2025年の【イースター】はいつ?卵やうさぎの意味、どんなお祝いなのか徹底解説!

2025年の【イースター】はいつ?卵やうさぎの意味、どんなお祝いなのか徹底解説!

「イースター」が近くなると、卵やうさぎをモチーフとした商品が店頭に増えますよね。そもそも、イースターとはなんのお祝いか知っていますか?今回は、イースターの由来や2025年のイースターがいつか、イースター卵の意味などを解説します。イースターの行事食やおすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • 2025年のイースターはいつ?
  • イースターの日にちは宗派によっても異なる
  • 欧米では「イースター休暇」も
  • イースターはクリスマスと同じくらい重要なイベント
  • イースターの伝統的な習慣
  • イースターをお祝いする食べ物【料理】
  • イースターをお祝いする食べ物【お菓子&パン】
  • イースターの日にぴったり!おすすめレシピをご紹介
  • おうちでイースターの食事を楽しもう!

2025年のイースターはいつ?

2025年のイースターは

4月20日(日)

です。

日本の祝日は何月何日などと日にちが決まっている場合が多いですが、イースターは移動祝日なので、毎年日にちが変わります。イースターの日にちは

「春分の日から、最初の満月の次に来る日曜日」

と決まっているのです。

ワンポイント豆知識
2025年は春分が3月20日で、そのあとにやってくる最初の満月の日が4月13日、その次の日曜日が20日のため、2025年のイースターは4月20日となるのです。

イースターの日にちは宗派によっても異なる

イースターはキリスト教に関連するイベントです。キリスト教の中でも宗派があり、その宗派によってもイースターの日にちが異なります。具体的には、西方教会(カトリック、プロテスタント)は「グレゴリオ暦」を、東方教会(正教)では「ユリウス暦」を使って日にちを決めているのです。

2025年はたまたまどちらの暦においても同じ4月20日ですが、年によっては1ヶ月ほどずれることもあるのだとか!ちなみに日本では、西方教会に合わせてイースターの日にちが決められています

欧米では「イースター休暇」も

ヨーロッパの多くの国では、イースターは一大イベントとして祝われていて、イースター当日を含む金曜から月曜までの4日間をイースター休暇と制定しているところも多くあります。イースター前の金曜を「グッドフライデー」、イースター翌日の月曜は「イースターマンデー」と呼び、学校や仕事が休みになるのです。

イースターはクリスマスと同じくらい重要なイベント

イースターは日本で「復活祭」とも呼ばれます。この復活というのは、イエス・キリストが処刑のため十字架にかけられてから、3日後に復活したできごとのこと。そのため、キリスト教においては、クリスマスと同じぐらい重要なイベントと位置付けられています

イースターの由来

イースターという名前は、古代ゲルマン神話に登場する春の女神「エオストレ(Estore)」が由来となっているといわれています。この春の女神とキリストの復活のイメージが似ていることが理由だとされていて、イースターは春の訪れを祝うイベントとしても定着しているのです。

イースターの伝統的な習慣

イースターの日にちや起源についてわかりましたが、実際にイースターではどのようなお祝いをするのでしょうか。以下で、イースターの伝統的な習慣についてご説明します。

パーティー

イースターでやることは国や地域によって違いがありますが、多くの地域ではクリスマスと同じように家族や友人と過ごします。イースター当日は教会での礼拝に参加したあと、パーティーをするのが一般的です。

そのほかには、各地でイースターマーケットが開かれたり、アメリカのニューヨークではパレードもおこなわれるそうです。

イースターエッグ

イースターを象徴するものといえば、卵を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。イースターは、キリストの復活という奇跡をお祝いするイベント。命を誕生させる卵は、生命の始まりの象徴であることから

「イースターエッグ」

と呼ばれ、イースターのモチーフとして飾りつけなどに使われます。

イースターの時期になると、卵に色付けしたり好きな絵を描いたりしながらオリジナルのイースターエッグを作る「イースターペイント」をおこなうのが定番となっています。

ワンポイント豆知識
イースターのパーティーでは、イースターエッグを使った遊びもあります。庭や公園に隠したイースターエッグを探す「イースターエッグハント」や、イースターエッグをスプーンで転がしながらレースをする「イースターエッグロール」といったゲームを楽しむのです。

イースターバニー

イースターのモチーフといえば、卵だけでなくうさぎもありますよね。うさぎは、一度にたくさんの子どもを産むことや、一年に何度も出産をすることから、子孫繁栄や生命誕生を象徴します。このことがキリストの復活と似ていることから卵と並んでイースターのモチーフになっており「イースターバニー」と呼ばれて親しまれています。

先ほどご説明したイースターエッグハントは、もともとはうさぎが隠したイースターエッグを探すゲームが由来となっているんですよ。また、イースターシーズンでは、よいおこないをしていた子どもに、イースターバニーがお菓子やおもちゃを配るんだとか。まるでサンタクロースのようですね。

イースターリリー

日本ではあまりなじみはないですが、イースターの飾りには「イースターリリー」と呼ばれる白いユリの花も使われます。

ユリの花びらの真っ白な見た目や甘い香りから「純粋」「無垢」「希望」「復活」といったイメージを伝える役割があるのです。

イースターをお祝いする食べ物【料理】

イースターは、祝う食べ物や食事にも特徴があります。家族や親しい友人と過ごすイースターパーティーで作られる料理について、以下で見てみましょう。

卵料理

イースターでは生命や復活の象徴である卵料理が欠かせません。定番の卵料理は「デビルドエッグ」。半分に切ったゆで卵の黄身を取り出してマヨネーズやピクルス、マスタードなどを和え、白身を器にして盛りつけます。デビルという名前とは裏腹に見た目がかわいらしい料理です。

デビルドエッグのほか、オムレツやキッシュ、卵をトッピングしたサラダ、とくに「ミモザサラダ」などもよく作られます。

ラム料理

仔羊(ラム)は春に生まれることや、聖書にも登場し平和や純潔を意味しています。そのため、イースターパーティーのメインディッシュとして、「ローストラム」がよく作られるんですよ。

塩とこしょうで味つけした骨付きのラム肉にローズマリーを加え、オーブンで焼き上げるのが定番です。ミントソースやバルサミコソースをかけていただくこともあります。

ハム料理

アメリカでは、ラム肉より入手しやすいハムがよく使われるようです。

ハムを厚切りにしてそのまま食べることもありますが、スパイスやハーブ、はちみつなどを塗ってオーブンで焼いた「ベイクドハム」にして食べるのが定番なのだとか。

ワンポイント豆知識
イースターの前には、肉類を食べることを制限してキリストの苦難をかみしめ、イースター当日にハム料理やラム料理を食べてお祝いするようになったともいわれています。

イースターをお祝いする食べ物【お菓子&パン】

イースターではうさぎをかたどったお菓子やケーキもよく作られます。イースターならではの伝統的なお菓子もあるので、以下でチェックしてみましょう!

コロンバ・パスクワーレ

イタリア発祥のコロンバ・パスクワーレは、鳩の形をした焼き菓子。イタリア語で「復活祭の鳩」を意味します。

クリスマスに食べられるパネトーネと同じようなバターと卵をたっぷり使った生地にオレンジピールを練り込み、鳩の形の型に入れて焼くのが特徴で、ふんわりとした食感とやさしい甘さを楽しめます。

シムネルケーキ

シムネルケーキは、イギリスでよく作られるドライフルーツを使ったホールのケーキです。スパイスを効かせたフルーツケーキをマジパンで覆い、その上に11個のマジパンボールをのせるのが特徴。

この11個のマジパンボールは、キリストの12人の使徒のうち、裏切り者のユダを除く11人を意味しているそうです。

セムラ

セムラはスウェーデン生まれの菓子パンです。見た目はシュークリームによく似ていて、ブリオッシュのような甘いパン生地にアーモンドペーストや生クリームを挟んで作ります。

国民的スイーツともいわれるセムラは、イースター前によく食べられ、長い冬を経て春の訪れを告げる季節の象徴とされているんですよ。

ホットクロスバンズ(パン)

イギリス発祥の「ホットクロスバンズ」というパンも、イースターでは定番の食べ物です。レーズンやスパイスを練りこんだパンの上部に十字架がデザインされています。小ぶりなパンを連結させて焼き上げ、ちぎって食べるのが特徴です。

キリストが十字架にかけられた日(グッドフライデー)の朝に食べる習慣があったとされ、魔除けや幸運を引き寄せるともいわれているそうです。

イースターの日にぴったり!おすすめレシピをご紹介

さてここからは、イースターの日におすすめのレシピをご紹介します。おしゃれな見た目のデビルドエッグや、朝食やおやつにぴったりのホットクロスバンズなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

おもてなしに デビルドエッグ

おしゃれな見た目でパーティーにもぴったり!デビルドエッグを作ってみましょう。ピクルスを入れるレシピもありますが、今回はシンプルな材料で作ったので、家族みんなで楽しめます。ぜひお試しくださいね。

スナップえんどうのミモザサラダ

ゆで卵を使って、ミモザサラダを作ってみてはいかがでしょうか。春の訪れを告げるミモザの花が咲いたような、とても華やかな一品。卵のふわふわとした食感と、スナップエンドウのシャキシャキ食感がとてもおいしいですよ。

シンプル ラム肉のステーキ

イースターのメインディッシュにおすすめの、ラム肉のステーキのレシピです。手作りソースも添えた本格的な仕上がりですが、意外と簡単に作ることができますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

セムラ

スウェーデンのクリスマスからイースターまでの時期によく食べられているセムラのレシピをご紹介します。アーモンドクリームのコクと生クリームのやさしい甘さにカルダモンの香りがよく合い、やみつきになるおいしさ。ぜひ作ってみてください。

ホットクロスバンズ

幸運を呼ぶともいわれるホットクロスバンズを作ってみましょう。ふんわりとしたパンに、シナモンとレーズンが相性抜群!おやつや朝食にもぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

おうちでイースターの食事を楽しもう!

今回は、イースターの日にちや起源、習慣、食事について解説し、イースターにおすすめのレシピをご紹介しました。春の訪れとともに、ワクワクとした雰囲気を味わえるイースターのイベントをぜひ楽しんでみましょう。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでもイースター料理を作ってみてくださいね。

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2025.2.18 最終更新

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