最終更新日

そうめんの薬味を定番から変わり種をご紹介!薬味の役割についても解説

そうめんの薬味を定番から変わり種をご紹介!薬味の役割についても解説

「そうめん」を食べるときに欠かせない「薬味」。ネギや生姜、みょうがなどおうちでいつも使っている薬味があるかもしれませんが、毎回同じだと飽きてしまうこともありますよね。そこで今回は、そうめんの薬味の定番から変わり種までご紹介します!薬味の役割についても解説しているので、チェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 【定番】そうめんの薬味
  • そうめんの薬味の種類【変わり種】
  • 【つゆ別】相性のよい薬味
  • そもそもそうめんにおける薬味の役割とは?
  • そうめんのおすすめレシピをご紹介!
  • 薬味を使ってそうめんをアレンジしてみよう!

【定番】そうめんの薬味

まずは、そうめんに使われる定番の薬味について、種類や特徴を確認してみましょう。

役割 ポイント
ねぎ 辛味、彩り

・辛味を楽しみたいときは白ねぎ
・香りや彩りを楽しみたいときは青ねぎ
・気分や好みで変えられる

しょうが 辛味と清涼感

・すりおろしや千切りで楽しめる
・繊維に沿って切るとシャキッとした食感に

みょうが 食感と清涼感

・小口切りや千切りにするのがおすすめ
・小口切りは繊維を断つように
・千切りは繊維に沿って切る

大葉 爽やかな風味

・大葉は千切りに
・水の中で軽くほぐし、しっかりと水気を切る

大根おろし 辛味と風味

・大根はすりおろすのがおすすめ
・先端の部分は水分量が少なく、辛味が強め
・葉元の部分は水分量が多く甘みがある
・真ん中の部分はバランスがよく、
辛味と甘味の両方を楽しめる

ごま 風味とコク

・すりごまは香ばしさが増す
・いりごまはプチプチとした食感がアクセントに

のり 風味

・刻みのりやもみのりなどお好みで

わさび 辛味と清涼感

・機会があれば生わさびを
すりおろして楽しむのもおすすめ

どれもそうめんに豊かな風味をプラスしてくれる薬味です。清涼感や爽やかな風味を楽しめるものが多く、冷たいそうめんとの相性も抜群で暑い夏にぴったりですね!ポイントを押さえることで風味が増すので、ぜひ試してみてください。

💡ワンポイント豆知識
特有の風味があるミョウガは生姜の仲間。そうめんの薬味に欠かせないという人も多いのではないでしょうか。私たちが食べているのはつぼみの部分で、地下茎から直接出る花穂を摘み取るので「花ミョウガ」とも呼ばれているんですよ。

そうめんの薬味の種類【変わり種】

そうめんの定番の薬味は間違いないおいしさですが、変わり種の薬味を使って新しい味わいを楽しんでみるのはいかがでしょうか。以下で、そうめんの変わり種の薬味をご紹介します。

役割 ポイント
セロリ 風味、食感

・刻んで水に浸けるとシャキシャキ食感に

パクチー 風味

・葉を細かく刻んで薬味に

たまねぎ 辛味、風味

・みじん切りや薄切りなどお好みで

にんにく 風味とコク

・すりおろすか細かく刻む

削り節 風味、旨み

・鰹節は削り方で風味が変わる
・風味を堪能したいなら粉末タイプを

唐辛子・七味 辛味と風味

・辛味だけほしい方は一味唐辛子を
・風味をアップしたいなら七味唐辛子を

ゆず 爽やかな風味

・皮をすりおろすか細かく刻む
・果汁をつゆに入れるのも◯

かぼす 爽やかな風味 ・くし切りにして添え、果汁を絞るのがおすすめ

セロリ

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】洋風(トマトベース)
【具材】玉ねぎ、ニンニク、エビ、トマト

特有の強い香りが魅力のセロリは、そうめんにもよく合います。セロリは、刻んで薬味として使ってもおいしいですが、具材として使うのもおすすめです。トマトや魚介類などと一緒に洋風アレンジも楽しんでみてくださいね。

⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
薬味としてセロリを使う場合は、刻んで水に浸けておくとシャキシャキとした歯ざわりを楽しめますよ。ただし、長く浸けると風味が失われてしまうので、短時間さらす程度にしましょう。

パクチー

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】エスニック風(ナンプラーベース)
【具材】玉ねぎ、ニンニク、エビ、トマト、豚肉、鶏肉、レモン

英語では「コリアンダー」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」と呼ばれるパクチー。特有の風味があり、そうめんの薬味にすると一気にエスニックな味わいに仕上がります。めんつゆをナンプラーやレモン汁を使ってエスニック風にするのがおすすめです。茎や根の部分は葉よりも香りが強いので、薬味ではなく具材として使うのがおすすめです。

玉ねぎ

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】基本なんでも合う
【具材】ほとんどの食材と相性がよいのでお好みの組み合わせで

辛みと甘みがおいしい玉ねぎも、そうめんの薬味としてお試しいただきたい食材です。かつおだしとも相性がよく、つゆが奥深い味わいになります。みじん切りや薄切りにして使ってみましょう。繊維を断つように薄切りにし、水にさらすと辛味が抑えられますよ。

にんにく

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】基本なんでも合う
【具材】玉ねぎと同じくほとんどの食材と合わせやすい

にんにくをすりおろしたり細かく刻んで、そうめんの薬味にするのもおすすめです。特有の強い香りが食欲をそそり、箸がどんどん進むおいしさに!和風、洋風、中華、エスニックなど、さまざまなアレンジそうめんに合う万能な薬味です。

削り節

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】めんつゆ、エスニック風、韓国風
【具材】玉ねぎ、トマト、大根おろし、魚介類

削り節を薬味にすると、つゆの旨味がぐっと増します。一般的にはかつおの削り節がよく使われますが、ほかにもまぐろやサバ、いわしなどから作られた削り節があります。削り方にも種類があり、花かつおのような薄削りから厚削り、薄削りをさらに細かくした砕片、粉末タイプなどさまざまです。魚の種類や削り方によって味わいが異なるので、ぜひお試しくださいね。

唐辛子・七味

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】唐辛子は基本なんでも合う
(七味はめんつゆ、ごまだれが合う)
【具材】魚介類、肉類

唐辛子を薬味にすることでこの辛味がアクセントとなり、そうめんのおいしさが引き立ちますよ。また、唐辛子を中心として、ごまや山椒、しそなどの7種の食材から作られる七味唐辛子もそうめんにぴったり!少し加えるだけで風味豊かになり、シンプルなそうめんが奥行のある味わいに仕上がります。

ゆず

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】めんつゆ、ごまだれ、中華風 【具材】魚介類、肉類、大根おろし

上品でさわやかな香りをプラスしてくれるゆずは、和食で頻繁に使われる薬味の一つです。そうめんの薬味にする場合は、皮をすりおろしたり、細かく刻んで使ってみましょう。ゆずの香りがふわっと香り、ワンランクアップした味わいを楽しめます。また、ゆずの風味をもっと堪能したいという方は、ゆずの果汁を絞ってつゆに加えるのもおすすめです。

かぼす

👍️おすすめの組み合わせ
【つゆ】めんつゆ、ごまだれ、エスニック風 【具材】魚介類、肉類、大根おろし

ゆずと同じく和柑橘であるかぼす。ゆずよりサイズが大きいのが特徴で、フルーティーな香りと酸味があり、そうめんとも相性抜群です!くし形に切ってそうめんに添え、食べている途中で果汁を絞って味に変化をつけるのがおすすめですよ。

【つゆ別】相性のよい薬味

変わり種薬味の解説でおすすめのつゆもご紹介しましたが、ここではつゆの味わい別に合う薬味を表にしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

つゆの種類 合う薬味
めんつゆ

今回紹介した薬味すべて合う

ごまだれ

ねぎ、生姜、ミョウガ、のり、わさび、セロリ、パクチー、たまねぎ、にんにく、唐辛子、七味、ゆず(皮)

洋風
(トマトベース)

生姜、セロリ、パクチー、たまねぎ、にんにく、唐辛子

中華風
(鶏ガラベース)

ねぎ、生姜、大葉、大根おろし、白ごま、のり、セロリ、パクチー、たまねぎ、にんにく、削り節、唐辛子・七味、ゆず、かぼす

韓国風
(辛い系)

ねぎ、生姜、白ごま、のり、たまねぎ、にんにく、削り節、唐辛子

エスニック風

ねぎ、生姜、ミョウガ、大葉、大根おろし、白ごま、セロリ、パクチー、たまねぎ、にんにく、削り節、唐辛子、かぼす

相性のよいつゆと薬味をご紹介していますが、もちろん組み合わせは自由です!韓国風のコチュジャンを使った辛味のあるつゆにゆずの皮を入れたり、今までやったことのない組み合わせで楽しんでみてくださいね。

そもそもそうめんにおける薬味の役割とは?

そうめんに欠かせないさまざまな薬味の特徴をご紹介しましたが、ここではそもそも薬味とはなんなのか、どういう役割があるのかをチェックしてみましょう。

薬味とは

薬味とは、香りまたは味の強い野菜や果物などの総称で、わさびや生姜、ネギといった香辛料や香味野菜などがそれにあたります。料理に少量添えるだけで、香りや辛味、酸味といった特有の風味が加わり、味に奥行が出る食材です。

そうめんだけでなく、日々の料理に取り入れることで、その料理の風味がぐっと上がります。また、ねぎ、大葉、みょうがなどを彩りのアクセントとしても活躍します。

もともとは医学用語として使われていた

「薬の味」という名前からもわかるように、薬味はもともと医学用語として使われていたのだそうです。古来から中国では、生薬は酸味、苦味、甘み、辛味、塩味、これら五味のうち1つか2つ以上の性質を持っていて、それぞれに薬効があると信じられてきました。

香りや味の強い生姜などは漢方の補助薬として少量加えられていた食材で「加薬味」などと呼ばれていたため、そこから料理に添えられる風味の強い食材が「薬味」と呼ばれるようになったと言われています。

💡ワンポイント豆知識
ちなみに日本では、平安時代ころから汁物にはゆずが、江戸時代ころからうどんには大根やこしょうが薬味として使われていたそうです。

こちらもおすすめ
薬味の種類と効能|香りと味を引き立てる切り方も紹介
お寿司にはわさび、そうめんにはネギなど、さまざまな料理の味を引き立てるために欠かせない「薬味」。「薬味」は料理の味や見た目を引き立てるだけでなく、昔から健康維持のためにも取り入れられてきました。今回は、一般的な薬味の種類と効能や特徴、さらにおすすめレシピなどをご紹介します。
薬味の種類と効能|香りと味を引き立てる切り方も紹介
2025.8.27 最終更新

そうめんのおすすめレシピをご紹介!

さてここからは、そうめんのおすすめレシピをご紹介します。食べごたえのある肉味噌そうめんから、レモンや大葉を使ったさっぱりとした味わいのそうめんまで、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

さっぱり塩そうめん

そうめんといえば、しょうゆベースのつゆで食べるのが主流ですが、こちらの塩味のつゆもぜひ試してみてください。さっぱりとした味わいにニンニクの風味が効いていて、箸がどんどん進むおいしさですよ。

やみつき ナス肉味噌そうめん

やみつきになるおいしさの、ナス肉味噌そうめんをご紹介します。ほんのりと辛味が効いたコクのある肉味噌が絶品!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

レモン香る ツナと大葉のさっぱりそうめん

さっぱりと食べられる、ツナと大葉のそうめんを作ってみましょう。旨味たっぷりのツナを具材にするだけでも十分おいしいですが、レモンや大葉をトッピングすることでさわやかな香りが加わり、食欲をそそる一品に!暑い日にもおすすめのレシピです。

薬味たっぷり梅そうめん

薬味たっぷり!クセになるおいしさの梅そうめんはいかがでしょうか。ミョウガや生姜、長ねぎ、大葉といった薬味をたっぷり使った風味豊かな味わいと、梅の酸味が好相性!このレシピでは梅干しを叩いてペースト状にしましたが、梅肉のチューブを使うとより簡単にお作りいただけます。

やみつき ねぎみそダレ無限そうめん

パパッと作れる、ねぎみそダレ無限そうめんのご紹介です。ねぎの風味とラー油の辛味を効かせたコクのある味噌ダレが麺に絡み、箸が止まらないおいしさ!短時間で簡単に作れるので、忙しい日にもおすすめのレシピです。

薬味を使ってそうめんをアレンジしてみよう!

今回は、そうめんの定番や変わり種の薬味をご紹介しました。薬味で香りや辛味などをつけることで、いつものそうめんがぐっと風味豊かな一品になりますよ!記事の後半でご紹介したレシピも参考に、薬味を活用して、おうちでそうめんのアレンジを楽しんでみてくださいね。

こちらもおすすめ
そうめん茹で方の新常識!時間が経ってもくっつかない裏技茹で方
「そうめん」は茹でないが正解!?夏に大活躍するそうめんは、時間が経つとくっついて食べづらくなるのが難点ですよね。ところが、茹で方を工夫すればこの悩みを解消できるんです!今回は、メディアでも話題の「そうめんの茹でない茹で方」をご紹介します。夏にぴったりのおすすめレシピも合わせてチェックしてみてくださいね。
そうめん茹で方の新常識!時間が経ってもくっつかない裏技茹で方
2025.6.30 最終更新

人気のカテゴリ