2020.8.3

薬味の種類|それぞれの効能や特徴

そもそも薬味とは?

薬味とは、料理に少量添える香味野菜や香辛料のことです。少量でも料理全体に独特の香りや酸味、辛味が加わり、より深い味わいに仕上がります。

実は、薬味の働きはこれだけではありません。薬膳的な意味合いを持つ食材を多く使うことで、読んで字のごとく、まるで「薬」のようなさまざまな効能をもたらしてくれるのです。

そこで今回は、代表的な薬味の種類やその効能をご紹介します。知識が深まればいつもの料理がもっと楽しくなりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

薬味の種類と効能をご紹介

和風の料理にはもちろん、中華料理や西洋料理、韓国料理など世界各地の料理に用いられている「薬味」。

日本の場合は、味の変化を楽しむためだけでなく、料理の見た目を美しく仕上げるために添えられることもあります。

薬味の種類は数限りなくありますが、ここでは日本で日常的に使われている薬味とその効能をご紹介します。

・ねぎ

ねぎ特有の強い香りは、「硫化アリル」という成分によるものです。肉や魚などのくさみを取り除く他、殺菌作用、疲労回復、血流促進、免疫力向上などに効果があります。

ちなみに硫化アリルは揮発しやすく、切った断面から蒸発してしまいます。成分を余すことなく摂りたい場合は、食べる直前に調理するようにしましょう。

・三つ葉

三つ葉の上品で爽やかな香りには、「クリプトテーネン」という成分が含まれています。食欲を増進させ消化を促したり、気持ちをリラックスさせイライラを解消する効果があります。

・生姜

生姜に含まれる香り成分「シネオール」の主な働きは、食欲増進効果です。食欲がなくなりやすい夏場にぴったりの薬味で、さっぱりとした冷や奴やそうめんなどに添えれば夏バテ解消効果も期待できます。

さらに、辛み成分ショウガオールには強い殺菌作用も含まれており、おすしに欠かせないガリにも活用されています。

・ミョウガ

ミョウガの独特な香りは「アルファピネン」という精油成分によるもので、消化促進、血流改善や免疫力向上から眠気覚ましまで、多方面での効果を期待できます。

食欲増進作用もあるため、生姜同様、夏バテ予防にもおすすめです。

・わさび

わさびは、日本原産の香辛料です。わさびならではのツーンとした辛みの元は「アリルイソチオシアネート」という成分で、抗菌・抗虫作用や食欲増進、血栓予防、免疫力向上などに働きかけます。

特に抗菌作用の効果が強く、細菌や酵母、カビなどから食材を守ります。

・大葉

刺身などに添えられることも多い大葉。これは、大葉が持つ芳香成分「ぺリルアルデヒド」や「シアニジン」に強い防腐・殺菌効果が備わっているためです。

さらに、βカロテンやビタミン群、カルシウムにミネラル類など数多くの栄養素がバランス良く含まれおり、メインの料理に足りない栄養素を補うことも出来ます。

・ゆず

ビタミンCを多く含むゆずは、疲労回復、肌荒れに効果があります。

果汁よりも皮の方が栄養価が高いため、薬味に使う場合は皮をすりおろしたり、千切りにするのがおすすめですよ。

組み合わせを楽しむ!薬味を使ったおすすめレシピ

さまざまな料理との組み合わせを楽しむのも薬味の醍醐味!ここからは、薬味を使ったおすすめレシピをご紹介します。

・みょうが×大葉×冷や奴

みょうがと大葉をたっぷりのせれば、淡白な冷や奴もあっという間にごちそうに。夏バテ予防にも最適な一品です。

ゆず×ふろふき大根

ゆずは、ふろふき大根などの蒸し料理やお吸い物、湯豆腐など冬の和食にぴったりな薬味です。風味豊かなゆずの香りでより食欲をそそられますよ。

ミツバ×親子丼

ふわふわとろとろの親子丼には三つ葉の葉をのせましょう。鮮やかな緑色と上品で爽やかな香りが加わり、見た目はもちろん、全体の味わいもぎゅっと引き締まりますよ。

ワサビ×マグロの漬け丼

生魚には、強い殺菌効果を持つワサビが最適!ワサビの程よい辛さがアクセントにもなり、最後まで飽きが来ることもありません。食材の味を引き立てるだけでなく、その効果も納得の組み合わせですね。

色々な薬味を使い分けて楽しもう!

薬味は、先人たちの知恵がたくさん詰まった名脇役。メイン料理の鮮度や味を引き立てるだけでなく、私たちの体調まで整えてくれています。 上手に活かして、さまざまなアレンジをお楽しみくださいね。

また、クラシルでは、今回ご紹介したレシピ以外にも、さまざまな薬味を使ったレシピをご紹介しています。ぜひご家庭でも気楽に作ってみてくださいね。

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