韓国のホルモン焼きで定番の「コプチャン」。近年は日本でも韓国料理店や焼肉屋さんで見かけるようになりましたが、一体どこの部位でどのような味わいなのでしょうか。今回はコプチャンをはじめ、韓国で人気のさまざまなホルモンの特徴について解説します。コプチャンのおいしい食べ方やおすすめレシピもチェックしてみてくださいね。
ホルモン「コプチャン」とは?部位や特徴、おいしい食べ方について解説!
- 目次
- コプチャンとは?どこの部位?
- テジコプチャンは豚の小腸
- コプチャンは「マルチョウ」と同じ部位
- 日本では「ヒモ」や「コテッチャン」とも
- コプチャン以外も!韓国で人気のホルモン
- 番外編!日本でも人気のホルモンをご紹介
- コプチャンのおいしい食べ方は?
- コプチャンを使ったレシピをご紹介!
- コプチャンを使った料理を作ってみよう!
コプチャンとは?どこの部位?
「コプチャン」とは、ホルモンの一種。韓国語で「コプ」は「小さい」、「チャン」は「腸」という意味があり、牛の小腸に当たる部位を指します。日本では韓国料理が人気ですが、近年このコプチャンというワードもよく見かけるようになりました。
コプチャンはやわらかくて脂が多いのが特徴です。食感はホルモンらしいプリプリとした噛みごたえがありつつも、とってもジューシーで、やみつきになる人も多いんですよ!
テジコプチャンは豚の小腸
ちなみに韓国では、牛だけではなく豚の小腸もコプチャンやコッチャンと呼びます。
一般的にコプチャンというと牛の小腸を指すので、豚の小腸は韓国語で豚という意味の「テジ」をつけて「テジコプチャン」と言われることが多いのだとか。
コプチャンは「マルチョウ」と同じ部位
焼肉やホルモンを食べに行ったときに「マルチョウ」というメニューを名で見かけることがあると思いますが、あれは小腸を切り開かずに筒状のままぶつ切りにしたもので、部位はコプチャンと同じです。
コプチャンは小腸を切り開いたもの、マルチョウは開かずにぶつ切りにしたもの、とも言われていますが、ぶつ切りにしたものをコプチャンと言って提供しているお店などもあるので、この定義は曖昧なようです。
💡ワンポイント豆知識
「コプチャン」は小腸以外の大腸やミノなど、そのほかの内臓の部位を総称した名前として使われることもあるのだそうです。日本でいうところの「ホルモン」と同じ使い方をしているイメージですね!
日本では「ヒモ」や「コテッチャン」とも
細い形状をしていることから日本では、地域やお店によって「ヒモ」と呼ばれます。また、韓国語で大腸の部位を表す「テッチャン」よりも小さいことから「コテッチャン」と呼ばれたりすることもあるようです。
ちょっとややこしいですが、コテッチャンは韓国語と日本語を組み合わせた和製韓国語なんですよ。
コプチャン以外も!韓国で人気のホルモン
ホルモンには、今回テーマであるコプチャンをはじめ、さまざまな部位があります。ここではコプチャン以外の韓国で人気のホルモンについて解説します。それぞれどのような違いがあるのか確認してみてくださいね。
テッチャン
コプチャンの解説でも少し出てきた「テッチャン」。これは、韓国語で牛の大腸に当たる部位です。日本では「シマチョウ」と呼ばれ、もつ鍋によく使われます。テッチャンはプリプリと歯ごたえのある食感と、噛むほどにあふれ出す脂の旨味が魅力!
日本の焼肉店などでは「上ホルモン」というメニュー名で提供されているところもあるそうです。
💡ワンポイント豆知識 この部位は日本だと「シマチョウ」のほか「ダイテツ」と呼ばれることもあります。しましま模様になった見た目が特徴で、これがシマチョウという呼び名の由来にもなっているのだそうですよ。
ヤン
「ヤン」は韓国語で、「牛の第一胃」を意味する言葉で、日本では「ミノ」という名前で知られている部位です。牛には胃が4つありますが、ヤンはそのなかで一番大きな第一胃にあたります。
ヤンは、肉厚でコリコリとした歯ごたえを楽しるのが魅力!韓国では、ヤンやコッチャンを合わせて「ヤンコッチャン」と呼んだりもするそうです。
マッチャン
マッチャンは牛の第四胃で、日本では「ギアラ」と呼ばれてる部位です。ほどよく脂肪がついていて、甘みのある濃厚な味わいがあります。歯ごたえのある食感も特徴です。
ちなみに、日本で「ハチノス」と呼ばれる第二胃を韓国では「ポルチッ」、第三胃「センマイ」は「チニョッ」と呼びます。
ヨムトン
「ヨムトン」は日本でいう「ハツ」にあたり、心臓を指します。ヨムトンはやわらかく歯切れのよいコリコリとした食感が特徴。
一見レバーのようにも見えますが、クセの少ない淡白な旨味があります。
番外編!日本でも人気のホルモンをご紹介
韓国で人気のホルモンをいくつかご紹介しましたが、ここで日本でも人気のホルモンについても見てみましょう!
ハラミ
ハラミは、牛の横隔膜にあたるホルモンです。脂が少なくやわらかい食感で、お肉の旨味を感じられます。
横隔膜のうち肋骨側の厚みのある筋肉部分のことはサガリと呼ばれますが、これは地域によって呼び方が異なることもあるようです。
💡ワンポイント豆知識
ハラミとサガリをまとめて「サガリ」もしくは、まとめて「ハラミ」と呼んだり、それぞれ分けて呼ぶ地域がありますが、総称で「ハラミ」と呼ぶところが多い傾向があります。
タン
タンは牛の舌の部分です。コリコリとした食感とほどよい脂で、お肉の甘みや旨味を楽しめます。
実は牛の舌は50cmほどあり、根元と先端部分では味わいが異なるんです!根元に近い部分ほど脂がのっていてやわらかくなっています。
レバー
レバーは肝臓です。弾力のあるやわらかい食感と、特有の濃厚な味わいを楽しめます。
日本では牛レバーのほか、鶏レバーや豚レバーも食べられていますが、とくに鶏レバーは焼き鳥や焼肉だけでなく、レバーペーストなど洋風な一品としても楽しめるため人気があります。
💡ワンポイント豆知識
そもそもホルモンとは、牛や豚の腸を指す呼び名です。諸説ありますが、昔は捨てられていた部位だったことから、関西弁で「捨てるもの」という意味の「放るもん(ほうるもん)」と呼ばれ、それが変化し「ホルモン」になったともいわれているんですよ。
コプチャンのおいしい食べ方は?
ジューシーでプリプリとした食感のコプチャンは、どのように調理して食べるとおいしくいただけるのでしょうか。ここでは、コプチャンのおいしい食べ方についてご説明します。
焼く
やはりまずは焼いてい食べるのがおすすめです。切り開いてあるコプチャンを焼くときは、皮目からじっくり焼いて裏返し、好みの加減になるまで脂を落としながら焼きましょう。切り開いていないマルチョウ、皮が縮んで中の脂が飛び出してくる程度まで焼いてくださいね。
味噌ダレやしょうゆダレにつけて食べたり、サンチュに巻いて食べるのがおすすめです。
💡ワンポイント豆知識
ちなみにコプチャン(コッチャン)を焼いたものは韓国語で「コッチャングイ」といいます。
鍋料理にする
韓国語で鍋料理のことを「チョンゴル」といい、コプチャンを使った鍋料理のことを「コプチャンチョンゴル」といいます。コプチャンのほかに、キャベツや玉ねぎ、ニラ、きのこなどの具材を入れることが多いようです。
日本でホルモンを使った鍋といえば醤油や味噌ベースのスープでいただくもつ鍋がありますが、コプチャンチョンゴルとは味つけが異なり、コチュジャンを使って辛い味つけにするのが特徴です。
コプチャンを使ったレシピをご紹介!
さてここからは、コプチャンを使ったおすすめレシピをご紹介します。今回はマルチョウを使ったご当地グルメの横手焼きそばや、ピリ辛味のホルモンと豆腐のキムチ炒めなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
ジュージーなホルモンの横手やきそば
秋田県横手市のご当地グルメ、横手やきそばを作ってみましょう。このレシピでは、横手やきそばでよく使われる豚ひき肉の代わりに、マルチョウを使いました。福神漬けを添えるのも、横手やきそばの特徴です。ホルモンの旨味たっぷりの油が麺に絡み、とってもおいしいですよ!
ピリ辛な旨味 明太酢もつ
箸がどんどん進むおいしさ!明太酢もつをご紹介します。ポン酢のさわやかさと明太子のピリ辛味がよく合い、ごはんのお供にもぴったりです!牛もつは薄力粉で揉みこむことで汚れや臭みが和らぎ、おいしくいただけますよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
ピリ辛 牛ホルモンと豆腐のキムチ炒め
ホルモンの旨味とキムチが相性抜群!牛ホルモンと豆腐のキムチ炒めはいかがでしょうか。具だくさん食べごたえがあり、ガッツリ食べたいときにもおすすめの一品です。旨辛でごはんのおかずにもぴったり!お好みで、木綿豆腐を絹ごし豆腐で代用することも可能ですよ。
スパイシーなホルモンのねぎ塩焼き
ホルモンのねぎ塩焼きは、お酒のおつまみにもぴったりの一品。牛ホルモンとたっぷりの長ねぎを炒め、ニンニクや生姜、黒こしょう、鷹の爪輪切りなどで味つけをしました。ホルモンのプルプルとした食感にスパイシーな味つけがよく合い、やみつきになるおいしさですよ。
ふわとろ玉子のこってりホルモン丼
こってりとした旨味がたまらない、ホルモン丼のご紹介です。下ゆでした牛ホルモンをこんがり炒めて焼肉のタレで味つけをしました。ふわとろ卵のまろやかな味わいともよく合い、何度でも食べたくなるおいしさですよ。ボリュームたっぷりでお腹も心も大満足の一品です!
コプチャンを使った料理を作ってみよう!
今回は、韓国で定番のホルモン「コプチャン」をはじめ、人気のあるホルモンの特徴やおいしい食べ方について解説しました。コプチャンはプルプルとした食感とジューシーな味わいが魅力のホルモンです。日本でもホルモンは人気がありますが、機会があったらコプチャングイなど韓国風で食べてみてはいかがでしょうか。
