生で食べられるかぼちゃ?「コリンキー」の特徴や旬、おいしい食べ方についてご紹介!

生で食べられるかぼちゃ?「コリンキー」の特徴や旬、おいしい食べ方についてご紹介!

「コリンキー」は、生で食べられるかぼちゃの一種です。鮮やかなレモン色の皮とコリコリとした食感が特徴で、サラダから炒め物や揚げ物まで、さまざまな調理方法で楽しめる食材です。今回はそんな生食できるかぼちゃであるコリンキーの特徴や旬、産地、おいしい食べ方について詳しく解説します。ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • かぼちゃなのに生で食べられる?コリンキーとは?
  • コリンキーと普通のかぼちゃの違いとは?
  • どんな地域で作られているの?コリンキーの産地や旬
  • まずは生で!コリンキーのおいしい食べ方
  • 食べ方いろいろ!コリンキーを加熱して食べる方法
  • コリンキーを使ったレシピをご紹介!
  • コリンキーは魅力的な食材!

かぼちゃなのに生で食べられる?コリンキーとは?

コリンキーはかぼちゃの一種で、加賀野菜である「打木赤皮甘栗かぼちゃ(うつぎあかがわあまぐりかぼちゃ)」とオーストラリアのかぼちゃを掛け合わせて作られた2002年に日本で品種登録された比較的新しい野菜です。

皮は鮮やかなレモン色で、重さ500〜1,000g程度とスーパーでよく見かける一般的なかぼちゃよりも小ぶり。
また、未熟な状態で収穫されるため、皮ごと生で食べることができ、コリコリとした食感を楽しめます。味わいは淡白でほのかな甘みがあるのも特徴です。

コリンキーと普通のかぼちゃの違いとは?

ここで、コリンキーと私たちが手にすることの多い西洋かぼちゃとの違いについてより詳しく見てみましょう。

加熱しなくても生でも食べられる

西洋かぼちゃは加熱しないと食べられませんが、コリンキーはサラダなどにして生でも食べられるのが特徴です。
もちろん、炒め物やフライなど加熱してももちろんおいしくいただけます。

収穫時期の違い

収穫時期も異なり、コリンキーは若取りが特徴で、開花後10〜15日程度で収穫します。これに対して、一般的なかぼちゃはヘタがコルクのようになって完熟してから収穫します。

味の違い

味や食感の違いとしては、コリンキーは前述の通り、淡白でほんのり甘く、生で食べるとコリコリとした食感ですが、一般的なかぼちゃは甘みが強く、加熱するとホクホクした食感になります。

見た目や大きさの違い

見た目は全く異なります。コリンキーは表面が鮮やかな黄色または黄緑色をしていて、つるっとしていますが、一般的なかぼちゃは濃い緑色のものが多いです。また、コリンキーの重さはだいたい500g〜1kg程度の小ぶりなものが多いですが、日本で主流の西洋かぼちゃは大きいものだと2kgを超えて、ずっしりと重いという特徴があります。

入手場所の違い

西洋かぼちゃはほとんどのスーパーで年中入手可能ですが、コリンキーは旬の時期に多く出回ります。近年は一般的なスーパーでも見かけるようになってきたものの、確実に手に入れたいときはファーマーズマーケットや直売所、通販などで購入するのが確実です。

どんな地域で作られているの?コリンキーの産地や旬

旬はいつ?

コリンキーは山形県の農場で生まれた品種のため、主な産地は山形県ですが、近年では山形県のほか、東北地方だと岩手県、中国・四国地方だと広島県、関東では神奈川県など、全国各地で栽培されているんですよ。

旬は主に5月下旬から6月頃ですが、上記の通り全国各地で栽培されているため、地域によって収穫時期に若干の違いがあります。

おいしいコリンキーの選び方は?

コリンキーは未熟な状態で収穫する野菜です。収穫時期のコリンキーは鮮やかなレモン色をしていて、熟すとオレンジ色に変わっていきます。生食用として最適なのは、未熟で鮮やかな黄色をしている収穫してからすぐのもの。 以上のことから、コリンキーは全体がきれいなレモン色をしていて傷がなく、しっかりと重みのあるものを選ぶのがおすすめです。

コリンキーの保存方法とは?

コリンキーは一般的な西洋かぼちゃなどと比べて日持ちがそれほど長くないため、購入後はポリ袋に入れるか新聞紙で包み、冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。

まずは生で!コリンキーのおいしい食べ方

コリンキーの最大の魅力は、生で食べられるところですが、加熱調理も可能で幅広く楽しむことができます。まずは、生で楽しむおすすめの食べ方からご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

サラダ

収穫してすぐの鮮やかで黄色いコリンキーが手に入ったら、ぜひサラダにして食べてみましょう!半分に切って種とワタを取り除き、皮ごとスライスや千切りにすると、コリコリとした食感が楽しめますよ!ドレッシングやマヨネーズにも合うのでいつものサラダに加えたり、他ほかの野菜と組み合わせてバーニャカウダにしたりするのもおすすめです。

漬け物やピクルス

甘酢で和えた酢の物やピクルスは、さっぱりしていてコリンキーの食感が引き立ちます。コリコリした食感を楽しむには5mm程度にスライスするのがおすすめです。昆布や唐辛子、ごま油などで和風にしたり、ハーブやスパイスで洋風にしたりさまざまな作り方で楽しめますよ!

ラぺ

ラペと聞くと人参にんじんを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、コリンキーでもおいしく作れます。お酒のおつまみや付け合せにぴったりですよ!コリンキーはにんじんよりも食感がやわらかいので、薄くしすぎないようにするのがポイントです。

ナムル

コリンキーはナムルにもおすすめです。コリンキーだけで作るのはもちろん、もやしやきゅうり、大根など他ほかの野菜と組み合わせてもおいしく作れます。色鮮やかで、食卓が明るくなるナムルができあがるので、ぜひ試してみてくださいね。

食べ方いろいろ!コリンキーを加熱して食べる方法

コリンキーは加熱してもおいしく食べられる野菜です。生で食べる際と同様、種とワタを取り除き、カットして調理しましょう。炒め物や揚げ物、スープなど楽しみ方がいろいろあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

炒め物

炒め物加えると見た目も華やかな一品に仕上がります。ほかの野菜と組み合わせて野菜炒めにしたり、鶏肉や豚肉と合わせれば、彩り鮮やかで満足感のあるメイン料理になります。細切りにして炒めて、きんぴらにするのもおすすめです。

煮物

大きめに切ることでホクホクとした食感を生かせますよ。シンプルな和風だしでの煮物や、甘辛煮、バター煮など調味料次第でさまざまな味つけを楽しんでみてください。

揚げ物

淡白な味わいのコリンキーは、天ぷらやフライにも合うので試してみてください。素揚げにしてシンプルに塩をつけて食べるのもおすすめです。

スープ

小さめの角切りにしてコンソメスープなどの具にするのもよいでしょう。ミキサーを使ってポタージュスープにするとクリーミーで優しい味わいが楽しめます!

ジャム

完熟になったコリンキーは、砂糖と一緒に煮てジャムにすることもあります。こっくりとしたかぼちゃらしいやさしい味で、パンにぬったりクラッカーにのせて食べたりできます。

コリンキーを使ったレシピをご紹介!

ここからは、コリンキーを使ったおすすめのレシピをご紹介します。さっぱりと食べられるサラダから、メインにぴったりな肉巻きなどバラエティ豊富なレシピをピックアップしました。

簡単ピリ辛ドレッシングでコリンキーのコブサラダ風

色鮮やかでテーブルが明るくなるコブサラダ風のレシピをご紹介します。コリンキーを1.5cm角の角切りにして、えびやトマト、アボカドなどと一緒に並べて盛り付けました。コリンキーのコリコリとした食感が楽しく、最後まで飽きのこないおいしさです。

簡単コリンキーのナムル

コリンキーを薄く切り、ごま油、ニンニク、鶏がらスープの素で和えるだけの簡単ナムルはいかがでしょうか?ほんのりと甘みのあるコリンキーにピリッとした鷹の爪の辛味とニンニクの風味がよく合い、箸がどんどん進みますよ!お酒のおつまみにもぴったりの一品です。

コリンキーの肉巻き照り焼きソース

スライスしたコリンキーを豚肉で巻いて焼き、照り焼きソースを絡めました。豚肉の旨味とコリンキーのほんのりとした甘み、そして甘辛い照り焼きソースが絶妙にマッチしていて、やみつきになるおいしさですよ!ごはんのおかずにもおすすめの一品です。

コリンキーと豚肉のオイスターソース炒め

薄切りにしたコリンキーとピーマン、豚肉をオイスターソースで味つけした炒め物です。豚肉はあらかじめ下味をつけておくこと、また、コリンキーとピーマンのシャキッとした食感を残すようにサッと炒めるのがポイントです。色鮮やかで食卓がパッと明るくなりますよ。

コリンキーのチーズフライ

コリンキーは揚げてもおいしくいただけます!このレシピでは、衣に粉チーズとガーリックパウダーを加えて風味豊かに仕上げました。外はサクサク、中はしっとりホクホクで食感のコントラストが楽しめます。箸が止まらなくなるおいしさにですよ!

コリンキーは魅力的な食材!

コリンキーを使った料理は、見た目も鮮やかで食卓を明るく彩ります。サラダや炒め物など、さまざまな調理で楽しめる魅力的な食材なので、見かけたらぜひ手にとっていただき、ご紹介したレシピを試してみてくださいね。

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