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ノーザンルビーとは?味や特徴、じゃがいもとの違いについて解説!

ノーザンルビーとは?味や特徴、じゃがいもとの違いについて解説!

じゃがいもの品種で「ノーザンルビー」というものを知っていますか?皮も果肉もピンク色をしていて、一見するとじゃがいもに見えないかもしれません。今回は、ノーザンルビーの味や特徴、ほかのじゃがいもとの違いについて解説します。おいしい食べ方やじゃがいもを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • ノーザンルビーとは?
  • ノーザンルビーとほかのじゃがいもとの違いは?
  • ノーザンルビーのおいしい食べ方は?
  • じゃがいもを使ったおいしいレシピをご紹介!
  • ノーザンルビーを使ったじゃがいも料理を作ってみよう!

ノーザンルビーとは?

「ノーザンルビー」とは、2006年に名前が登録された、北海道生まれのじゃがいもの品種です。ノーザンルビーのルーツは「キタムラサキ」という紫色のじゃがいも。キタムラサキを自然受粉させて実った種子を育て、選抜する中で確立された品種です。

ノーザンルビーの一番の特徴は、ルビーという名前からもわかるとおり、ピンク色の皮や果肉。アントシアニンという色素を含んでいるため、このような色をしています。ほかの色つきのじゃがいもに比べ、加熱後でも鮮やかなピンク色が残りやすいのも特徴です。

サイズや形は「メークイン」に似た長い楕円形で、凹凸が少なく、つるっと滑らかな見た目をしています。そのため一見、さつまいものようにも見えるかもしれません。食感は、ホクホクというよりはしっとりとしていて、なめらかな口当たりを楽しめます。煮崩れしにくく、皮をきれいに剥きやすいのも特徴です。

ちなみに、ノーザンルビーをお店で買うときは、皮の色が鮮やかで、ふっくらとした見た目をしているものを選ぶのがおすすめです。芽が出ているものやシワシワのものは鮮度が落ちている可能性があるので、そういった点もチェックして選んでみてくださいね。

ノーザンルビーとほかのじゃがいもとの違いは?

ピンク色の見た目が特徴的なノーザンルビーですが、ほかのじゃがいもとはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ほかのじゃがいもの特徴についても解説します。

男爵

日本で一番多く栽培されている代表的な品種が男爵です。黄褐色の皮と白い果肉、ホクホクした食感が特徴。じゃがバターやマッシュポテト、粉ふきいもなど、さまざまな料理に使われます。

メークイン

メークインも多く栽培されている品種です。形はノーザンルビーとよく似ていて、表面がなめらかな長い楕円形。煮崩れしにくく、きめの細かい食感が特徴です。

シャドークイーン

シャドークイーンは、皮が黒紫色、果肉が赤紫色をしたじゃがいも。この鮮やかな色の正体は、ノーザンルビーと同じでアントシアニンです。また、キタムラサキを改良してできた品種という点もノーザンルビーと共通しています。シャドークイーンは、味はじゃがいもらしい味わいですが、食感はさつまいもに似ています。

キタアカリ

果肉が黄色く甘味があることから「黄金男爵」「クリじゃがいも」と呼ばれることもあるキタアカリ。デンプン含有量が多く、加熱すると食感はホクホクとしています。皮を剥く前の見た目は男爵にそっくりですが、芽の部分に赤みがあることや、芽が出ると赤紫色をしている点で見分けられます。

レッドムーン

レッドムーンはその名のとおり、皮が赤色のじゃがいもです。メークインのような楕円形で、表面がつるっとしているので、ノーザンルビーによく似ていますが、レッドムーンの果肉は濃い黄色をしています。ホクホクというよりは粘性のある食感で、ほんのり甘みがあるのが特徴です。

ノーザンルビーのおいしい食べ方は?

じゃがいもを使った料理はたくさんありますが、ノーザンルビーはどんな料理に合うのでしょうか?ここでは、ノーザンルビーのおいしい食べ方をご紹介します。

ポテトサラダ

ノーザンルビーは加熱しても色がしっかり残るので、ポテトサラダにおすすめです。きゅうりやゆで卵なども加えると、色鮮やかに仕上がりますよ。

フライドポテト

ノーザンルビーで作ったフライドポテトは、ピンク色をしていてとてもインパクトのある見た目に仕上がります。薄くスライスして揚げ、パリパリ食感のポテトチップスにしてもおいしいですよ!ほかのじゃがいもと組み合わせるとよりカラフルな印象に。パーティを盛り上げるのにもぴったりのメニューです。

スープ

ポタージュスープやビシソワーズにノーザンルビーを使うと、かわいらしい淡いピンク色に仕上がります。食卓が華やかになること間違いありませんよ!特別な日の献立にもおすすめです。

じゃがいもを使ったおいしいレシピをご紹介!

ここからは、じゃがいもを使ったおいしいレシピをご紹介します。ノーザンルビーの味わいは一般的なじゃがいもと大きな違いはないので、こちらでご紹介しているレシピはノーザンルビーでももちろん作れます。ぜひチェックしてみてくださいね。

紫じゃがいもチップス

ノーザンルビーを使って、じゃがいもチップスを作ってみましょう!ノーザンルビーの色をそのまま活かすことができますよ。味つけは塩だけですが、シンプルだからこそじゃがいもの風味をしっかりと味わえます。パリパリとした食感も合わせてお楽しみください。

紫じゃがいものポテトサラダ

粒マスタードの風味を効かせたポテトサラダをご紹介します。じゃがいものほかにピーマンやパプリカ、コーンなど、彩とりどりの具材を加え、カラフルな見た目に仕上げました。じゃがいもはつぶさず調味料と和えるので、食感も楽しめますよ。

紫じゃがいもとピーマンのバター炒め

彩り豊かな、じゃがいもとピーマンのバター炒めはいかがでしょうか。野菜のシャキシャキとした食感とウインナーの旨味、バターやニンニクの香りが食欲をそそります。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

簡単シンプルポテトサラダ

シンプルなポテトサラダも、ノーザンルビーを使って作ると華やかに仕上がりますよ。じゃがいもは電子レンジで加熱するので、手軽にお作りいただけます。このレシピではきゅうりとにんじんを加えてシンプルに仕上げましたが、お好みの具材をプラスして作るのもおすすめです。

簡単おかず ツナとじゃがいものガレット

手軽に作れる、ツナとじゃがいものガレットをご紹介します。じゃがいもに含まれるデンプンによって中はもちもち、外はカリッと焼けてとてもおいしいですよ!朝食のおかずやお酒のおつまみなど、どんなシーンにも合わせやすい一品です。細切りにしたじゃがいもは水にさらさずに焼くとしっかりと固まり、きれいに仕上がりますよ。

ノーザンルビーを使ったじゃがいも料理を作ってみよう!

今回は、ノーザンルビーの特徴やおいしい食べ方、ほかのじゃがいもとの違いを解説しました。いつものじゃがいも料理も、ピンク色のノーザンルビーを使うと華やかに仕上がります。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

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2024.7.3 最終更新

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