おしんこって何?由来やお漬物との違い、作り方について解説!

おしんこって何?由来やお漬物との違い、作り方について解説!

漬物のことを「おしんこ」と呼ぶことがありますが、その理由をご存知ですか?実は漬物全般のことではなく、野菜を浅く漬けたいわゆる浅漬けや一夜漬けを指す言葉なんです。今回は、そんなおしんこについて名前の由来や意味、漬物との違いなどについて詳しく解説します。おすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • おしんことは?
  • 「おしんこ」という名前の由来
  • おしんこと漬物の違い
  • おしんこ(浅漬け)をおいしく作るポイント
  • ごはんのお供に!おしんこのおすすめレシピ
  • 箸休めやおつまみに最適!おしんこを作ってみよう

おしんことは?

おしんこ(お新香)とは、きゅうりや白菜、大根、なすなどの野菜を塩や調味液で短時間漬けた漬物のこと。いわゆる「浅漬け」や「即席漬け」「一夜漬け」を指します。

一般的な漬物よりも漬け込む時間が短いため、野菜本来のフレッシュな味わいや食感を楽しめるのが魅力!さっぱり爽やかな風味とやわらかくもしゃっきり心地よい歯ごたえは、箸休めやごはん、お酒のお供ににぴったりです。

「おしんこ」という名前の由来

諸説ありますが「おしんこ」の歴史は古く、その原型が誕生したのは室町~平安時代のころ。当時、貴族の間では、香木の香りを嗅ぎ当てる「聞香(もんこう)」という遊びが流行っていました。

聞香の最中に漬物を食べることによって、麻痺した嗅覚がリセットされたことから、漬物が「香の物(こうのもの)」とも呼ばれるようになったのだとか。

おしんこは香の物から派生した呼び名

そして今回テーマである「おしんこ」は、この「香の物(こうのもの)」から派生した呼び名なのです。当時の人々は、漬け込み時間が短い漬物のことを「新しい香の物=お新香(おしんこ)」と呼んで、一般的な漬物と区別していたのだと言われています。

時代の変化と共に「香の物」や「お新香」と呼ぶことは少なくなりましたが、現在でも日本料理の歴史とその伝統を重んじる割烹料亭などでは漬物のことを「香の物」、浅漬けではなく「おしんこ」と呼ぶことが多いのだそうです。

おしんこと漬物の違い

続いて、おしんこと漬物の違いをご紹介します。まずは表で簡単にチェックしてみましょう。

項目 おしんこ(お新香) 漬物(総称)
定義

漬物のうち、漬かりが浅い(新しい)もの

野菜などを塩、糠、酢、味噌などで漬けた食品のすべて

漬ける期間

短い(数時間〜数日)
※「浅漬け」とほぼ同義

短いものから、長いもの(数ヶ月〜数年)までさまざま

発酵の度合い  

ほぼ発酵していない

      

長期保存・発酵させたもの(古漬けなど)も含まれる

味わい・食感

素材の新鮮な色や風味が残り、食感がよい

漬け床の旨みや発酵による酸味があり、味わい深い

漬物とは

そもそも「漬物」とは、野菜や果物などさまざまな食材を塩や酢、味噌などといった調味液などで漬けたものの総称です。その種類はさまざまで「梅干し」や「たくあん」といった定番の漬物のほか、秋田県の「いぶりがっこ」や奈良県の「奈良漬け」など一部の地域で親しまれているご当地漬物も非常に多く、その総数はなんと600種以上あるとも言われています。

つまり、食材を漬けて作ったものはすべて「漬物」であり、今回のメインテーマであるおしんこも、数ある漬物のうちのひとつということになるのです。

発酵の有無で区別できる

また、漬物の中には、「塩漬け」や「ぬか漬け」など、発酵させて作られるものがありますが、おしんこは発酵させないという点も、この2つを区別する大きなポイントです。

先ほどもご説明した通り、おしんこは、さっと漬け込んでさっぱりと仕上げますが、発酵漬物は発酵させることで特有の酸味が生まれるため、より奥深い味わいに。しゃっきりとしたおしんこよりも、くったりやわらかい食感が特徴です。

どちらもそれぞれのよさがあるため、さっと手軽に作りたいときはおしんこを、味わいにこだわりたいときは発酵漬物など、用途やお好みに合わせて使い分けてみてくださいね。

おしんこ(浅漬け)をおいしく作るポイント

続いて、おしんこをおいしく作るポイントをご紹介します。

塩の量は使う野菜の重さの2%

浅漬けをおいしく作るには塩の量を目分量ではなく、野菜の重量の2%をしっかり計るのが一番のポイントです!野菜200gに対して塩4gが目安となります。この塩の量を守ることで、味が薄すぎたり、しょっぱくなりすぎるといった失敗を防げますよ。

袋の空気をしっかりと抜いて漬ける

ジッパー付き保存袋などを使って漬ける場合は、空気をしっかり抜いて真空状態に近づけることも重要なポイントです。このひと手間を行うだけで、少量の塩でも野菜全体にムラなく味が馴染みます。

食べる直前に水気をしっかり絞る

浅漬けができあがったら、食べる直前に手でギュッと水気を絞るりましょう。こうすることで、よりシャキッとした歯ごたえを楽しめ、味の輪郭もはっきりします。絞らないままで盛り付けると、野菜から出た水分によって味がぼやけてしまうので、必ず食べる直前に絞るようにしてくださいね。

ごはんのお供に!おしんこのおすすめレシピ

おしんこの特徴について確認したところで、ここからはおすすめレシピをご紹介します。なすやきゅうり、オクラなどさまざまな野菜を使ったレシピをピックアップしました。ぜひレパートリーに加えて、料理の幅を広げてみてくださいね。

簡単水ナスの白だし浅漬け

食べやすい大きさにカットした水なすを白だしと生姜で漬け込んで、味も風味も大満足な一品に仕上げました。みずみずしくもジューシーな水ナスに白だしの旨みと生姜の香りがよく馴染み、やみつきになること間違いなし!ごはんのお供やお酒のおつまみに、ぜひ作ってみてくださいね。

赤しそで簡単きゅうりの浅漬け

ごはんのお供にぴったり!さっぱりおいしいきゅうりの浅漬けのご紹介です。作り方はとても簡単で、ひと口大に切ったきゅうりとめんつゆ、ゆかりをボウルに入れ、20分ほど漬けるだけ!めんつゆとゆかりだけで味が決まるので、お料理初心者の方はもちろん、あと一品欲しいときや忙しいときにもおすすめです。

やみつき オクラの浅漬け

ゆでて漬けるだけの簡単レシピですが、味は絶品!ピリッと刺激的な生姜の風味が全体の味わいをぐっと引き締め、ついつい箸が止まらなくなりますよ。そのままいただくのはもちろん、冷蔵庫でよく冷やせばお酒のおつまみにもぴったりな一品に仕上がります。お好みで食べ方も工夫してみてくださいね。

大根と塩昆布で簡単浅漬け

ふわっと広がるごま油の風味が食欲そそる、大根の浅漬けのご紹介です。シャキッとみずみずしい大根に白だしの旨み、塩昆布の塩気が絶妙にマッチして、たまらないおいしさですよ。覚えておけば、少し余った大根や塩昆布を消費したいときにも役立ちます。ぜひお試しくださいね。

さっぱりポリポリ 白瓜の浅漬け

今日のごはんのおかずに、きゅうりの浅漬けはいかがですか?おいしいのはもちろん、少ない材料でパパッと作れるので、時間がないときやあと一品ほしいときにもぴったり!ふわっと広がる赤しその風味も併せて、ご堪能くださいね。

箸休めやおつまみに最適!おしんこを作ってみよう

今回は、「おしんこ」の特徴や漬物との違いなどをご紹介しました。おしんこの由来は意外なものでしたが、現在でも日本の食卓には欠かせない一品として多くの人々に愛されています。箸休めやおつまみに最適なので、レパートリーを増やしておくと便利ですよ。ぜひこの機会におしんこや漬物を毎日の献立に取り入れて、料理の幅を広げてみてくださいね。

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2024.3.11 最終更新

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