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2025年の春の土用はいつ?春の土用に食べたい食べ物と過ごし方を解説

2025年の春の土用はいつ?春の土用に食べたい食べ物と過ごし方を解説

今年2025年の春の土用期間は4月17日(木)〜5月4日(日)。そして「戌の日」は4月26日(土)です。今回は春の土用にした方がよいことや食べたほうがよいものなどをご紹介します。また、春の土用期間中の過ごし方と間日も解説!縁起がよいとされる食材を使ったレシピも必見ですよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 2025年の春の土用はいつ?
  • 夏は「丑の日」春は「戌の日」?
  • 春の土用に食べたほうがよいもの
  • 土用の考え方
  • 春の土用の過ごし方と間日
  • 春の土用に食べておきたいおすすめのレシピ
  • 無理せず過ごして気持ちよく初夏を迎えよう!

2025年の春の土用はいつ?

土用といえば、夏のイメージがある方がほとんどかもしれませんが、実は春夏秋冬それぞれの季節に存在します。この土用というのは簡単にいうと、立春・立夏・立秋・立冬までの約18日間のことを指すのです。2025年は立夏が5月5日(月)なので、

今年の春の土用は 4月17日(木)〜5月4日(日)まで


となります。

夏は「丑の日」春は「戌の日」?

夏の土用はうなぎを食べる日としても有名な「土用丑の日」が重要な日とされていますよね。それと同じように春の土用にも重要な日があります。それが「戌の日(いぬのひ)」です。

2025年春の土用の戌の日は 4月23日(水)


となります。

💡ワンポイント豆知識
ちなみに「戌の日」は、たくさんの子どもを短時間で産む犬にあやかって「安産祈願の日」とされています。だいたい妊娠5カ月が経過して最初にくる戌の日にお参りをする風習が現在も残っており「戌の日参り」と呼ばれているんですよ。

春の土用に食べたほうがよいもの

先程から触れていますが、夏の土用にはうなぎを食べる風習がありますよね?これは夏の土用に「う」のつく食べ物や黒い食べ物を食べるとよいとされているためです。それでは、春の土用期間中にはどのような食べ物をたべるのがよいのでしょうか。以下で確認してみましょう。

食材
「い」のつく
食べ物    

いか、いくら、いわし、いちご、イタドリ、芋(さつまいも、じゃがいもなど)、インゲン豆、いなり寿司

白い食べ物

うどん、白米、餅、大根、しらす、豆腐など

春の土用は「い」のつく食べ物白い食べ物を食べると縁起がよいとされています。

土用の考え方

さて、春の土用で食べたほうがよいものをご紹介しましたが、なぜ「白い食べ物がよい」といわれているのでしょうか。これには、土用の考え方が関係しています。まず土用とはそもそもどういうものなのかを確認しておきましょう。

そもそも土用とは?

そもそも土用というのは、中国に古くから伝わる「五行説」と「陰陽説」からなる「陰陽五行説」が由来です。これは、この世に存在するもののすべては「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」と呼ばれる5つの要素が混ざり合い、作用し合いながら成り立っているという考え方で、四季にもこの5つの要素を当てはめたのです。

・春=
・夏=
・秋=
・冬=

そして、余った「土」を季節の変わり目(立春、立夏、立秋、立冬の直前までの18日間)に当てられ、その期間を「土用」としました。

五行説の考え方によると、春はさまざまな植物が成長する季節ということから「木」の要素が強くなります。

なぜ「白い食べ物」がよいとされているの?

五行説ではそれぞれの季節に色も割り当てられています。それに加えて、土用には干支も関わってきます。現在は年ごとで使われることがほとんどですが、昔は年だけでなく、日や時間、方向なども十二支などで表していました。土用に関わる要素を以下表にまとめたので、見てみましょう。

季節 要素 干支

戌、丑、未、辰は五行の「土」に割り当てられています。

こうしてみると、春は「青」だから青い食べ物を食べるべきなのでは?と思いますよね。ですが、これには陰陽五行説の考え方が関わっています。

先程、春は「木」の要素が強くなるとお伝えしましたが、この要素が強くなりすぎると対極にある「金」の要素が弱まってしまい、バランスが崩れてしまうと考えられていました。

このバランスを取るために対極の要素を取り入れて、体内を含めるすべてのバランスを調整しようということから、春の土用には対極の秋の色である「白い食べ物を食べると縁起がよい」と言われるようになったのだそうです。

春の土用の過ごし方と間日

土用期間中は、やらないほうがよいとされていることがいくつかあります。その代表的なものが「土」に関わることです。畑を耕す、ガーデニングをするなどは避けたほうがよいとされています。また、地鎮祭なども同様で、土を動かす作業はしないほうがよいと言われているのです。

ただ、土用期間中には「間日(まび)」と呼ばれる日が存在します。その間日は土を動かしてもよい日とされているので、ガーデニングなどはその日に行うとよいでしょう。

2025年 春の土用【間日】
4月

18日(金)、19日(土)、22日(火)、30日(水)

5月

1日(木)、4日(日)

各季節の土用期間中の間日については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

▶間日についてはこちらの記事でチェック!

☝️ワンポイントアドバイス
土用期間中には新しいことを始めるのも避けたほうがよいといわれています。春に限らず、土用期間は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。とくに春は気温の寒暖差が激しい時期で、心身ともに負担がかかります。そのため、新しいことを始めるのは土用期間が終わってからにして、土用期間中はゆっくりと無理せず過ごすのがおすすめですよ。

春の土用に食べておきたいおすすめのレシピ

最後に、春の土用に食べておきたいレシピをご紹介します。白い食べ物や「い」のつく食材を使ったレシピをピックアップしました!ぜひ参考にしてみてくださいね。

しらすの梅いなり

白い食材「しらす」を使った「い」のつく食べ物「いなり寿司」のレシピです。酢飯に叩いた梅としらすを混ぜ込んで、さっぱりとした味わいに仕上げました。甘いお揚げとの相性も抜群です!

ポテトグラタン

「芋」と「豆腐」を使って、ポテトグラタンを作ってみましょう。ホワイトソースは牛乳を使わず絹ごし豆腐で作るので、あっさりとした味わいに仕上がっています。具材がじゃがいもとブロッコリーなので、しっかりと食べ応えもありますよ!

イカと大根の煮物

使う具材は「イカ」と「大根」のみ!旨みたっぷりの定番煮物のご紹介です。味つけに使う調味料もおうちによくあるものだけなので、覚えておくと重宝しますよ!ごはんにもお酒にもよく合うので、ぜひ作ってみてくださいね。

旨みたっぷり つみれのみぞれ煮

「イワシ」のつみれを「大根おろし」を加えてみぞれ煮にしました。使う調味料はめんつゆだけですが、イワシの旨みのおかげでぐっとおいしく仕上がります。イワシのつみれは市販品を使えば、より手軽に作れますよ!

梅香る おつまみイクラおろし

「イクラ」と「大根」を組み合わせたイクラおろしは、ぜひレパートリーに加えていただきたい一品です。白だしと薄口しょうゆ、梅肉を混ぜ合わせたタレを仕上げにかけているので、ふわっと梅が香ります。日本酒との相性抜群の絶品おつまみです。

切り餅を簡単アレンジ いちご大福

「餅」と「いちご」があれば、春のおやつにぴったりないちご大福も簡単に作れますよ!切り餅は水と砂糖を加えて電子レンジで加熱すると、とろとろにやわらかくなります。切り餅が余ったときにもおすすめなので、やけどに気をつけてぜひ作ってみてくださいね。

無理せず過ごして気持ちよく初夏を迎えよう!

今回は春の土用がいつなのか、また春の土用に食べると縁起のよいものなどご紹介しました。土用期間はお伝えしたように季節の変わり目で、体調も崩しやすい時期です。おいしいものを食べて、しっかり休んで、気持ちよく初夏を迎えましょう!

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2025.5.3 最終更新

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