最終更新日 2023.3.30

「水漬けパスタ」とは?水につけるメリットやおすすめレシピも

「水漬けパスタ」とは?水につけるメリットやおすすめレシピも

乾燥パスタを水につけることで、生パスタ風に仕上がると話題の「水漬けパスタ」をご存じですか?もちもちした食感になるだけでなく、ゆでる時間が短縮でき時短につながるなど、さまざまなメリットがあるんです!この記事では、水漬けパスタの特徴や作り方に加え、しらすの和風パスタやナスのナポリタンなど、絶品レシピをご紹介します。

  • 目次
  • 水漬けパスタとは?
  • もっちりとした食感が魅力
  • とっても簡単!水漬けパスタの作り方
  • ①容器の中に乾燥パスタと水を入れる
  • ②しっかりと浸水する
  • ③水を切ってから加熱する
  • さまざまなシーンで大活躍!水漬けパスタのメリットとは?
  • 時短になる

水漬けパスタとは?

水漬けパスタとは、乾燥パスタを数時間水につけてから、加熱する調理法のことです。水につけて水分を内側までしっかり浸透させることで、ゆでたり炒めたりする加熱調理の時間を大幅に短縮できます。

もっちりとした食感が魅力

さらに特徴的なのは、その味わいです。乾燥パスタをそのままゆでたときに比べて、水漬けパスタはもっちりとした食感に。まるでお店で食べる生パスタのようなおいしさが楽しめると注目を集めています。

水漬けパスタのもちもち食感の秘密は、パスタの水分量が大きく関係しています。乾燥パスタは製麺後に高温乾燥させて水分を飛ばしていますが、生パスタは乾燥させずに使うため水分が多く残り、もっちりとした食感になります。水漬けパスタも麺の中心までたっぷりと水分を含ませているので、生パスタと似たような食感が生まれるというわけです。

とっても簡単!水漬けパスタの作り方

水漬けパスタの魅力を知ったところで、具体的に水漬けパスタの作り方を見ていきましょう。

①容器の中に乾燥パスタと水を入れる

まず、パスタが入る容器を準備します。パスタの保存ケースや角型バットなど、長めのものがおすすめですが、ちょうどよいサイズのものがない場合はパスタを半分に折って入れても大丈夫です。乾燥パスタを容器に入れ、水をたっぷり注ぎます。水の量はパスタの3~4倍程度の量を目安にしてください。フタかラップをし、冷蔵庫で保存しましょう。

②しっかりと浸水する

パスタは早ゆでタイプのものを使うとやわらかくなりすぎてしまうので、早ゆでタイプではないものを使用してください。浸水時間は最低でも1時間以上とり、もともとのゆで時間の10倍を目安と考えましょう。例えば、1.4mmで6分のゆで時間なら60分、1.7mmで9分なら90分、1.9mmで12分なら120分浸水させます。ある程度まで水を吸うと吸水が止まるので、長く浸水させる分には問題ありません。1日程度漬けておくことも可能です。パスタがそうめんのように白っぽく膨らんでいれば、十分に浸水している目安となります。

③水を切ってから加熱する

浸水が終わったらザルにあけて水気を切り、4分程度加熱しましょう。パスタが浸るほどの少量の熱湯でゆでてからソースや具材と合わせるか、ゆでずにそのまま温めたソースに入れて加熱します。加熱すると、白っぽくなっていたパスタが透き通って見慣れた色に変わりますよ。 パスタの種類によってもゆで時間が変わるので、様子を見ながら加熱してくださいね。

さまざまなシーンで大活躍!水漬けパスタのメリットとは?

水につけておくだけで、おうちでも手軽に生パスタ風の味わいが楽しめる水漬けパスタですが、もちもち食感以外にも大きなメリットがあるんです。覚えておくといろいろな場面で役立ちますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

時短になる

水漬けパスタは水につける時間は長いものの、加熱時間が短いため時短になります。事前に水につけておくことで、さっと仕上げることができるので忙しいときにとっても便利。朝、冷蔵庫に水漬けパスタを入れておけば、帰りが遅くなる日の夕飯もさっと作ることができますよ。おもてなしのときなど、大量にパスタを作る場合にもおすすめです。

パスタが非常食になる

水や火力を節約できる水漬けパスタは、ライフラインが限られる災害時の調理法としても注目されています。警視庁のツイッターにも取り上げられているんですよ。加熱時間が1~2分程度でよいので、カセットコンロなどのガスを節約できますし、大量の水でゆでる必要がないので節水できるメリットも!電気が使えるなら電子レンジだけで調理することも可能です。もしものときに備えて、ご家庭で水漬けパスタを試しておくのもよいかもしれませんね。

簡単に作れる水漬けパスタの絶品レシピ

水漬けパスタの特徴や作り方がわかったところで、ここからは水漬けパスタの絶品レシピをご紹介します。事前に水につけておくだけで簡単に仕上げることができるレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

水戻しパスタで ツナコーンスパゲティ

フライパンひとつで作れるツナコーンスパゲティのレシピです。このレシピでは、水漬けに使った水をそのまま加熱し、最後に具材と炒めて仕上げました。ツナの旨味とコーンの甘味が相性抜群で、お子様から大人まで人気のメニューですよ。とても簡単にお作りいただけるので、ぜひ作ってみてくださいね。

水漬けパスタで ミートクリームパスタ

濃厚ソースがおいしいミートクリームパスタはいかがでしょうか?市販のレトルトソースを使ったお手軽レシピですが、牛乳と粉チーズを加えることでクリーミーな味わいになり、もちもちのパスタと好相性!食べすすめる手が止まらなくなるおいしさですよ。レトルトのミートソースやコーンの水煮など、ご家庭にあるものでぱぱっと作れるところも魅力です。ぜひ、お試しくださいね。

たっぷりしらすの和風水漬けパスタ

しらすをたっぷりと使った和風水漬けパスタのご紹介です。ポン酢風味のあっさりとした味わいなので、水漬けパスタ特有のもっちりとした食感をストレートにお楽しみいただけます。しらすの塩気に白ごまや柚子こしょうの香りがアクセントになって、食欲をそそる味わいです。洋風パスタとは違ったパスタを食べてみたいときなどに、ぜひ召し上がってみてくださいね。

水漬けパスタで ワンパンなすのナポリタン

みんな大好き定番のナポリタンのレシピをご紹介します。水につけることで生パスタのようなもちもち食感になったパスタに甘酸っぱいケチャップベースのソースがよく合い、やみつき必至のおいしさです。旨味たっぷりのベーコンやくたっとなるまで炒めたナス、玉ねぎなどの具材も入って、食べごたえも抜群!パスタを事前に浸水させておくだけで簡単に仕上げられるので、忙しい日の夕食にもおすすめですよ。

水漬けパスタで作る きくらげの塩焼きそば

水漬けパスタを中華風にアレンジ!きくらげと豚バラ肉を使った塩焼きそばを作ってみましょう。水につけたパスタは、水分をしっかり含んでもちもちの中華麺のような食感に。中華麺がなくても、手軽に焼きそばが作れますよ!豚バラ肉のジューシーな旨味と、シャキシャキの長ねぎ、こりこりと歯ごたえ抜群のきくらげの食感の違いも楽しめる一品です。もちもちとした麺のおいしさを、ぜひ味わってみてくださいね。

たらこバター醤油の水漬けパスタ

たらこバター醤油の水漬けパスタはいかがですか。水漬けパスタは、スパゲティを水に3時間程漬けたあとに数分加熱すると、まるで生麺のような食感に仕上がります。旨味のあるたらこがモチモチとしたスパゲティによく絡み、おいしいですよ。ぜひお試しくださいね。

もっちり食感がたまらない!水漬けパスタで時短料理を作ろう

いかがでしたか?水漬けパスタの特徴や作り方に加え、水漬けパスタで手軽に作れる絶品レシピをご紹介しました。水漬けパスタは、簡単に生パスタ風の味わいをご家庭で楽しめるうえに、時短や節約にもなるとても便利な調理方法です。今回ご紹介したレシピを参考にしていただき、いつもとはひと味違うもちもちのパスタを楽しんでみませんか?

クラシルではさまざまなパスタのレシピをご紹介しています。そちらもぜひ、参考にしてみてくださいね。

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