類 アルコール度数
リースリングワイン 7~8%
モスカート・ダスティ 5.5%
ランブルスコ 8~10%

【白】リースリングワイン

ドイツ国内で多く栽培されている白ワイン用の品種である「リースリング」というブドウから造られるワインで、アルコール度数は7~8%です。

ブドウが栽培される地域によってアルコール度数に差があり、ドイツ以外で造られたリースリングワインの度数は11~12%くらいになります。

【白・スパークリング】モスカート・ダスティ

白のスパーリングワインがお好みならこちらがおすすめ。イタリアのピエモンテで収穫される「モスカート」という品種から造られるワインで、アルコール度数はビールと同じくらいの5.5%です。

ちなみにモスカートは、日本でいうところの「マスカット」にあたります。

【赤・スパークリング】ランブルスコ

こちらは赤のスパーリングワインです。イタリアのエミリア・ロマーニャ州で造られ、アルコール度数は8~10%と、一般的なワインよりは度数が抑えられています。

甘みや酸味のほか、ほんのりとした渋みなど、ぶどうそのものの味わいを楽しめるのが魅力です。

アルコール度数が高いワイン

続いては、アルコール度数の高いワインの種類を2つご紹介します。

種類 アルコール度数
シェリー酒 15%前後
ポートワイン 19~22%

シェリー酒

スペインのアンダルシア地方にあるへレスを中心に生産される白ワインの一種で、先ほどご紹介した酒精強化ワインのひとつ。アルコール度数は15%前後です。

特有のナッツのような香ばしい香りとドライな味わいがあり「辛口」「甘口」のほか、デザートワインとして楽しめる「極甘口」といった種類があります。

ポートワイン

こちらも酒精強化ワインの一種で、ポルトガル北部のアルト・ドウロ地区で造られます。アルコール度数は19~22%と高めです。

基本的には赤の甘口ワインで、ルビー色や琥珀色の美しい色合いをもち「ポルトガルの宝石」とも呼ばれます。

ワインのおいしい飲み方のポイント

ワインをおいしく飲むために大切なのが温度です。実は、ワインは種類によって適した温度が異なります。それぞれのワインに適した温度知っておくことで、ワイン本来のおいしさをより楽しめますよ。以下で目安の温度を確認してみましょう。

赤ワイン

最適温度
ライトボディ 12~14℃
ミディアムボディ 14~16℃
フルボディ 16~20℃

フルボディは高めの温度で飲むのがおすすめです。渋みが抑えられ、まろやかな味わいを楽しめます。甘めのワインは温度によって甘さが変わってくるので、甘みを楽しみたいときは温度を高めに、さっぱりと飲みたいときは少し温度を下げてみてくださいね。

💡ワンポイント豆知識
「赤ワインは常温で飲むのがよい」と聞いたことがある方も多いかもしれませんが、これはヨーロッパの気候を前提としています。高温多湿の日本はヨーロッパと環境が異なるため、この基準は適用されません。また、夏と冬でも常温の条件が変わってしまうので、地域や季節に合った適温を知っておくことが必要です。

白ワイン

最適温度
甘口    4~6℃
辛口 6~10℃

白ワインは、冷やして飲むのがおすすめです。甘口の白ワインは低めの温度にすることで、バランスよくスッキリとした味わいに。辛口の白ワインは冷やすとキリッとシャープな味わいになります。少しまろやかさが欲しいときは手でグラスをあたためてみてくださいね。

ロゼワイン

最適温度
色が薄め 6~10℃
色が濃い目 10~12℃

ロゼワインは、色味を見て温度を変えるのがよいとされています。濃いピンク色のロゼワインは10〜12℃くらい、淡いピンク色のロゼワインであれば8~10℃くらいの温度で飲むのがおすすめです。

スパーリングワイン

最適温度
軽めのもの 6~8℃
コクのあるもの
(シャンパンなど)
8~12℃

シュワシュワとした口当たりが魅力のスパークリング・ワインは、5℃~8℃と低めの温度が適温とされています。低めの温度にすることで、泡が抜けにくくなり、すっきりとした味わいを楽しめますよ。ただし、シャンパンなどはコクや香りを楽しむため、8〜12℃と少し高めの温度にするとよいようです。

余ったワインもおいしく活用!おすすめレシピ

ワインが飲みきれずに余ってしまうこともありますよね。最後に、そんなときにおすすめなおすすめのレシピをご紹介します。赤ワインソースで食べるステーキやお肉の赤ワイン煮込み、魚の白ワイン蒸しなど、ちょっと特別な日に食べたいレシピを中心にピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ワインソースで 牛ヒレ肉のステーキ

赤ワインソースで食べる牛ヒレ肉のステーキをご紹介します。脂が少なく淡白な味わいながら旨味のある牛ヒレ肉に、風味のよい濃厚な赤ワインソースがよく合いますよ。牛ヒレ肉は表面をさっと焼いたあとに少しおくこのがポイント!程よくレアな焼き加減に仕上がります。

ことこと牛すじ肉の赤ワイン煮込み

おもてなしにぴったり!牛すじ肉の赤ワイン煮込みはいかがでしょうか。牛すじ肉を赤ワインでじっくりと煮込むことで、口に入れるとほろほろと崩れるような食感に仕上がります。クリーミーなマッシュポテトもよく合うので、ぜひ作ってみてくださいね。

圧力鍋で 柔らかスペアリブの赤ワイン煮込み

こちらは圧力鍋で作るスペアリブの赤ワイン煮込みです。隠し味にみそを加えたコクのある味つけが、ジューシーな豚スペアリブのおいしさを引き立ててくれます。圧力鍋を使うことで短い煮込み時間でもやわらかくなるので、ぜひお試しくださいね。

赤魚の白ワイン蒸し

ワインのお供に、赤魚の白ワイン蒸しを作ってみませんか?旨味が凝縮した干物を白ワインで蒸すことで、少ない調味料でも奥深い味わいに仕上がりますよ。アスパラガスとパプリカの彩りもきれいなのでテーブルも華やぎます。少し特別な日の一品に最適なレシピです。

白ワイン香る ちょっとリッチなソーセージの焼き方

おつまみにぴったり!白ワインを使ったウインナーの焼き方をご紹介します。白ワインの香りづけをすることで、いつものウインナーがワンランクアップした味わいに。マスタードの酸味とバターのコク、パセリの爽やかな風味も絶妙なバランスで、お酒がすすみますよ。

ワインのアルコール度数を知って、おいしく楽しもう

ワインのアルコール度数は一般的には12%前後ですが、ワインの種類によって変わってくるので、選ぶ際には確認してみましょう。味わいもさまざまなので、ぜひ飲み比べてお好みの一本を探してみてはいかがでしょうか。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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