ハロウィンの伝統料理とは?本場アイルランドとアメリカの定番メニューを解説

ハロウィンの伝統料理とは?本場アイルランドとアメリカの定番メニューを解説

ハロウィンで食べるものといえばどんなものを思い浮かべますか?この記事では、ハロウィンの発祥の地といわれるアイルランドや、ハロウィンが盛んなイメージの強いアメリカなど、世界のハロウィンの伝統料理について解説します。記事の後半では、ハロウィンにおすすめのレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • アイルランドのハロウィン料理・お菓子
  • コルカノン
  • ボクスティ
  • バームブラック
  • チャンプ
  • イギリスのハロウィン料理・お菓子
  • その他ヨーロッパのハロウィン料理・お菓子
  • アメリカのハロウィン料理・お菓子
  • メキシコのハロウィン料理・お菓子
  • 日本のハロウィンでは何を食べる?
  • ハロウィンにおすすめのレシピ
  • おうちでハロウィン料理を楽しもう!

アイルランドのハロウィン料理・お菓子

ハロウィンは、現在のアイルランドに住んでいた古代ケルト人の「サウィン」というお祭りがルーツになっているといわれています。ケルトの暦では、11月1日からが新年となっていて、10月31日は死者や精霊などがこの世に現れると考えられ、死者の魂がこの世に帰ってくるとされていました。

サウィンは秋の収穫を祝う祭りでもあり、死者の魂を供養したり、死者とともにこの世に来てしまった悪霊から身を守るための行事だったのです。ハロウィン発祥の地であるアイルランドでは、どんなハロウィン料理があるのか見てみましょう。

コルカノン

コルカノンは、マッシュポテトにキャベツやケールなどを加え、バターや牛乳を混ぜ合わせた伝統料理。温かいまま食べることが多く、季節の定番家庭料理として親しまれています。

とくにハロウィンの時期に食べられていて、今でもハロウィン当日の夜によく出てくる料理のひとつなのだそうです。

🎃ワンポイント豆知識
アイルランドでは昔からコルカノンの中に硬貨や指輪などを隠して、それらのアイテムを引き当てた人の運勢や未来を占う風習があるのだとか!こういったエンタメ要素もあり、ハロウィンの行事食として定着したといわれています。

ボクスティ

ボクスティは、すりおろした生のじゃがいもやマッシュポテト、小麦粉、卵、バターなどで作った生地を平たく焼いたパンケーキ。

ハロウィンに限らず、朝食としてよく食べられているアイルランドの家庭料理のひとつです。

バームブラック

バームブラックはシナモンやナツメグなどの香りが効いたスパイシーな味わいのフルーツケーキで、紅茶に浸したドライフルーツを生地に混ぜ込んで作ります。

サウィンの時期に食べられてきた伝統菓子で、コルカノンと同じようにケーキの中に指輪や硬貨、布きれなどを隠して未来を占い、楽しむのだそうです。

チャンプ

チャンプはアイルランド発祥のじゃがいも料理で、コルカノンにもよく似ています。マッシュポテトにスプリングオニオンやバター、牛乳を混ぜ合わせて作る、クリーミーながら素朴な味わいが特徴です。

スプリングオニオンとは、若いうちに収穫した玉ねぎのことで日本の万能ねぎやわけぎのように、彩りや香りをつけるために使われます。コルカノン同様、チャンプもかつてはハロウィンに食べられていました。

イギリスのハロウィン料理・お菓子

イギリスのハロウィンは、アメリカなどに比べて大々的に盛り上がるイベントというよりも、子どもが楽しむためのイベントという位置づけとなっているようです。ただ、そんなイギリスにもハロウィンの伝統的な料理やお菓子があるんですよ。以下でチェックしてみましょう。

ソウルケーキ

ソウルケーキとは、表面に十字の模様があるショートブレッドのようなお菓子のこと。スパイスやレーズンが入っていることや、口の中でホロホロと崩れるような食感が特徴となっています。

ソウルケーキはもともと、キリスト教における「諸聖人の日」や「死者の日」に故人へお供えしたり貧しい人に配ったりする食べ物でした。子どもたちや貧しい人々が家々を訪れ、賛美歌を歌ったり、祈りを捧げたりする代わりにソウルケーキをもらう「ソウリング」という風習があったのだそうです。この風習がハロウィンの原型や起源と言われているんですよ。

🎃ワンポイント豆知識
ソウルケーキは、死者が天国に行けるように用意したお菓子なので、このケーキをもらえないと死者の魂がこの世に留まり、さまよい続けることになってしまいます。そのため「ケーキをくれないと天国に行けないよ」と言われるようになり、それが現代のハロウィンの合言葉である「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらしちゃうよ)」の原型になったといわれているんですよ。

トフィーアップル

ハロウィンをはじめとした秋のイベントでよく見かける「トフィーアップル」。日本でいうりんご飴のようなお菓子で、棒に刺したりんごに飴をかけます。ただし、日本のりんご飴のように真っ赤な色ではなく、琥珀色をしているのが特徴です。

また、品種にもよりますがイギリスのりんごは日本のものに比べて酸味の強いものが多くあります。りんご飴にもそんな酸味の強いりんごが使われるため、飴の甘さとのバランスがよく、人気があるんですよ。

その他ヨーロッパのハロウィン料理・お菓子

スペインやイタリアではどのようなハロウィン料理が親しまれているのでしょうか。以下でご説明します。

ウエソス・デ・サント

ウエソス・デ・サントは「聖人の骨」という意味があるスペインのお菓子で、名前の通り骨を模した円筒状をしています。アーモンドパウダーを材料にしたマジパンで作られていて、中には卵黄を使った甘いクリームを入れるのが基本ですが、チョコレートやナッツ、ヨーグルトなどのバリエーションもあるようです。

諸聖人の日に食べられる伝統菓子で、ハロウィンと同じ時期に楽しめるお菓子のひとつなのだとか。

パネジェッツ

パネジェッツは、スペイン・カタルーニャ地方で、ハロウィンの翌日にあたる11月1日の諸聖人の日に合わせて食べるお菓子です。

アーモンドパウダーと卵と砂糖を練りあげた生地に松の実をまぶして焼くのが伝統的な作り方ですが、最近では生地にさつまいもやじゃがいもを加えたり、ココナッツやチョコレート、コーヒーなどを使ってアレンジすることもあるのだとか。

ブニュエロス・デ・ビエント

スペインで親しまれている「風の揚げ菓子」という意味があるブニュエロス・デ・ビエント。シュー生地を揚げた一口サイズのお菓子で、ふんわりとやわらかな食感が魅力です。

中にはカスタードクリームや生クリーム、チョコクリーム、かぼちゃのクリームなどのフィリングを詰めます。諸聖人の日や死者の日の時期に食べられるお菓子で、「1つ食べると煉獄で清めを受けている魂が1つ、天国へと近づく」という言い伝えがあるそうです。

オッサ・デイ・モルティ

11月2日の死者の日にイタリアで食べられるのが「オッサ・デイ・モルティ」です。名前には「死者の骨」という意味があり、故人を偲ぶお菓子とされています。

アーモンドや卵白、砂糖などを使った白くてかたい食感のビスケットで、骨の形に似せて作られます。

ファーヴェ・デイ・モルティ

ファーヴェ・デイ・モルティは、イタリア語で「死者のそら豆」を意味するアーモンドクッキーです。そら豆を使って作るわけではなく、小麦粉や卵、アーモンドパウダー、松の実パウダーなどを使った生地をそら豆の形に成形します。

そら豆の花に白色と黒色の部分があり、死を連想させることから古くから死の象徴とされてきたことが名前の由来なのだそうです。

アメリカのハロウィン料理・お菓子

アメリカでは、ハロウィンを盛大に楽しむイメージがありますよね。続いては、アメリカで親しまれているハロウィン料理の中から、パーティーで楽しめる料理や定番のお菓子をご紹介します。

パンプキンパイ

パンプキンパイは、シナモンやナツメグなどのスパイスを効かせたかぼちゃのフィリングをパイ生地に入れて焼いたデザートです。

生のかぼちゃから作ることもありますが、手軽な缶詰のピューレを使って作ることが多いのだとか。アメリカでは、ホイップクリームを添えて食べるのが人気なのだそうです。

デビルドエッグ

デビルドエッグは、半分に切ったゆで卵の黄身をマヨネーズやマスタード、塩こしょうなどで味つけし、白身に詰めて作ります。

デビル(悪魔)という名前がついていることや、トッピング次第で自由にアレンジできることから、ハロウィンのパーティーの定番メニューなんですよ。

キャンディアップル

アメリカにもイギリスのトフィーアップルとよく似たお菓子があります。それが「キャンディアップル」です。赤く着色した飴でりんごをコーティングしたもので、ナッツやマシュマロ、チョコスプレーをトッピングすることもあります。

キャンディアップル以外にも、キャラメルでコーティングした「キャラメルアップル」もハロウィンの時期には店頭に並んだり、家庭でも作ることがあるようです。

キャンディコーン

アメリカのハロウィンでは定番のお菓子である「キャンディコーン」。とうもろこしを一粒もぎ取ったような形で、黄色とオレンジ、白の三層になっています。

やわらかい食感で、バターやバニラのような甘い香りのする濃厚な味わいが特徴です。

マカロニチーズ

マカロニチーズは「マッケンチーズ」とも呼ばれ、ハロウィンだけではなくクリスマスや誕生日、日常の食事など、さまざまな場面で親しまれているアメリカの国民食ともいえる料理です。

茹でたマカロニにチーズソースを絡めるだけと簡単に作ることができ、ハロウィンではかぼちゃをプラスしたり、おばけの形のマカロニを使ったりするのもおすすめですよ。

メキシコのハロウィン料理・お菓子

続いて、メキシコのハロウィン料理を見てみましょう。ハロウィンはメキシコでも楽しまれているイベントですが、食文化として強く根付いているのはハロウィンの後の11月1日と2日に訪れる「死者の日」の伝統料理です。どのようなものあるのか以下で解説します。

パン・デ・ムエルト

パン・デ・ムエルトは、死者の日に祭壇にお供えし、家族で分け合って食べることで故人を偲びます。

オレンジピールやアニスなどで香りをつけたさわやかでやさしい味わいのパンで、表面には骨を模した生地を十字に配置した飾りが施されるのが一般的です。

カラベラ(シュガースカル)

砂糖をガイコツの形に成形したカラベラも、祭壇に飾るお菓子です。

ガイコツといっても不気味な感じではなく、カラフルなアイシングで花やハート、渦巻きなどの模様を描いたり、額には故人の名前を書いたりします。

タマレス

タマレスは、とうもろこし粉で作った生地にスパイスなどで味つけした肉を詰め、とうもろこしの皮で包んで蒸した料理です。

朝食やお祝いの日の食事に欠かせないメキシコの定番料理なんですよ。

カラバサ・エン・タチャ

カラバサ・エン・タチャとはメキシコ産のかぼちゃを黒砂糖やシナモン、オレンジジュースと一緒にじっくりと煮込んだ料理で、カラバサはかぼちゃを指します。

見た目は日本のかぼちゃの煮物にも似ていますが甘みが強いため、おかずではなくデザートとして親しまれているようです。

日本のハロウィンでは何を食べる?

近年は日本でもハロウィンのイベントが盛り上がるようになり、秋の定番イベントになってきましたね。

日本では、海外の伝統料理だけではなく、かぼちゃを使った料理や、ハロウィンらしい見た目に仕上げた料理やスイーツが楽しまれています。

かわいいものからちょっと不気味なものまで

かぼちゃを使った料理でいうとかぼちゃグラタンやかぼちゃスープ、かぼちゃケーキなど。

また、生地やごはんの形、トッピングなどを工夫することによって、ジャックオランタンやおばけに見立てたり、目玉ゼリーやウインナーを指に見立てたちょっと怖い料理もあります。

ハロウィンにおすすめのレシピ

さてここからは、おうちで作れるハロウィン料理のおすすめレシピをご紹介します。パーティーにもぴったりのデビルドエッグや自由に飾り付けして楽しめるハンバーグなど、ハロウィンに作りたくなるレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ハロウィンの季節!パンプキンミートパイ

冷凍パイシートを使ったパンプキンミートパイをご紹介します。パイのサクサクとした食感とかぼちゃのやさしい甘さ、お肉の味わいが絶妙にマッチしてとてもおいしいですよ。食べごたえもあり、ハロウィンのメインディッシュにもぴったりの一品です。

おもてなしに デビルドエッグ

アメリカのハロウィン料理の定番、デビルドエッグを作ってみましょう。卵黄のなめらかな食感とトッピングしたエビのプリプリ食感がアクセントになり、やみつきになるおいしさですよ!簡単に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

とろーり濃厚!アメリカの味!マカロニ&チーズ

チェダーチーズの濃厚な旨味がたまらない、マカロニ&チーズはいかがでしょうか。生クリームやバターのコクで、満足感のある味わいに仕上がっています。ソースをパンにつけてもおいしいので、ぜひお試しくださいね。

ジャックオランタンカレー

レトルトカレーにひと手間加えた、ジャックオランタンカレーのレシピです。ごはんにはターメリックやバターを加え、香りよく炊き上げました。レトルトカレーを使うので、大人と子ども、それぞれ好きな辛さのカレーで作ることができるのもうれしいポイントです。

親子で作ろう ハロウィンハンバーグ

お好みのデザインで飾って楽しめるハロウィンハンバーグもおすすめ!焼き上げたハンバーグの上に型抜きしたスライスチーズをのせることで、チーズが程よく溶けてなじみます。かぼちゃを肉だねに加えるタイミングは、かぼちゃ以外の材料をしっかりと捏ね終わってからにするのがかぼちゃの食感をしっかりと残すためのポイントです。

おうちでハロウィン料理を楽しもう!

今回は世界のハロウィンの伝統料理やハロウィンにおすすめのレシピをご紹介しました。ハロウィンの伝統や雰囲気は国によっても少しずつ違い、日本にはない料理もありましたね。おうちでも取り入れやすい伝統料理もあるので、ご紹介したレシピも参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

こちらもおすすめ
ハロウィンとは?かぼちゃや仮装の意味など由来を解説!おすすめレシピも
近年日本でも定着しつつある「ハロウィン」。仮装パーティーなどを楽しむ方も多いですが、ハロウィン本来の意味を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。今回はハロウィンの意味をはじめ、その起源であるサウィン祭についてや、ジャック・オー・ランタンの由来、定番の料理やスイーツレシピなどをご紹介します。
ハロウィンとは?かぼちゃや仮装の意味など由来を解説!おすすめレシピも
2026.9.11 最終更新
こちらもおすすめ
ハロウィンに ごはんやおかず・スイーツまで かわいい&おいしいレシピおすすめの50選を紹介
ハロウィンに ごはんやおかず・スイーツまで かわいい&おいしいレシピおすすめの50選を紹介
ハロウィンにぴったりのレシピを集めました。かぼちゃやおばけをモチーフにした可愛らしいレシピから、ハロウィンには欠かせないかぼちゃのレシピまで、たくさんのレシピをご紹介しています。メインおかずはもちろん、副菜やスープ、デザートににおすすめのスイーツなど、いろいろなレシピを試してみてくださいね。
2026.8.19 最終更新

人気のカテゴリ