2022.6.27

沖縄料理「てびち」とは?料理の特徴やレシピをご紹介!

沖縄の郷土料理「てびち」を知っていますか?豚足のことだと思っている方も多いようですが、じつは豚足を煮付けにした料理を指します。この記事では、てびちの特徴や豚足の下処理の方法について解説します。記事の後半では、とろとろの食感がたまらないてびちや豚足のおすすめレシピをご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

てびちとはどんな料理?

てびちとは、琉球王朝時代に中国から伝わったとされており、豚足をやわらかくなるまで煮て味つけをした料理です。昆布や大根、厚揚げと一緒に煮込むこともあり、沖縄風のおでんともいえます。てびちと混同されやすいものに「ちまぐ」がありますが、こちらはてびちに使う豚足の中でも足先の方の部位を指す呼び名です。

豚の足を骨ごと切り落とした見た目に抵抗がある方も多いかと思いますが、よく煮込まれた豚足はゼラチン質でプルプルとした食感をしており、味もよく染みていてとってもおいしいんですよ。

日本では、豚足を食べるのは沖縄の文化というイメージがありますが、韓国では「チョッパル」、台湾では「猪脚(ジュージアオ)」という豚足料理があり、一般的によく食べられているようです。

豚足の下処理方法は?

豚足を生で購入した際は、下処理をしっかり行うことが、おいしいてびちを作るポイントです。

豚足には毛が付いている場合もあるので、カミソリで剃ったり、火で炙ったりした後に水洗いして取り除きます。豚足をお湯で煮込んでから水洗いするのを何度か繰り返す方法もあります。おいしいてびちを作るには、手間や時間がかかることがわかりますね。

番外編:豚肉を使った沖縄の料理

沖縄には、てびちを始めとした豚肉を使った料理が多くあります。「鳴き声以外は全部食べる」といわれるくらい、頭から足の先まで、あらゆる部位を料理に使うんですよ。

第2次世界大戦後、人々の生活は貧しく豚肉は高級品でしたが、沖縄では特別な日などに豚1頭を親戚や身近な人と分け合う習慣がありました。そこで、豚の頭から足の先まで余すことなく調理し、効率よく栄養を摂るためにさまざまな豚肉料理が編み出されました。以下でいくつかをご紹介するので、チェックしてみましょう。

■ミミガー
豚の耳の皮を使った料理です。ゆでたり蒸したりした耳の皮を千切りにし、酢みそやピーナッツバターと和えて食べます。コリコリとした食感が特徴です。

■チラガー
豚の顔の皮を使った料理です。丸ごとゆでたり燻製にしたりして売られていて、スライスしておつまみとして食べます。ミミガーと同じく、コリコリとした食感が特徴。

■中身汁
その名の通り、豚の内臓(モツ)を使ったスープです。しっかりと下処理を行い臭みを取ったモツを、かつお風味のあっさりとしたスープで煮込みます。こんにゃくや椎茸などの具材も使い、すりおろし生姜や青ネギをトッピングします。

■ラフテー
皮付きの三枚肉を煮込んだ、沖縄風の豚の角煮です。泡盛やしょうゆ、黒糖を使って甘辛く味つけしてあり、ほろほろと崩れる食感が魅力の一品。

■ソーキ
骨付きのあばら肉のことで、骨まで食べられるほどやわらかくなるまで長時間煮込んで食べます。これを具材にしたそばが「ソーキそば」です。ソーキそばと混同されやすい「沖縄そば」は、ソーキではなく三枚肉が具材として使われています。

■ジューシー
豚バラ肉を使った沖縄風の炊き込みごはんで、ひじきやにんじんなどの具材も加えます。沖縄の食堂では、ジューシーと沖縄そばのセットが定番の組み合わせだそうですよ。

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