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きんかんとは?特徴や旬の時期、食べ方のポイントを解説

きんかんとは?特徴や旬の時期、食べ方のポイントを解説

ミカン科キンカン属の果実「きんかん」は、皮ごと食べられるのが特徴の柑橘です。小粒ながら香りがよく、皮のほろ苦さと果肉の甘酸っぱさを一緒に楽しめます。この記事では、きんかんの特徴や旬の時期、食べ方のポイントをわかりやすく解説します。後半ではおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • 「きんかん」とは
  • 旬の時期と主な産地
  • 生で食べやすい「完熟きんかん」もある
  • きんかんの栄養
  • みかんやオレンジとの違い
  • きんかんの皮と種はどこまで食べられる?
  • きんかんのおすすめアレンジ
  • 甘酸っぱさがたまらない!きんかんを使ったおすすめレシピ
  • きんかんのおいしさを堪能しよう!

「きんかん」とは

きんかんは、ミカン科キンカン属の果実で、皮ごと食べられるのが特徴です。まずは、きんかんの基本情報を一覧で確認してみましょう。

きんかんの基本情報
属性

ミカン科/キンカン属

大きさ

直径2〜3cmほど(目安)

重さ

1個あたり約18.8g(目安)

橙色〜濃い橙色(熟すほど色づきがよくなる傾向)

香り

柑橘らしい爽やかな香り(皮の香りも楽しめる)

味わい・食感

皮のほろ苦さ+果肉の甘酸っぱさが特徴

1〜3月頃(2月頃が最盛期の目安)

原産

中国(長江流域とされる)

日本での主な産地

宮崎・鹿児島など(宮崎の取扱量が多い年も)

ここからは、もう少し詳しく解説します。

旬の時期と主な産地

きんかんは冬〜早春に出回り、11月頃から3月頃までが旬、なかでも2月頃が出荷の最盛期とされています。

産地は温暖な地域が中心で、宮崎・鹿児島などが代表的です。

生で食べやすい「完熟きんかん」もある

きんかんはそのまま食べられますが、なかには生食向けに選果基準を設けた完熟タイプもあります。

たとえば宮崎では、糖度16度以上・直径28mm以上などの基準を満たした完熟きんかんを「たまたま」として出荷しています。

きんかんの栄養

きんかんは、さわやかな香りと甘酸っぱさが魅力の果物です。ここでは、可食部100gあたりの栄養の目安をまとめました。

■きんかん

  • エネルギー…67kcal
  • たんぱく質…0.5g
  • 脂質…0.7g
  • 炭水化物…17.5g
  • 食物繊維…4.6g
  • ビタミンC…49mg

金柑は皮ごと食べられるのが特徴ですが、栄養成分は品種や熟し具合、サイズなどでも変わります。まずは目安として参考にしてみてくださいね。

※『日本食品標準成分表(八訂)増補2023年』

みかんやオレンジとの違い

きんかんは、見た目がみかんに似ていますが、分類や食べ方などに違いがあります。まずは特徴を一覧で比べてみましょう。

きんかん みかん オレンジ
分類

ミカン科 キンカン属

ミカン科 ミカン属(カンキツ属)

ミカン科 カンキツ属

食べ方

皮ごと食べることが多い

基本は皮をむいて食べる

基本は皮をむいて食べる

味の特徴

皮のほろ苦さ、果肉の甘酸っぱさ

甘みが中心で酸味はやさしめのことが多い

甘みがしっかり、酸味は品種で幅がある

サイズ

小粒(ひと口サイズ)

中くらい

大きめ

きんかんは同じミカン科の果実でも、みかんやオレンジとは分類が異なり、キンカン属に分類されます。一方、みかんやオレンジは、一般にカンキツ属(ミカン属)に分類されるため、見た目が似ていても「別の仲間」といえるでしょう。

味わいの面でも、きんかんは果肉だけでなく皮の風味も一緒に味わうため、甘みや酸味に加えて、ほろ苦さや爽やかな香りも感じやすいのが特徴です。みかんやオレンジは、皮をむいて果肉を食べるのが一般的で、果肉の甘みや酸味をダイレクトに楽しめます。

また、食べ方にも違いがあります。きんかんは皮が比較的やわらかく、皮ごと食べることで香りや風味をより楽しめるのが特徴。みかんやオレンジは、基本的に皮をむいて果肉を食べることが多いので、食べるときの感覚も少し違います。

きんかんの皮と種はどこまで食べられる?

きんかんは、皮ごとパクッと食べられる柑橘です。とはいえ、種が入っていることもあるので「皮や種はどうしたらいいんだろう?」と迷う方も多いですよね。ここでは食べる際の目安をまとめてご紹介します。

皮ごと食べるときのポイント

食べる前はやさしく洗い、ヘタを取ってから丸ごといただくと食べやすいです。

種が気になる場合は、横半分に切って爪楊枝などで取り除いてから食べるのもおすすめですよ。

種が気になるときは「加工」も

きんかんはそのまま食べるのはもちろん、加工してもおいしいフルーツです。

甘露煮やジャムなどに加工すると、種の食感が気になりにくく、きんかんの香りも楽しめる一品になりますよ。

きんかんのおすすめアレンジ

きんかんはそのまま食べるだけでなく、ひと手間かけると香りや甘酸っぱさがぐっと引き立ちます。ここでは、甘く煮たり漬けたり、料理のアクセントにしたりと、きんかんをより楽しめるアレンジをご紹介します。

甘露煮・ジャム

きんかんは酸味が強いため、甘露煮やジャムのように砂糖やはちみつで甘く味つけしても味がぼやけず、コク深い味わいに仕上がります。

皮ごと調理できますが苦みや渋みが出やすいので、アクを取り除きながら煮込むのがおいしく作るコツです。

料理のアクセント

薄くスライスして、肉料理や魚料理、サラダなど、いつものメニューに散らすと味や香りのアクセントになります。

見た目も華やかに仕上がるので、おもてなしやパーティーメニューにもおすすめです。

甘酸っぱさがたまらない!きんかんを使ったおすすめレシピ

きんかんの楽しみ方がわかったところで、ここからはきんかんを使ったおすすめレシピをご紹介します。簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

金柑の甘露煮

つややかな見た目が魅力的なきんかんの甘露煮です。きれいに仕上げるポイントは、きんかんに穴をあけてからゆでること!このひと手間で、皮が破けにくくなります。また、仕上げに少量のしょうゆを加えることでグッとコクが増しますよ。炭酸水やお湯で割って、ドリンクとしても楽しめるので、ぜひお試しくださいね。

ふわふわ白パンで金柑サンド

きんかんの甘露煮をスイーツサンドにアレンジ!きんかんの甘露煮とチーズクリームをふわふわの白パンにサンドして、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。とろっと甘い甘露煮に、コクのある濃厚なチーズクリームがマッチして、たまらないおいしさですよ。

簡単手作り 金柑ジャム

材料はなんと、きんかんとグラニュー糖、レモン汁の3つだけ!手軽に作れるきんかんジャムはいかがですか?作り方はとても簡単で、下ごしらえしたきんかんとグラニュー糖、レモン汁をとろみがつくまでじっくり煮詰めるだけ!パンやスコーン、ヨーグルトのお供にぴったりです。

簡単 金柑の蜂蜜漬け

薄切りにしたきんかんをはちみつに漬け込むだけの簡単レシピですが、味は絶品!一口食べればきんかんの豊かな風味と程よい酸味が口いっぱいに広がり、やみつきになりますよ。そのままいただくのはもちろん、お湯で割ってレモネード風にしたり、ヨーグルトにかけていただくと、アレンジも広がります。

一口サイズの金柑ジェット

きんかんジェットのご紹介です。本来はオレンジで作るオランジェットですが、こちらのレシピではきんかんを使ってアレンジしました。甘酸っぱいきんかんにミルクチョコレートの甘みがよく合い、後引くおいしさですよ。一口サイズで見た目もかわいらしい一品です。きんかんをいつもと違う食べ方で楽しみたいときにもおすすめです。

豚こま肉の爽やか金柑サラダ

華やかな見た目に思わず目を奪われる、おかずサラダのレシピです。甘辛く味つけしたお肉がたっぷり入ってボリューム満点ですが、きんかんのフルーティーな味わいがアクセントになり、最後までさっぱりおいしくお召し上がりいただけます。お好みの葉野菜やお肉で作ってもおいしいので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

金柑と牛こま切れ肉のオイスター炒め

きんかんと牛こま切れ肉の炒めもののご紹介です。甘酸っぱいきんかんと牛こま切れ肉をオイスターソースをベースとした味つけでこってりと仕上げました。こってり濃厚な味わいにきんかんの風味がほどよく香りおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。

金柑とホタテのカルパッチョ

きんかんとホタテのカルパッチョのご紹介です。生のまま、そのまま食べてもおいしいきんかんを、ホタテの刺身と共にカルパッチョに仕上げました。きんかんの風味と酸味が甘いホタテの刺し身ととてもよく合います。簡単にお作りいただけますのでぜひお試しください。

きんかんのおいしさを堪能しよう!

1月下旬~3月上旬、寒さも深まる冬の季節に旬を迎える「きんかん」。皮のほろ苦さと果肉の甘酸っぱさが絶妙にバランスのよい果物です。そのままいただくのはもちろん、ひと手間加えて甘露煮やはちみつ漬け、サラダなどにアレンジしてもおいしくいただけることがわかりましたよね。

きんかんを見つけたらぜひ手に取って、今回ご紹介したアレンジレシピをお試しくださいね。

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