最終更新日 2024.3.8

ハラミってどこの部位?特徴やおいしく食べるためのレシピも紹介!

ハラミってどこの部位?特徴やおいしく食べるためのレシピも紹介!

焼肉屋の定番「ハラミ」は、サガリやカルビと並んで人気があるメニューですよね。牛をはじめとして、豚や鶏、鮭などの魚にもあるハラミですが、どこの部位なのかいまいちわからない…という方も多いのではないでしょうか。それぞれのハラミの特徴や違い、おいしく食べるためのレシピを知っておくと、料理の幅が広がりますよ!

そこで今回は「ハラミ」の特徴をはじめ、サガリやカルビなど他の部位との違いについて解説します。ハラミを使ったおいしいレシピもピックアップしているので、そちらも合わせて参考にしてみてくださいね!

  • 目次
  • ハラミとは?牛・豚・鶏に分けて解説!
  • サガリやカルビなど他の部位との違いは?
  • 魚にもハラミがある!
  • 牛ハラミのおいしい食べ方をご紹介
  • 牛ハラミステーキ
  • ハラミとニンニクの芽のスタミナ炒め
  • 牛ハラミと香味野菜炒め
  • 牛ハラミの生姜焼き

ハラミとは?牛・豚・鶏に分けて解説!

一口にハラミと言っても、動物によって指す部位や特徴が異なります。以下で、牛・豚・鶏に分けてそれぞれ解説していますので、チェックしてみましょう。

■牛

牛のハラミは、横隔膜にある筋肉の一部を指します。見た目も食感も赤身肉に似ていますが、実はホルモンと同じ内臓系に分類され、牛一頭から2~3kgほどしか取れない貴重な部位なのです。

肉の味が濃くて旨味たっぷりの牛ハラミは、加熱しても固くなりづらく、ほどよく弾力がありながらもやわらかい食感です。

■豚

牛と同じく、豚のハラミも横隔膜にある筋肉のことで「ツナギ」と呼ばれることもあります。北海道上富良野町が豚ハラミの発祥地と言われていて、北海道では「サガリ」と呼んで親しまれている部位です。

豚一頭からとれるハラミはごくわずかで、およそ200~400gほど。あっさりとした味わいですが、脂肪分がほどよく含まれているのでジューシーでやわらかい肉質ながらも脂っぽくないのが特徴です。

■鶏

牛や豚とは違い、鶏には横隔膜がありません。そのため、横隔膜の役割を担う腹側の筋肉のことをハラミと呼んでいます。厚さ5㎜ほどの筋肉で、鶏一羽からとれるのはたった10g!コリコリとした歯ごたえがあり、肉の旨味が強くてコクのある味わいが特徴の部位です。

ハラミには内臓系特有の臭みがないので、ホルモンなどクセのある肉が苦手な方でも食べやすい部位なんですよ。牛・豚・鶏、それぞれ部位や味わいが異なるので、用途やお好みに合わせて使い分けてみてくださいね。

サガリやカルビなど他の部位との違いは?

お肉には、ハラミ以外にもたくさんの部位があります。なかでもひときわ人気が高い部位に「サガリ」や「カルビ」が挙げられますが、これらの部位とハラミにはどのような違いがあるのでしょうか。

■サガリ

実は、サガリもハラミと同じく横隔膜にある部位。サガリは横隔膜の肋骨側にある肉厚な部分のことで、ハラミは横隔膜の背中側にある薄い部分を指します。

どちらも同じ横隔膜からとれる部位なので肉質は似ていますが、サガリはハラミと比べると脂肪分が少なく、淡白であっさりとした味わいです。

■カルビ

カルビは、肋骨周辺にある部位のことで「あばら骨(肋骨)」という意味の韓国語が語源と言われています。カルビは脂肪分が多いのでやわらかく、脂の甘みと肉の旨味を楽しめます。

ハラミとは肉の種類が異なり、カルビは赤身系の一種なのに対し、ハラミは内臓系に分類されます。また、含まれている脂肪分の量も違うため、カルビは脂がのってジューシー、ハラミは適度な脂肪分であっさりとした味わいです。

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ハラミ・サガリ・カルビは、とれる場所はもちろんのこと、肉の種類や味わいも異なります。それぞれの部位でしか味わえないおいしさがあるので、ぜひ食べ比べてお好みの部位を見つけてみてくださいね。

魚にもハラミがある!

ここまでお肉のハラミについてご紹介してきましたが、実は魚にもハラミがあるんです!メジャーな例として挙げられるのが、鮭のハラミ。鮭のハラミは漢字で「腹身」と書き、読んで字の通り、腹側にある身のことを指します。鮭のハラミには脂肪分が多く含まれており、身はとろけるようにやわらかいのが特徴です。

また、子どもも大人も大好きな魚「マグロ」のハラミも実はよく食べられています。マグロのハラミは「腹かみ」「腹なか」「腹しも」などと呼ばれ、脂ののり具合で呼び方が分けられています。これらは、お寿司屋さんなどでよく見かける「大トロ」や「中トロ」にあたる部位なんです。脂がのったマグロのハラミは、口の中で溶けてしまうほどやわらかく、旨味も強いので人気があります。

牛ハラミのおいしい食べ方をご紹介

さてここからは、それぞれの「ハラミ」のおいしい食べ方をご紹介します。まずは、牛ハラミから!旨味たっぷりでやわらかい牛ハラミは、焼肉以外にもさまざまな食べ方でお楽しみいただけますよ。

牛ハラミステーキ

肉汁がジュワッとあふれる、牛ハラミステーキのレシピをご紹介します。バターの香りが食欲をそそり、ごはんにもお酒にもよく合う味わいですよ。ソースも簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。

ハラミとニンニクの芽のスタミナ炒め

晩ごはんのおかずに、牛ハラミとニンニクの芽を使ったスタミナ満点の炒め物はいかがでしょうか。旨味たっぷりの牛ハラミと香りよいニンニクの芽は相性抜群!甘辛い味つけで、ごはんのおかわり必至の一品です。

牛ハラミと香味野菜炒め

牛ハラミと香味野菜を組み合わせて、さっぱりとした味わいの炒め物に仕上げました。長ねぎやミョウガのさわやかな風味とポン酢のスッキリとした酸味が牛ハラミの味を引き立て、箸が止まらないおいしさですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

牛ハラミの生姜焼き

みんな大好きな「生姜焼き」を、牛ハラミで作ってみました。やわらかい牛ハラミに生姜が香る甘辛いタレが絡んで絶品!めんつゆを使うと、少ない調味料でも味がばっちり決まりますよ。

鶏ハラミのおいしい食べ方をご紹介

鶏ハラミのおいしい食べ方をご紹介します。コリコリとした食感の鶏ハラミを使って、やみつきになること間違いなしの一品を作りましょう!

簡単 鶏ハラミおろしポン酢

鶏ハラミおろしポン酢のレシピをご紹介します。炒めた鶏ハラミにおろしポン酢と大葉をたっぷりのせて、さっぱりとした味わいに仕上げました。あと一品ほしいときやお酒のおつまみにぴったりの一品です。

こりこり鶏ハラミの唐揚げ

コクのある鶏ハラミは、唐揚げにしてもおいしいんです!コリコリとした歯ごたえの鶏ハラミとサクッと揚がった衣、ふたつの食感がいっぺんに楽しめますよ。

鶏ハラミとレンコンの甘辛炒め

鶏ハラミとレンコンの甘辛炒めのレシピをご紹介します。旨味たっぷりの鶏ハラミと食感よいレンコンにニンニクが効いた甘辛タレが絡み、絶品!白ごはんによく合うおいしさに仕上がっていますよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

鶏ハラミの柚子胡椒炒め

鶏ハラミの柚子胡椒炒めのご紹介です。こりこりとした食感でおいしい鶏ハラミを、たっぷりの長ねぎと一緒に炒め合わせゆず胡椒の風味を効かせて炒め合わせました。ピリッとした辛さがよく合い、食欲をそそりますよ。ぜひお試しください。

ハラミの特徴を活かしておいしく食べよう!

今回は「ハラミ」の特徴や他の部位との違いについてご紹介しました。ハラミは肉や魚の種類によって大きく違い、それぞれ違った魅力を持っています。

ハラミの特徴やおいしさを活かして、さまざまなレシピにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

クラシルでは、今回ご紹介したレシピ以外にも、ハラミを使ったレシピを多数ご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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2024.3.8 最終更新

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