多くの家庭で、食卓によく登場するメニューといえば「カレー」ではないでしょうか。一言でカレーといっても、具材をアレンジすることで何度でも飽きずに楽しめるのが魅力ですよね。この記事では、カレーの定番具材や変わり種具材について解説します。記事の後半では、カレーのおすすめレシピをご紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。
カレーにおすすめの具材13選!定番や変わり種の具材やおいしいレシピもご紹介!🍛

- 目次
- カレーとは?
- カレーの定番具材は?
- カレーの変わり種具材をご紹介
- カレーのおいしいレシピをご紹介!
- おうちでカレーを作ってみよう!
カレーとは?
子どもにも大人にも人気の「カレー」。日本の多くの家庭でよく作られる定番料理でもありますが、カレーはもともとインドで生まれた料理です。18世紀、インドがイギリスの植民地だったころにイギリスに伝わり、明治の初め頃にイギリスから日本へと伝わりました。ちなみに、インドに「カレー」という料理があるわけではなく、インドでよく食べられているハーブやスパイスを使って煮込んだ料理が海外に伝わり、それをカレーと呼ぶようになったと言われています。
カレーという名前の由来には諸説あり、インドのタミール語で「汁状の料理」を意味する「カリ」がもとになっているという説や、ヒンドゥー語で「香りのよいもの」という意味の「ターカリー」がもとになっているという説、昔インドで使われていた「カディ」という料理名からとったという説などがあります。
日本の家庭でカレーを作るときは「カレールー」や「カレー粉」を使うことが多いですが、これはイギリスから渡ってきたもので、カレーの本場インドにはカレー粉も存在しないのです。先ほどもご説明した通り、インドのカレーはハーブやスパイスを使って食材を煮込んだ料理で、日本のカレーと違ってとろみはなくサラッとしているという特徴があります。
カレーの定番具材は?
カレーは、お肉や野菜などたくさんの具材を使ううえ、ごはんもモリモリ食べられるので、ガッツリ食べたいときにぴったりのメニューです。ここでは、カレーの定番具材について見てみましょう。
玉ねぎ
玉ねぎはカレーに欠かせない具材。よく炒めることで甘味が引き立ち、カレーにコクや香ばしさをプラスしてくれます。みじん切りやくし切りなど切り方や炒め具合によって仕上がりが変わるのも玉ねぎの魅力です。すりおろして入れるのもおすすめですよ。お好みの方法で調理してみてくださいね。
じゃがいも
ホクホクとした食感で食べごたえのあるじゃがいもも定番具材のひとつですよね。長時間煮込むと煮崩れてしまうので、大きめに切ったり、煮崩れにくい品種のじゃがいもを選ぶのがおすすめです。
にんじん
にんじんをカレーに入れると彩りのアクセントにもなり見た目が華やかになります。ごろごろとしたにんじんが食べにくければ、すりおろして入れる方法もあります。カレーに甘みも加わり、とってもおいしく仕上がりますよ。
牛肉
少し贅沢な味わいのカレーを作りたいときは牛肉がおすすめです。牛肉を具材に使うと、旨味とコクたっぷりのカレーに仕上がります。あっさりとした味わいに仕上げたいときはもも肉、こってりとした味わいに仕上げたいときはバラ肉などと使い分けることも可能なので、お好みや気分に合わせて選んでみてくださいね。
豚肉
豚肉もカレーの定番具材です。脂肪分が少なくやわらかい食感のもも肉、脂肪分が多くコクと旨味がたっぷりのバラ肉、赤身と脂身のバランスがとれた肩ロース肉など、部位によって特徴があるので、使い分けてみてください。比較的リーズナブルな価格で買えるこま切れ肉は、いろいろな部位が混ざっているのでカレーに使いやすいですよ。
鶏肉
牛肉や豚肉に比べて、クセがなくあっさりとした仕上がりになりやすいのが鶏肉です。カレーにおすすめなのはもも肉で、よく煮込むとホロホロとやわらかい食感に仕上がります。
シーフードミックス
魚介類の風味や旨味をカレーに加えたいときは、エビやイカ、アサリ、ほたてなどが入ったシーフードミックスを使うと簡単にシーフードカレーを作ることができます。シーフードミックスには噛みごたえのある食材が多いので、食感のアクセントにもなりますよ。
カレーの変わり種具材をご紹介
定番具材だけではなく、変わり種具材を使っていつもとひと味違うカレーを楽しむのもおすすめです。以下でカレーの変わり種具材をご紹介するのでチェックしてみましょう。
トマト、ミニトマト
カレーにトマトを入れて作る方も多いのではないでしょうか。トマトを入れると、酸味や甘味だけではなく、旨味もプラスされます。皮の食感が気になる場合は湯むきしてから加えてみてくださいね。手軽に使えるトマト缶もおすすめですよ。
きのこ
しめじやエリンギ、マッシュルームなど、旨味たっぷりのきのこをカレーに入れるのもおすすめです!特にマッシュルームは洋食によく使われる食材で、カレーにもよく合いますよ。
りんご
甘みや酸味、フルーティーな香りのあるりんごは、カレーと相性抜群!カレールーの材料に使われているものもあります。おうちでカレーに入れるときは、みじん切りやすりおろしにするとなじみやすくなりますよ。
魚肉ソーセージ
やわらかい食感の魚肉ソーセージは、短時間でカレーを仕上げたいときにぴったりの具材です。細かく切って使うより、大きめに切って使った方が旨味や噛みごたえをしっかりと感じられますよ。
こんにゃく
変わり種具材の中でも特に意外かもしれませんが、こんにゃくもカレーに合うんですよ。そのままカレーに入れてもおいしいですが、先に香ばしく炒めてからカレーに加えるのもおすすめです。また、スプーンでちぎるようにすると、包丁で切るよりも断面が大きくなって味が染みやすくなります。
大根
煮込むとやわらかくなり、味もよく染みこむ大根もカレーによく合う食材です。噛むと旨味がジュワーッと口の中に広がる感覚は、定番具材にはない食感かもしれません。
カレーのおいしいレシピをご紹介!
さてここからは、おうちで作れるおいしいカレーのおすすめレシピをご紹介します。色鮮やかな夏野菜をトッピングしたカレーや、北海道のご当地グルメであるスープカレーなど、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。
定番 チキンカレー
鶏もも肉を使った定番のチキンカレーは間違いないおいしさ!トマトピューレや中濃ソース、しめじを入れることで旨味やコクが加わり、奥深い味わいに仕上がります。お好みのカレールーを使って作ってみてくださいね。
夏野菜の素揚げカレー
パプリカやししとう、かぼちゃといった色鮮やかな野菜の素揚げをトッピングしたカレーです。シンプルに作ったカレーと一緒に、野菜のおいしさを存分に楽しめます。華やかでおもてなしにもぴったりの一品ですよ。
ナスと玉ねぎのひき肉カレー
おかわりがほしくなるおいしさ!ナスと玉ねぎのひき肉カレーをご紹介します。市販のカレールーに加え、ケチャップやウスターソース、コンソメ顆粒で味つけして奥行きのある味わいに仕上げました。今回はナスを小さく切りましたが、乱切りや輪切りなどにして食感を楽しむのもおすすめです。
カレールーで手軽に 北海道スープカレー
カレールーで手軽に、北海道のご当地グルメでもあるスープカレーを作ってみましょう。鶏手羽元の旨味や野菜の甘みが溶け出したスープに、ニンニクや生姜、ハーブの香りがアクセントとなりとってもおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。
シンプルキーマカレー
ごはんがモリモリ進む、シンプルキーマカレーはいかがでしょうか。水を加えないので、野菜やお肉の濃厚な旨味を楽しめます。短時間で作れるカレーなので、時間がないときにもおすすめのレシピです。
おうちでカレーを作ってみよう!
今回は、カレーの具材について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。カレーは、具材から溶け出した旨味を余すことなく食べられるのが魅力です。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひいろいろな具材を使ってカレーを作ってみてくださいね。

