オニオンスライスやポテトサラダなどの定番料理には、生の玉ねぎが使われていますよね。火を通すと甘い玉ねぎですが、生のままだと辛みがあります。玉ねぎの辛味の取り方をご存じですか?
玉ねぎの辛みをとるには?切り方とさらし方にポイントがあった!おすすめおつまみレシピも

今回は生の玉ねぎをおいしく食べるために覚えておきたい「さらし方」と「切り方」を解説します。ほんのひと手間で、シャキシャキとした生の玉ねぎが楽しめますよ。簡単に作れる絶品レシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
その1 水にさらす
玉ねぎの辛味をとるなら、まずは水にさらすのが肝心です。さっそく詳しく見ていきましょう。
水にさらすわけ
玉ねぎの辛味は「硫化アリル」という成分です。揮発性があり玉ねぎを切ったときに目にしみる元でもあります。硫化アリルは水溶性なので、水にさらすと辛味を抜くことができるんですよ。
さっと短時間で
やり方は簡単!玉ねぎがかぶる程度の水に浸し、5分~10分程度水にさらします。長くさらしすぎると、玉ねぎの風味も抜けてしまうので気をつけてくださいね。玉ねぎの厚みがあると辛味が抜けにくいので、できるだけ薄く切るのがポイントです。
材料(2人前)
- 玉ねぎ・・・1個
- 水・・・適量
作り方
準備.玉ねぎは皮を剥いておきます。
1.縦半分に切ります。
2.根元を下にして置き、包丁の先を根元にVの字に入れて切り落とします。
3.平らな面を下にして置き、繊維に直角に端から薄く切ります。
4.ボウルに入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、5〜10分置きます。
5.ザルにあけ、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
その2 繊維を断ち切る
辛味をしっかり取りたいときは、切り方も大切です。いつもの切り方とは少しかえると、ぐっと食べやすくなりますよ。
繊維を断ち切る
ポイントは玉ねぎを切る向き。玉ねぎの薄切りには「繊維に沿って切る」「繊維を断ち切る」のふたつの方法があります。辛味を取るときにおすすめなのが「繊維を断ち切る」方法です。
ポイントは向き!
玉ねぎを加熱料理にするときは、玉ねぎの繊維に沿って切るのが一般的ですよね。これが「繊維に沿って切る」。「繊維を断ち切る」には普段とは玉ねぎの向きを変えます。芯があった部分を横にして繊維を断ち切るようにすると、断面から辛味成分が水に溶け出しやすく、しっかり辛味が取れますよ。
材料(2人前)
- 玉ねぎ・・・1個
作り方
準備.玉ねぎは皮を剥いておきます。
1.縦半分に切ります。
2.根元を下にして置き、包丁の先を根元にVの字になるように入れて、切り落とします。
3.平らな面を下にして置き、繊維に対して垂直に端から薄く切ります。
簡単おいしい!おすすめフレッシュ玉ねぎ料理
1.とろーりたまごでオニオンスライス
オニオンスライスは、シンプルな定番サラダですよね。いつものサラダをワンランク上にしてくれる、卵黄をからめて食べるアレンジはいかがでしょうか。シャキシャキ玉ねぎと、とろーりまろやかな卵黄が最高の組み合わせですよ。味つけはポン酢だけ!とっても簡単にお作りいただけます。2ステップで作れるので、もう一品欲しいときに便利なメニューです。
材料(2人前)
- 玉ねぎ・・・1/2個
- 水 (さらす用)・・・適量
- かつお節・・・2g
- 卵黄 (Mサイズ)・・・1個分
- ポン酢・・・大さじ1
作り方
1.玉ねぎは薄切りにし、5分程度水にさらし、水気を切ります。
2.器に盛りつけ、かつお節、卵黄をのせ、ポン酢をかけたらできあがりです。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。